この頃暑くて熱中症になりかけた作者です。
水分はこまめに取りましょう。
では…どうぞ…
夏休み!!
皆は何をする?
海で泳ぐ?山を登る?家でぐーたらする?彼女でもつくって毎日エンジョイする?
しかし、学生、しかも部活でなくては出来ないことがある。それは、合宿だ!
遡ること数日前。
十二体のバーデックスを倒した勇者部の五人。五人はもう一人の勇者の安否を確認していた。
「東郷、その情報は確かなのよね?」
「ええ。少し前に退院しています。」
「でも、どうして学校休んでるのかな?」
「わがりません。でも輝積ざんなりに何があったのだど思いまず。」
樹はまだ喉が治っていない。そのため時々ガラガラ声になってしまう。
「今日、このあと押し掛けてみる?」
夏凜が提案を出す。
勇者部の部室が開く。
「ずいませーん、上賀輝積、復活しまじだ~」
少し喉の…ていうか、声の調子が悪い。
実は、散華で失った気管は戻ったが、まだ少しだけ能力が低下しているのだ。まあ日に日に良くはなっているが。
皆、俺に駆け寄る。やっぱり、この五人…美少女揃いだ。
「輝積、無事ならちゃんと連絡しなさい。」
「ずみません」
「そうだよ、輝積君。心配したんだから。」
「本当よ。病室もわからなかったし、大赦の人が無事を伝えに来てはくれたけど。」
「げど、輝積ざんが無事で本当良かったよ。」
「ええ、本当に…まあ、良かったわ。」
「夏凜ちゃん、素直じゃないな~」
「う、うるさいわね!」
「まあ、勇者部全員揃った訳だし、今年の夏は、合宿するわよ!」
「「「「「合宿?」」」」」
という訳だ。なんでも、大赦がナニから何まで用意するとか。なんだよ大赦。太っ腹じゃねーか!
そして、数日過ぎて合宿の日。場所は海!
青い空、白い砂浜、一面(壁があるけど)の海!
砂浜には、勇者部の女性陣が水着でいた。
俺は、その時気が付いた。東郷さんが大きいのはわかっていた。(何がとは言わないが)だが、友奈や夏凜、風先輩もそれなりにあるのだ。(何がとは言わないが!)
「何よ。」
「あー輝積、いらやしい目でこっち見てる。」
「輝積君はそんな人じゃないよね~」
「そ、そうだよ、そんな、人間じ、じゃないよ」
「輝積さん、目が泳いでます。」
さらに俺は気が付いた。樹ちゃんの水着の露出度の低さに。まだ中学年一年だから、そんなに成長していない…なんて考えていたら終わりだ。多分、樹ちゃんは勇者部のダークホースだ。何がとは言わないが!!
そして、海で遊び始める。
「…」
夏凜と風先輩は泳ぎで勝負。東郷さんと友奈、樹ちゃんも楽しく遊んでいる。俺は…
砂に埋められてます。しかも縦に。簡単から言えば頭だけ出して友奈達を見ている。
埋められた理由?そんなの、目が泳いでいたからに決まってるだろ。それと、風先輩の気まぐれと夏凜に一言余計なことを言ったのも理由だろう(夏凜に「日差しで干からびるなよ。にぼっしー」って言った)。でも、本当の所、皆可愛いのは同意する。(性格を除いてな)
こうなれば、変身して脱出しようかな~
「おーい、輝積君~、早く泳いだら~」
「そうですよ~」
友奈と東郷さんが手を振っている。
俺は変身せず、自力で脱出。決めた。折角の海で砂に埋めた奴等(夏凜、風先輩、影で協力してた東郷さん)にデスソース食わせてやる。暑い夏だけに食べると熱くなるデスソースを食わせてやる!
俺の怒りのボルテージが上がる。愛と怒りと憎しみの~
まず、海で泳いでいる二人を捕まえる!
二人は海の遥か彼方。それでも追いかける!
数分後、海で漂う俺。あの二人…どんな体力してんだ。てか、俺のハンデが大きい過ぎる。あの二人、結構遠くの浮きに掴まってる。あそこまでまだまだあるぞ。あー、デスソースは今度にして、普通に泳ごう。
俺は海の中に潜る。
友奈と樹ちゃんが潜り合っているのが見える。微笑ましい。
その後もスイカ割りなどをして楽しんだ。
(俺はまた埋められて危なくスイカ同様にかち割られるところだった)
そして、旅館。いや、この表現は間違ってるな。高級旅館に着いて部屋に案内される。
「おーー!」
目の前にはずらりと並んだ料理の数々。蟹、海老、ウニ…やばいな。
「でも、なんで輝積まで一緒の部屋なのよ。」
「そんなの俺だって知りたいですよ。」
「いいじゃないですか。ねー東郷さん。」
「うーん…私も風先輩と同じ意見かな。」
因みになのだが、なんでも旅館の空き部屋が無かったらしい。この場合しょうがない。
「まあ、そんときは私が輝積を殴るから安心しておいて。」
「さすが、夏凜。頼りになる。私みたいなか弱い女子は襲われる確率高いもの。」
「でも、お姉ちゃん、ナンパすらされてなかったよね?」
「樹…それは言わない。」
「と、兎に角、料理を食べよう。」
運ばれて来た料理を食べる。うん。旨い。流石高級旅館。
そのあとは、旅館自慢の露天風呂。ここの旅館は男女混浴…では無い。ある意味安心ではある。
脱室所で服を脱ぎ体を洗いいざ、温泉へ!
