上賀 輝積は勇者でない 【完結】   作:風墳K

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第14,4話です。

遅れて申し訳ございません…

べ、別に忘れた訳ではございません…

と、兎に角どうぞ…


第14,4話 料理対決

暑い…

 

病院で検査を受けた帰り、丁度一番暑い時だ。俺は家に向かう。今日は勇者部の活動だったが病院での検査のため休んだ。

 

多分、家では九尾と銀がクーラを付けて待っているだろう。あと、別の携帯でも銀を実体化出来ることに気が付いてそれで、銀は今家にいる。

 

家に着くととんでもないことになっていた。

 

俺のパソコンが火を噴いていた。

 

「おおお!おい!どうしたんだ!」

「えっとね…九尾がパソコン触ったら…壊れた…」

 

おいおい、九尾さん、それは、やっちゃいけないネタだよ。しかもそれ、君のモデルのネタだからね。

 

九尾は妖精の状態でどけ座していた。

 

「本当、申し訳ない!!」

「いや、いいよ。壊した物は。」

 

しゃあない。そう思い新聞と一緒についているチラシに目をやる。なんという偶然か。

チラシの一つに

 

料理教室

 

参加資格 高校生以下

お題 うどん

優勝商品 新型パソコン

 

と書いてあった。料理なら得意だ。てか、料理教室じゃなくて料理対決だろ、これ。

日にちは…明後日か。勇者部の活動も検査も無い。よし、行こう!

 

その日の夕方

 

チャイムが鳴る。俺は玄関を開けてみる。

そこには、夏凜がいた。

 

「あ、あのさ、料理、教えて。」

 

いやー、ツンツンの夏凜がここまで柔らかくなったか。良いことだ。

 

「いいよ。何料理?」

「うどん料理何だけど…」

 

うどん料理か。これまた得意分野だ。

 

俺は夏凜の家に行って料理を教える。材料は夏凜が事前に買っていた。

夏凜は料理初心者ながらもなかなかいい腕をしている。だが、ちょっと力が入り過ぎな気がする。

 

うどんの麺を作るところまで教えた。

 

「で、次はつゆね。」

「つゆか。それは教えられないな。」

「な、なんで!」

「つゆにも色々あってな、関西使用、関東使用、だしの量などなど。人によって味は変わるんだ。俺が作るのは俺のうどんのつゆだ。夏凜のじゃない。それでも、教えて欲しいならスタンダードなやつを教えるよ。」

「輝積…本当に恩に切るわ!」

 

このあと、基礎となるつゆの作り方を教えて俺は帰った。

 

 

料理教室(という名の料理対決)

 

俺はその会場にいた。お嬢様系の女の子から凄く小さい小学生、ムキムキのマッチョまで。てか、最後のマッチョは絶対年齢違反だろ。(その後調べたら讃州中学のボディービルダー部の部長でした)

 

そんな中に知っている人がいた。

東郷さんと風先輩、更には友奈と夏凜だ。

東郷さんと風先輩は強敵になるかもしれない。友奈の腕はわからないけど夏凜はこの前教えた。もしかしたらビギナーズラックがあるかもしれない。油断ならないな。

 

「あれ?輝積君!なんでいるの!」

 

友奈が俺に気が付いた。

 

「あ、輝積もいたんだ。」

「その表現、心にきますよ。風先輩。」

「輝積君もパソコンを?」

「まあ、家のパソコンが壊れたから。」

「そうなの。実は勇者部のパソコンも壊れたのよ。」

「な、なんだって!」

「だから、私達が優勝してパソコンを貰おうとしてるのよ。そのためにあんたに料理教えて。貰ったんだから。」

「へ~、夏凜は輝積から料理教えて貰ったっだ~」

 

少し怪しい顔になる風先輩。まあ、どっちにしろ、お金を出さないといけないな。出費が重なるぜ~(勇者部が優勝すれば、自分のパソコンは、自腹。俺が勝てば勇者部のパソコン代を俺が払う)まあ、勝負を楽しもうとしますか。

