受験生のため、更新が予想以上に遅れておりました!
亀更新でごめんなさい
5月21日に2話改変しました!
それではどうぞ!
あの後、私のための歓迎パーティが開かれ、ギルドはお祭り騒ぎだった。
ギルドマークはグレイと同じところに押してもらった。
ミラさんに「なんでグレイと同じところに…?」と言われたがうまくごまかした。
「レナはどんな魔法使うんだ?」
「どこから来たの?」
「強ぇのか!?」
「さっきのどうやったんだ?」
「酒飲むぞー!」
「ねぇ、魚食べる?」
「漢ー!!」
「今度一緒に愛のコンビという名のチームを組まないか?」
後半の質問(?)に少し苦笑しながら、私はみんなとの交流を深めた。
私はしばらくルティナ(私の従姉)の家に泊めてもらうことになった。
ルティナには神様の伝言が一部だけ伝わっていたみたいで、私が状況を説明するとすんなりと受け入れてくれた。
ルティナのペンダントは私のペンダントと対になっていて、
ルティナの意思でペンダントを通って私のところまで来ることができるが、逆は分からないと言っていた。
「ねえ、レナ」
「何?ルティナ?」
「レナについての記憶、私にはもうあるからね」
「…うん」
「それにしても、レナのお願いって面白いのね」
「ふぇっ?何で?」
「だって、
「ああ…たしかにね。でもあの世界ではいつでも一番上だったから」
「…そっか。あ、そうだ…
「…お願い」
ルティナはペンダントに手をかざし、何かを呟いた。するとペンダントから光が溢れ出し、私を包み込んだ。
脳裏に、記憶が映し出された。
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記憶が視界を覆い尽くし五感が記憶に呑まれていく。
―「助けて…にぃに…」
そんな声とともに視界が記憶を映し出していく。
そこには幼い頃の
しかし抵抗もむなしく、たくさんの大人によって機械を着けられてしまった。
「俺は絶対…レナのことを思い出す…!たとえ…あいつに何かされて、お前のことを忘れても…お前は俺の妹だ」
「にぃに…ごめん…レナが助けてって…言ったから…」
それでもグレイは強がるように
「お前のせいじゃねえ…だから…レナも…俺がお前の兄貴だって…思い出せよ」
「うん……にぃにが、覚えていなくても…レナが…私が…絶対思い出させるよ…だから…」
言葉をすべて言い切る前に機械が作動し、視界が光に呑まれ、何もわからなくなった。
記憶はさらに進んでいく。
「…誰か…」
そんな声がこぼれた。
男はそのまま、私を殺すような勢いで木刀を振り上げた。
当たる…!そう思った瞬間、私の身体から光があふれ、男の攻撃から私を守った。
「な…なぜだ…!…何でこいつが…弱虫のくせに…生意気なんだよぉぉぉ!」
男の叫びから光が私を守り、次の瞬間には光が弾け飛び、男を昏倒させ、そのまま光は私の身体に戻らず散り散りに散っていった。
光が散ったのを見届けると同時に、意識を失った。
次の記憶はルティナと一緒に魔法を練習している風景だった。
しかし、先ほどの従兄が
気づいたときには見知らぬ洞窟に置き去りにされていた。
ひどく寒く、私は泣き、叫び、洞窟の壁を叩き壊すような勢いで何度も何度も壁を殴った。
それでも助けはなく、絶望に呑まれた私は無意識のうちに魔法を使っていた。
「――――――――――――――」
あの時のような光が拳に宿り、壁に触れた瞬間に爆音とともに洞窟の一部に穴が空いた。
外に出るとそこは雪山で、遠くに人の姿が見えた。
だんだん近づいてくる。
あまりの記憶の膨大な量に、私は気を失った。
そして現在、ギルドボード前…
「うーん。いろんな仕事があるんだー」
「クエストが決まったら私に言ってね」
「はーい」
数分後
「よし、これにしよう!ミラさん、これ、お願いします!」
「分かったわ。」
依頼の紙を渡して、ミラさんの表情が曇った。
「…レナ」
「何ですか?」
「本当に、これでいいの?」
「いいですよー、何でですか?」
「だってこの≪怪物退治≫って」
「大丈夫です!すぐに帰ってきます!」
「…わかったわ。グレイ。」
ミラさんがグレイを呼ぶと、グレイはこちらに振り向いた。
「なんだよ、ミラ」
「レナの依頼、ついて行ってくれる?」
「…いいけど。ルティナのほうがいいんじゃねぇの?」
「ルティナは今日はきついからって来てないよ」
ルティナは先日の仕事で相当体力を奪われたらしく、私が家を出るときにも寝ていた。
若干心配な面もある。
「お願いします!」
「…わかった。行こう」
「よろしくね、にぃ…グレイ」
そして、私たちは依頼場所に向けて出発した。
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依頼主は小さな村の村長さん。
依頼は、
「
私は一種の予感めいたものを感じ、呟いた。
「レナ、もしかして怖ぇのか…?」
「ううん、大丈夫…」
私はそう言ってグレイを見上げた。そして気づいた。
グレイの上着がない。
「にぃ…グレイ、服は…?」
危ない…また兄さんと呼びそうになった…
「あ…!」
「もう…これで10回目だよ?」
私は呆れながら、
「これでよしっと」
「すまねぇな、レナ」
「ううん、大丈夫」
実は重さを感じないような服にしたのだが、私はそんなことは言わなかった。
その時、森の奥から大きな鳴き声が聞こえた。
…ヴォォォォォォォォォォン………
「何だ…!?」
「あの声が、依頼の魔物!?」
「急ぐぞ…!」
私たちは急いで森の奥へと走った。