FAIRYTAIL ~氷の少女~【更新停止】   作:遼花

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お久しぶりです!


5月21日に追加改変しました。

見てくださっているみなさん、ありがとうございます!


妖精の尻尾へ!

「ふう…」

 

 

神は先ほどまで雪のいた方向を見てため息をついた。

 

 

 

「さて、それではあの子らのプロフィールでも見るかのぉ」

 

 

「むっ…!?」

 

 

雪と遼平のプロフィールカードを手に取った神は何かを思い出したように

雪がいた方を見た。

 

 

 

そして雪のリスボーン位置をもう一度見て、息をのんだ。

 

 

 

「しまった…!あの娘のリスボーン位置、間違えてしもぉた…」

 

 

 

 

神side out

_______________________________

 

 

 

 

「あの、爺神がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

はい、今しがた転生が完了した雪改めレナです。

何で私がこんなに叫んでいるかって?あの神様に怒ってるからだよ!

 

 

いや、あの神様には感謝してるんだよ…

私の大好きな世界に転生させてもらって。

 

 

ただ、出てくる場所と方法が問題だった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だって………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上空(推定)200メートルからスカイダイビングだなんて!!!

 

 

 

 

 

これは死ぬって!いくら私が身体強化してるからって

 

こんな高さから落下して身体が残ってたら御の字、

 

命が助かったら運が良いでは済まされない奇跡だよ!!!

 

 

「いやあああああ!」

 

 

妖精の尻尾の世界を見ることなく死ぬ運命って…

死んだら絶対あの神様許さん…!

 

 

その時、頭の中で声がした。

 

 

〔―レナ――――――力を―――私の―――力を――――〕

 

「え…?」

 

 

その瞬間、落下速度が止まった。

 

 

〔やっと、できた…〕

 

「あなたは誰…?」

 

 

私は自分を助けてくれた(?)声に問いかけた。

 

 

〔私は…精霊、主にあなたを助けるよう遣わされました〕

 

「精霊!?」

 

〔助けたといっても、私は主の魔力をあなたに届け、あなたの願いを具現化したにすぎませんが〕

 

 

この時を止めるような魔法、魔力があるって…!?

 

「あの、一応聞くけどさ…」

 

〔何でしょうか?〕

 

 

 

「あなたの主は誰?」

 

 

 

 

〔私の主は…あなたをここに送った者です。〕

 

 

やっぱりか…。あの神様が何の対策すら取ってないとかだったら本当に泣くところだ。

 

 

〔主から伝言です。…特典の魔法創造を使え、そして

 

このわびは手紙に同封する。他の転生者に気を付けろ…だそうです〕

 

「わかった…あの神様に伝えて。

 

お詫びはこのミス相応の対価でお願いしますって。」

 

 

〔わかりました。それでは最後に…私の力をあなたに貸します…〕

 

「へっ…!?」

 

 

力?!どういう展開だよ!まったくわからないよ…

 

 

『それでは…』

 

「え、ちょ、ちょっと…」

 

 

私の制止を聞かず、その精霊の気配は消え、同時に空中落下が再開した。

 

 

「嫌だよこんなのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

 

私は叫びながらも魔法を想像、創造した。

 

 

 

天空の守り(エアレイド・シールド)

 

 

風が体を包み、落下速度が弱まった。

 

 

周りに見えるのはきっとマグノリアの町、

 

そして真下に見えるのはおそらく

 

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)だろう。

 

 

「あ…これ、完全に終わった…」

 

エアレイド・シールドが効いていたとしてもギルドの屋根は壊れ

落下してきた私は良くて昏倒、悪くて死ぬ。

 

 

「なら…透明化(インビジブル)…」

 

 

ギルドの屋根がどんどん近づいてくる。

 

いくら透明になるからと言っても視覚的恐怖がある。

 

私は歯を食いしばり強く目を瞑った。

 

何かをすり抜ける感覚とともにインビジブルが解けた。

 

『え…?この状況で…!?』

 

原作のギルドには2階があるわけで屋根を通り抜けたからといって

2階の床にぶつかる可能性がないわけじゃない。

 

 

ゴッ、バキッ!

