上賀 輝積は勇者でない 【完結】   作:風墳K

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第3話出来ました。
感想なども大歓迎です。


では、本編、どうぞ。


第3話 依頼

俺は夢を見た。

勇者と呼ばれる3人が、怪物と戦う夢。

3人の顔まではわからなかったが、小学生くらいで、全員女の子だった。一人は弓を持ち、一人は斧を持ち、一人は槍を持ち。必死に戦ってた。バーデックスと…

バーデックス?怪物の名前か?なぜ、俺は怪物の名前を知っている?それに、戦っている女の子達…勇者ってわかる。なんで勇者ってわかるんだ?格好が?違う…力でわかる。なんなんだ?

 

俺は目を覚ます。朝だ。

時間は5時。起き時だ。俺は布団から出て顔を洗ってジャージに着替える。

さて、ジョギングをするか…

 

6時頃になり家に戻る。そこから朝食を作り、食べる。制服に着替えて鞄を持ち家を出て家の鍵を閉めて自転車に乗る。

時間は7時半を回っていた。腕時計を見ながら自転車をこぐ。8時頃に学校に到着。少し早かったかな。

教室に行くとちらほらとしか生徒がいない。

早速自分の席に座り考え事をする。まず、勇者ってなんだ?あの女の子達のことなのだろうけど…そして、勇者と満開は必ず関係がある。そんな気がする。なら、まずはあの勇者達を探さないと。…顔、わからないよ…。どうしよう…。

 

俺はその時思い付いた。そうだ!昨日、夏凜が言ってたじゃないか!勇者部とい部活のことを。確か…人々の喜ぶ校外活動を勇んで行う部活とかなんとか…勇者を探してほしいっていうのは、学校と関係無いし、何より俺はある意味喜ぶ。よし!依頼してみよう!

…待てよ。俺が直接行ってこの事を話したら、なんだこの痛い人は…と思われてしまう。転校そうそう痛い人と見られるのは嫌だ。そうだ!手紙でも部活に入れておけばいいんだ!そうだよ!その方がある!

 

俺は、ルーズリーフを取り出して依頼内容を書く。

 

勇者部さんへ

 

夢に出てくる勇者を探してほしいのです。

一人は槍を持っていて、一人は弓を持っています。さらに一人は斧を持っています。この3人を探してほしいです。もし見つけたら、このメアドにメールしてほしいです。

 

匿名希望Kより。

 

出来た…完璧だな。ちなみに、俺はスマホを持っている。このスマホも家にあった物だ。登録は俺の名前でしてあった。

 

放課後

 

誰よりも先に教室を出て勇者部部室へ行く…

まあ、案の定迷った…

 

俺がキョロキョロとしていると…

 

「どうかしたの?」

 

声をかけられた。彼女は…確か同じクラスの…結城 友奈だったっけ。

 

「いや…少し迷子になっちゃって…」

「えーと…輝積君だよね。転校してきたばっかりだから仕方がないよ。で、どこに行こうとしてたの?」

「え~と…勇者部部室。」

「そうなの!ならこっちだよ!」

 

俺は腕を捕まれ走るように連れていかれる。

廊下は走ってはいけません!なんて、この元気取り柄の女の子には言えない…

 

目を回しながら、勇者部部室前に着く。

 

「ここが勇者部です。」

 

自信満々に言うな…見ればわかるよ。勇者部って書いてあるし。

 

「友奈~遅いわよ~」

 

勇者部部室の扉中からを開ける女の子…黄色い髪で長めのツインテール。

 

「あら?その人は?」

「勇者部に用があるそうです。」

 

まあ、そうなんだけど…まさか既に部員が部室にいるなんて…あ、俺、迷子になったから遅れたんだ。

 

「で、なんの用?依頼?」

 

黄色い髪のツインテールの人が言う。はいそうです。依頼です!

 

「あ、あの…これ…ある人に言われてこの紙を渡せと…それでは!」

 

俺は紙をツインテールの人に渡して逃げるように走る。

その後…先生に怒られました。廊下は走るなと…。

 

 

 

 

俺は夕食を食べ終え、片付けをしていた。

その時、インターホンが鳴った。

俺の家を知っている奴は学校では先生くらいだ。しかも午後8時半を回っている。先生の可能性は低い。なら誰か…

俺は玄関のドアを開ける。

そこには、仮面を着けた大人達がいた。ざっと十人ほどか。

 

「すみません。少しお話があります。」

 

一人の仮面を着けた大人が話しかけてくる。

俺は怪しいと思った半面、何か俺の記憶に繋がるとも思った。

 

「外だと目立つんで中に入ってください。」

 

俺は大人を家の中に招いた。確かに目立つ。

だが、それだけではない。もし、奴等が襲ってきた場合、家の中の方が被害を最小限に押さえられる。

 

俺は大人達を家に入れ、お茶を淹れる。お茶にはうるさい俺だ。ちゃんとしたお茶葉でお茶を淹れ、お茶菓子に羊羮を出す。てか、出してから気が付いたが、彼等、どうやってお茶飲むのだろう…ある意味気になる。

 

「お茶やお茶菓子ならいりませんよ。」

 

案の定、俺のおもてなしは断られた。残念。

 

「早速ですが、本題です。」

 

おっと、忘れていた。

 

「あなたは何者ですか?」

「逆に知りたいです。」

 

俺はそう返す。すると、ザワザワと大人達が話し始める。

 

「どういう意味ですか?」

「俺、記憶が無いんですよ。」

 

さらにざわめく。

 

「記憶が…無い?」

「そう。と言っても時々思い出すんですけど、自分が何者なのかまでは思い出せません。」

「そう、ですか…」

 

大人達はこちらを見つめる。

 

「思い出したことで何かありますか?」

 

一人の大人が聞いて来た。本当のことを話す…しかないかな。

 

「えっと…勇者という単語と三人の女の子、それと…その中の一人が…死んだこと…」

 

この時になって、夢に見た女の子の一人が、死骸になってしまったことに結び付いた。俺は少し気分を悪くする。

 

さらにざわめく大人達。

 

「ほ、他には?」

 

さらに聞いてくるか…

 

「すみません…これ以上は…」

 

俺は顔色を青くして言う。

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

やさしい人もいるもんだな。俺を心配するなんて…

 

「大丈夫です。」

 

そう答えるしか無かった。

 

その後、大人達…通称大赦というところの人達は、俺に連絡先を教えて帰っていった。

 

彼等のやさしさ…いや…どちらかといえば崇めている感じだったな。

あまり関わりたくはないが、関わらないと前には進まないだろうな…

 

兎に角、風呂入って寝よう。




はい、鷲尾須美の話しが出てきました。
私は鷲尾須美は勇者であるを読んでいません。
Amazonで買おうとしたら、0の数四つに1が左端…諦めました。

大赦も出てきました。というか、ほとんど押し掛け…

まあ、それはさておき、次回予告でもしてみたいと思います。


次回予告

「なにしてんのよ。」
「あ…紹介がまだだったね。」
「今、メールしました。」
「これ、すごーい!」
「な、なんで俺なの!」
「…なんて言ったらいいか、わかんないのよ…」


次回 うるさい日曜


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