最近ハリポタのSSを読みふけっていまして、妄想がどんどん生まれてしまうのですよ。
その衝動に負けてしまい、この短編へとなりました。
それでは、どうぞ。
Side.other
その学校は五名の人物によって創設されたと伝えられている。
『グリフィンドール』
シンボルは獅子。
そこには、勇猛果敢な者が集った。
『ハッフルパフ』
シンボルは穴熊。
そこには、心優しき者が集った。
『レイブンクロー』
シンボルは鷲。
そこには、叡智に優れた者が集った。
『スリザリン』
シンボルは蛇。
そこには、狡猾な者が集った。
創設者は、それぞれがそれぞれの名を冠した寮を設け、自身好みの生徒を招き、育てた。
しかし、ホグワーツに存在する寮は以上の4つだけ。
後一名の創設者は、自身の寮を持つことを由としなかったわけではなかった。
何故なら彼は、全ての寮の生徒を分け隔てなく、只管に平等に教え育てていたのだ。
【ゴドリック・グリフィンドール】、【ヘルガ・ハッフルパフ】、【ロウェナ・レイブンクロー】、【サラザール・スリザリン】。
寮を持つ四名の創設者は、偉大な魔法使いとして、歴史にその名を語られ続けた。
寮を持たなかった彼は、存在だけが語り継がれ、その名を知る者は誰一人としていなかった。
だがしかし、創設から約千年の時が経ち、彼は再び学園へと舞い戻った。
そう、教え導く教育者としてではなく、生徒として。
Side.end
Side.紫稀
私は、この世界で二度目の生を授かった。
そのことが特異なことは言うまでもない。
本来の私ならば、『一つの世界』では一度の生が原則だからだ。
それは、私が不死者であるからだ。
最高神の爺さんの依頼で、この世界に現れ、僅か百年足らずで寿命で死んだ時点で可笑しいとは思っていた。
更に、キティの分身体と結婚し、本来の世界での息子の【オウキ(桜輝)・マクダウェル・神儀】が生まれた時点で怪しくはあったんだがな。
そして、代を重ねて、1980年の4月3日に、同じ世界に再び生を受けた。
名前は変わらずとはいかず、【シキ・Z(ゼロザキ)・神儀】となった。
英国生まれなため、名前表記に間違いはない。
ちなみに、一月遅れの5月3日には従妹として、本来の世界の記憶を持つアリカの平行存在が生まれていた。
名前はやはりというべきか【アリカ・A(アナルキア)・神儀】である。
アリカが生まれた時点で許嫁になっていたのは、やっぱそうなるかと思ったわけだが。
さて、長々とした現状説明兼回想はここまで。
私とアリカは既に11歳。つまるところのホグワーツ入学規定年齢。
そして現在地は、キングズ・クロス駅の9と3/4番線に停車中のホグワーツ特急の中。
久しぶりの学生生活に心に期待を弾ませて、私は未来へと進んでいく。
Side.end
設定をば。
紫稀、アリカ共に所属寮は『グリフィンドール』
所構わず、二人は桃色空間を発生させることはありません。
何故ならきちんと分別を弁えていますから。
発生させるなら二人しかいないところで。
たまに、発生中にハリーたちが来て、彼らが砂糖を吐きたくなる場面に遭遇するのはままあったり。
4年次では、三大魔法学校対抗試合の選手としてではなく、異例の【パフォーマー】として、ハリー共々出場する。
その後は、まぁ、連載することになったら考えます。
ちなみに枠外外伝としてではなく、原作再構成モノの妄想もしまっているわけで。
設定は、
ハリーはTS、淑女化。
スネイプがグリフィンドール生徒で、ジェームズと唯一無二の大親友。
ジェームズ、リリー死後はスネイプがハリーの育て親。
スネイプ:実の娘のようにハリーを可愛がる
ハリー:11歳の時点でスネイプに恋愛感情を向ける
みたいな?
誰かしら考えていそうなんですけどね。