 

「頑張って!お姉ちゃん!!」

 

樹ちゃんが観客席から応援してる。

 

「おう!まかしておいて!」

「まあ、優勝するのは…」

「俺だけどな。」

「「私だけどね。」」

 

俺と風先輩、東郷さんとの間で火花が散る。

 

そして、料理開始。

 

まずうどんの生地から…

 

黙々と料理をしていく。

 

まわりを少し見てみる。マッチョの人がアメリカンなハンバーガーを、作っているが、あれは何なのだろう。

 

取り合えず、料理を…

 

「出来ました!!」

 

最初に言ったのは以外に友奈だった。

だが、正直言おう。うどんは手打ちみたいだが少し荒い。つゆはめんつゆを使っている。そして、うどんの上にはレトルトの牛丼の牛肉がのっていた。

おい、友奈…お前…

 

俺はそれ以上みていられなかった。

 

次に風先輩。

風先輩のうどんはどこか家庭的な天ぷらうどんだった。つゆの匂いが此方まで漂ってくる。やはり、一番危険視するべきは風先輩か!?

だが、東郷さんも凄かった。いや、東郷さんのほうが凄かった。

東郷さんの出したうどん…白つゆだったがなぜか輝いて見えたのだ。何なんだあのうどん!?てか本当にうどんか!?

そして、夏凜。夏凜は、まあ、普通のつゆをかけたうどんだ。俺の教えた通りに作っていた。

 

審査員の人達はうどんを次々と食べていく。

 

そして、俺の番

 

審査員は驚いていた。そう、俺の作ったうどん…肉汁うどんだ!

少し太いうどん、醤油ベースのつゆに豚肉、油揚げネギを入れた熱々の浸けつゆ。

更に俺はうどんの甘味を最大限出すように工夫をした。

 

審査員は俺のうどんを食べた瞬間、その旨みが全身を走るかのような衝撃に襲われた(ような気がしただけ)。

 

俺は頭に巻いていたハチマキ(いつの間にか巻いていた)を取って一言…

 

「お粗末」

 

その一言はある定食屋の亭主の息子を思い出させるかのようだった。

 

審査員からの評価は絶賛だった。

 

因みになのだが、この料理は四国ではなく本土の料理だったりする。

 

その後、マッチョがハンバーガー出してそれがうどん味だったりして驚きはした。そして結果発表。

 

優勝は…上賀輝積。

 

俺だ!

 

「まさか、輝積に負けるなんて…」

「予想以上に…出来る。」

「今度、輝積君の家にうどん食べに行っていい?」

「全く、流石と言えざる終えないわね。」

「まあ、皆の料理上手いから驚いたよ。いや~いいお嫁さんになるよ。」

「まあ、私なら当然。だって女子力高いもの。」

「料理は女性として当たり前ですから。」

「ま、まあ、今回はあんたのお蔭だったけどね。」

「いいお嫁さんか…私、頑張る。」

「うん、友奈はもっと頑張れ。」

「どういうこと!?」

 

こうして、パソコンは俺の物となったが…

 

「これ…勇者部に献上します。」

「え!?いいの?」

「まあ、家のパソコンは何とかするし、まずは勇者部のパソコンだろ。あれがなかったら俺達活動出来ないからな。」

「ありがとう、輝積。」

 

まあ、料理対決は俺の優勝で終った。

 

家に帰る前に新しいパソコンを買って家に戻る。

家に着くとテレビから煙が…九尾…お前…

 

またどけ座する九尾だった。

 

明日はテレビを買いなおさないとな。出費が重なる今日この頃だった。




GWは予定も何もない作者…

なのに投稿が遅れる…

取り合えず次回予告


次回予告

「え!見てたんですか?」
「いや、正直いうなら…」
「…そうね、不本意だけど…」
「ねえねえ、輝積君…」
「だ、大丈夫よ…」
「…結婚しよう?」

次回 夏祭りの花
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