 

 

身体が2階の床にぶつかり、床に穴が開いた。

その拍子にエアレイド・シールドも解けてしまった。

 

 

ガゴォォォォォン!!

 

 

身体全体に激痛が走り、肺の中の空気をすべて吐き出した。

 

 

ぼやけていく視界の中、周りの人たちのざわめきが聞こえる。

 

 

『もう…死ぬのかなぁ…

 

 

会いたいよ…遼平君』

 

 

そして私の意識は闇に呑まれていった。

 

 

_____________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは…」

 

どうやら、何とか生きていたようだ…。

 

目が覚めると見えたのは白。一面の白だった。

 

 

起き上がろうとすると激痛が走った。

 

落下ダメージが予想以上に大きかったようだ。

 

 

癒しの光(ヒーリング・シャイン)

 

 

そう唱えると先ほどの激痛が瞬く間に消えていった。

 

改めて起き上がると、横で誰かが寝ていた。

その横には手紙が置いてあった。

 

すぐに手紙の封を切った。

 

 

【雪改めレナへ

 

 

この手紙を見ているということはお前さんが何とか生きているということじゃな。

 

まず、済まんかったのう。

 

あれはわしのミスじゃ。他の神々の妨害からお前さんたちを守ろうとして、結果的にはお前さんの命を危険にさらしてしもうた。

 

お詫びといっては何だが…思念体をルティナ―お前の従姉の名じゃ―のペンダントに封じておいた。そしてもう一つの転生特典

 

 

 

をお前さんにやろう。

この手紙を投げたら、一瞬で灰になり、それと同時にこの世界の知識とお前さんの記憶が頭に直接送り込まれるようになって居る。

 

 

 

さて、転生前に言った他の転生者についてじゃが…他の神々が同じように転生者を送り込んでおる。遼平以外の転生者はほぼ―稀にそうでない者もおるが―敵だと考えてよいじゃろう。

 

 

それと死の運命に呑まれそうになった敵の転生者にはある力が出てくる可能性がある。

詳しくは言えんが神とその転生者の力が合わさったものだと思ってよい。

 

 

 

くれぐれも気を付けるんじゃ。】

 

 

あの神様…何してんだよー。一発殴りたかったのに殴るに殴れない…。

 

 

「あーもう!!!」

 

 

ポイッ

 

手紙を投げると神の言うとおりに一瞬で灰になり…

 

 

激痛とともにこの世界の知識と記憶が頭の中に流れ込んできた。

 

 

「っっ!!!?がぁぁぁぁぁあぁぁ!!!!」

 

 

すると、隣で寝ていた少女が起きた。

 

 

「うん…?…はっ!?ねえ、大丈夫!?しっかりして!!」

 

 

全然大丈夫じゃないから叫んでるんでしょうが…。

後、声が私に似ているのは気のせいだろうか…?

 

 

「なんじゃ、この騒ぎは!?」

 

 

マスターが来たが、今の私はそれどころじゃない。

痛い痛い痛い!!何この尋常じゃない痛み…!!?こんなの聞いてないよ!!?

その間に

 

 

「何だ何だ!?」

 

 

とナツ、グレイ、ルーシィ、ハッピーが入ってきた。

 

 

「大丈夫か、お前さん!?」

 

「―――!!!」

 

 

あまりの激痛に声にならない叫びをあげ、私の周りに大量の魔法陣が現れた。

 

 

「やめんか!!?」

 

 

マスターの制止は届かず魔法陣が一斉に光を放った。

しかし、光は私に向かって放たれ、痛みが引いていった。

 

 

「…!へっ!?」

 

「…」

 

痛みの波が急速に引いていった。

なんだったんだ。今の力?

うん、やっぱり後で神様殴りたくなってきた…!