ゆっくりと湯船に浸かる。
「ふぅ~」
やっぱり日本人は温泉だな。まあ、俺は日本人の前に人間かどうか怪しいけど。
ん?誰か温泉に入って来た。
「よう、輝積。気持ち良さそうだな。」
九尾だ。
「あー折角の貸しきりが~」
「残念そうに言え。少し棒読み入ってたぞ。」
俺は改めて九尾を見る。肌は白く、筋肉がしっかりしているのに細い体。顔立ちも良く、黄色い瞳が余計に肌白く見せる。
俗にいうイケメンだ。なんか腹立つ。
九尾も温泉に浸かる。何気九尾と一緒に湯船に入るのは初めてだ。
「あー、妖精で温泉に入れるなんて俺だけだろうな。ある意味お前に感謝だな。」
「そうか。」
「あれ?いつも余計な一言を言ってくるのに?」
「いや、この前のバーデックスとの戦闘の時、身を呈して俺を守ろうとしてたからさ。なんか、お互い様のような感じがして、悪口とか言えなかったんだよ。」
俺はそう言う。
こんなシリアス混じりの空気の中、隣(女湯)から声が聞こえる。
「話しは変わるけど…」
九尾が話しを変える。
「この場合、君は隣の女湯を覗くのが定番だと俺は思うんだが。」
「その場合、俺に対しての対価が損しかない。やめておくよ。」
「うーん…思春期ではよくやると思うんだがな…」
「それに…」
「それに?」
「生物学的にも社会学的にも死にたくはないからな。」
「普通に言ったな。」
こうして温泉を堪能した。
そして、部屋に戻る。
布団が引いてある。
俺は一番端の布団に横になる。隣は友奈、向かいは夏凜。運動派の二人に囲まれている。
「さて、輝積、変な気を起こさないでね。」
「ごめん、俺、ド〇ゴン〇ールみたく気を扱えません。」
「馬鹿なこと言ってるんじゃないの。」
「ははは。」
このあと、女子同士の恋ばなが始まる訳なのだが、風先輩しかその話しが無く(しかも友奈と東郷さん、樹ちゃんは耳にたこが出来るほど聞かされているらしい)どうも年頃の女の子として恋ばなの無さに気が付いたようだ。(友奈は東郷さんのせいでもあるだろう)
「輝積はそういう話しあるの?」
俺に振るな!!
「無いに決まってるじゃないですか。」
「何よ、誰も恋ばな無しなの。」
と話しているうちに寝ている夏凜。良く動き良く食べて良く寝る。それを実現するするかのような女の子だ。は!?まさか、あの水着の時の大きさ(何がとは言わないが!!)はこの生活週間による成長の賜物なのか!?
そして、消灯の時間。電気が消える。
東郷さんが悪ふざけで怪談を話し始める。
友奈と樹ちゃん、風先輩が怖がる。
俺?俺はそういうことには何となく慣れているらしく、怖くはなかった。
そして、俺は夢の中へと誘われる。
朝、目を覚ます。
時間は…わからないけど、外がほんのり明るい。
どうやら、友奈と東郷さんが起きているらしく二人で話している。俺は布団でその会話を聞く。(二度寝しようと思ったが目が冴えて眠れない。)
東郷さんがバーデックスは他にもいるのではないかと推測を始める。
東郷さん…確かにバーデックスは他にもいる。でも、俺が…戦うから。絶対、死なせない、生き地獄にさせない。勇者部全員、守るから。
俺は心の中でそう誓った。
合宿が終わり家に帰る。
まだ、夏休みだ。楽しむぞ。
関係無いが、風先輩に抱き付いて寝ている夏凜の姿を写真で撮った。
意外と可愛かったので、皆に後で送っておこう。
次の日に夏凜に殴られたのは、彼女なりの友情の証なのだろう。
あまりの威力に気を失ったけどな。
ポロリなんて最初から無かったんだ…
改めてゆゆゆを見たけどデカイな(何がとは言わないが)本当に中学生か?…そこは考えたらいけないな。
では次回予告
次回予告
「…」
「おい、次回予告始まってるぞ。」
「え~だって次回、手抜き回じゃん。次回予告する意味あるの?千文字そこらしか書いてないんだから意味無いじゃん。」
「おい、お前主人公だからってメタ発言力するな!輝積!!」
「わかったよ。次回予告するよ。」
次回 手抜き回
「違ーーーう!」
次回 妖精観察日記