あと、手紙に在った特典が空欄だったから、それも含めて…

 

どんなふうに神様のこと倒そうか…。その前に…

 

 

そんな考えを巡らせていると、マスターが私に話しかけてきた。

 

 

「…お前さん、何をした?」

 

 

 

あ…やばい。マスターに勘付かれたかな…。

 

 

 

「何って、なんですか?」

 

 

 

「…いやいい。」

 

 

 

ほかの4人と一匹(?)はあまりのできごとに呆然としていた。私はとりあえず

 

 

 

「ここはどこですか?」

 

 

 

と聞いてみた。本当はわかっているが、怪しまれないためだ。

 

 

 

「ここは、魔道師ギルド妖精の尻尾(フェアリーテイル)じゃ。お前さんが空からギルドの屋根を突き抜けて落ちてきたのでびっくりしたがのう。」

 

 

 

「あ…」

 

 

 

私は落下してきたときに2階の床を壊してしまったことを思いだした。

 

 

 

 

「…ごめんなさい。2階の床、壊してしまって…あの、修理はしますから

 

 

 

 

 

 

…今から。」

 

 

 

 

 

 

 

「「「「今から!?」」」」

 

 

 

「ちょっと待て!?お前さん、そのけがの状態で…」

 

 

 

マスターが止めてきたが、構わず私は包帯を解いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにはほとんど傷は残ってなかった。わぁ、特典の力、強すぎ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「…はぁ!?」」」」」

 

 

 

 

「さて、一気に終わらせますか…!」

 

 

 

部屋にいる6人が驚いているのを横目に見ながら、私はベットから降り、部屋のドアへと歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

_______________________

 

 

 

 

「さてと…どうやってみようかな?」

 

 

 

現在、私はギルドのカウンター前にいる。

 

 

 

 

「まあ、やるだけやってみよう。」

 

 

 

 

そうつぶやき、意識を床の穴へ集中させた。

 

 

 

「何やってんだ…?床の穴なんか見て…」

 

 

 

「あんな子にできるのか?」

 

 

 

ギルドの人々がざわめき、呟く声が聞こえた。

 

 

 

 

『あの時の、ギルドの床を直す…』

 

 

 

 

魔法を想像、創造する。

 

 

 

『今だ!』

 

 

完全修復(オールリペア)

 

 

 

その詠唱とともに床の残骸が床の穴を埋めるように浮かび上がり、穴の淵の光に共鳴するかのように破片同士がつながっていき穴をふさぎ、何事もなかったかのようにぴったりとくっついた。

 

 

 

「「「「」」」」

 

 

 

あまりのことに、ギルドにいた人々全員が絶句したようだ。

 

 

 

『やりすぎたかな…。』

 

 

 

一抹の不安を抱きながら、私は2階の床の様子を聞いてみた。

 

 

 

「これで…直りました?」

 

 

 

すると白い髪の女の人(たぶんミラさん)が

 

 

 

「…直ってるわ、完全に…」

 

 

 

と言った。

 

 

「「「「「す、すごい…」」」」」

 

 

「お前さん、本当に何者なんじゃ…」

 

 

ギルドの人々とマスターのそんな声を聞き、私は答えた。

 

 

「私は…ただのちっぽけな、魔導師です。私はある目的があってここに、この街にきました。…皆さんがよければ、私をこのギルドに入れてくれませんか?」

 

 

 

「いいんじゃないか?」

 

 

 

そう言ったのはグレイだった。

 

 

 

「大歓迎だよ!!」

 

 

「よろしくな!」

 

 

「いいじゃろう。わしらはお前さんを歓迎するぞ。」

 

 

 

マスターがそう言ったので、ギルドはますます騒がしくなった。

 

 

「お前さんの名は何じゃ?」

 

 

「あ…まだ名乗ってませんでしたね。

私はレナ。苗字は訳ありのため伏せさせてください。」

 

 

「レナか。改めて、わしはこの妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスターじゃ、よろしくね」

 

 

 




転生特典、思いつかない…。
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