東方銀翼録〜アッパーカットで幻想入り〜   作:会話5

2 / 4
皆さんこんにちは。今日も頑張る作者です。今回は...何をするか決まってません。


幻想の地へ

「う....ん....」

 

 

目が覚めると、まず最初に目に映ったのは美しい緑色の葉だった。どうやら、0歳スタートは免れたらしい。神に感謝だ。さて、ここはどこだ?人っ子ひとり見当たらないが...。辺りを見回していると、突然頭の中に声が響いてきた。

 

 

『私が説明するよ。君が今いるのが幻想郷の森の中だ』

 

 

「ああ、神様か」

 

『そうだよー。えーっと、気分はどう?』

 

「最高に『ハイ』ってやつですよ」

 

『ヴェリィィナイス!と言えばいいのかな?さて、君の能力だが、私が直々に命名してあげよう!まず『金属を完全に操れる能力』は『金属操作』だ。『アイアンメイデン』でもいいと思うよ』

 

「それを叫ぶのは流石に気が引けますよ。『金属操作』にしておきます」

 

『はっはっは!そうかい!じゃあ次だ!『どんなものでも自由に格納・取り出しが行える空間を扱える能力』の名前は『マイン・オール』だ!正に『この世の全ては私のもの』ってね』

 

「おお....」

 

『気に入ってくれたかい?』

 

「ええ、とても」

 

『そいつぁよかった。さて最後『もの特性や役割を自由に決めることのできる能力』の名前は『原点越え』だ!』

 

「...どっかで聞いたこと...」

 

『言わない方がいいよ』

 

「....俺もそんな気がします」

 

『さーて、まあこんなもんかな』

 

能力名考えただけだがな。

 

『なんか言った?』

 

「いえ何も」

 

『ま、いっか。じゃあ私はこれで失礼するよ』

 

「はい。....ありがとうございます」

 

『いいってことよ。ああ、あとね」

 

「??」

 

『その服はサービスだよ。神様パワー(笑)(テンプレ)で作った絶対に破れない素材だから、安心して洗濯してね(はあと)』

 

 

それだけ言い残して、神の声は聞こえなくなった

 

 

「.....服?」

 

 

よく見ると、今の俺は短パンにでかいベルト付きのロングコートという外で着てたら誰も近寄らないようなファッションだった。しかも色は黒で、フードには薄っぺらいウサ耳が着いていた。

 

男で、ウサ耳か....

 

 

「....うそ....じゃないんだなぁこれが.....」

 

 

俺の声は、木々のざわめきにかき消され、何者にも届くことはなかった。

 

 

 

 

 

神との会話を終え、俺は幻想郷の...どこだここ。まあ、とにかく森の中を歩いていた。『物理的な破壊力がヤバい女性が沢山いる』というこの幻想郷で生き残るために神からもらった力『金属操作』と『原点越え』、そして『マイン・オール』

 

この力をどう使って敵を倒すのかとか、そういうのは一通り考えておいた。では次に何をするか?当然、その『考え』実践して見ることだ。まずは神にも言った【『金属操作』で翼を作ってそれを強化して飛ぶ】を実践してみよう。

 

まずは翼だ。一概に翼と言っても、その種類は豊富だ。戦闘機の様な滑空や回転などの機動力に優れた薄くて真っ直ぐな翼だったり、フリーダムの様なロマン溢れるカッコいい翼。はたまた天狗の様な巨大な翼だったりと、迷うところはいくらでもある。別に、ただ金属を変形させるだけなのだから、いつでも形は変えられる。だが、それを許さないのがロマンという名の厨二心なのだ。

 

『妥協はしない』

『自分の中で一番の形を』

『便利かどうかは後回しだ!』

 

そんなことを思いながら、どんどん翼を形成していく。

 

 

────数分後

 

 

「やったッ!完成したぞッ!これが俺の翼だッ!!」

 

やっと、俺の、俺だけの翼が完成した。

 

モチーフは『ゼルダの伝説』のトライフォースの紋章を囲ってる羽みたいなやつだ。

 

そして次に、翼の『自分の翼』という役割を最大まで強化して、晴れて俺は、自由に空を飛べるようになった。

 

 

結局、翼が完成したのが嬉しすぎて他の事なんか全て忘れて空へと飛び立てしまった俺であったが....

 

 

そこ(空中)で俺は、闇に出会った────

 

闇....俺はそれをそうとしか表現できなかった。

もう少し俺にボキャブラリーがあれば他にも言いようがあるんだろうが、少なくとも、俺にはそうとしか言えなかった。

 

俺がそれに戸惑っているとその闇はだんだんと収縮していき一人の少女が姿を現した。

 

そして、少女は言った。

 

「あなたは食べてもいい人間?」

 

俺はそれを聞いて神が言っていたことを思い出す。

 

『───妖怪とか神とか色々いるよー」

 

確かにあの神はそう言っていた。

 

「君は....妖怪か?」

 

「うん、そう。だから」

 

『いただきます』とそいつは言った。

そいつは闇を身にまといこちらに向かってくる。

 

「───いい───ねェ───」

 

向かってくるそいつを、俺は真正面から迎え撃つ。

 

 

「どこまで行けるのかねぇ...喰らえ『マイン・オール』ッ!」

 

幼女を攻撃して喜ぶ趣味はないんだけど.....まあ、敵を倒すだけだと割り切って、能力を発動する。

 

 

途端、少女の真横から猛スピードで突っ走る白いワゴン車が出現する。見えていないのか、それとも大したダメージにはならないと思ったのか、少女はそれを避けようともせずワゴン車に撥ね飛ばされた。生きてるのか死んでるのか....ああ、全く気にならないな。

 

 

暫しの沈黙の後、俺は一つ大きな失敗を犯したことに気づいた。

 

「しまった!あいつに森の出方を聞きゃあ良かった...」

 

 

そして思った。『俺、何のために翼作ったんだよ」と.....

 

 

太陽が隠れ、心地の良い影が増えてきた。

ああ、やはり日陰はいい。今日はこのまま寝てしまおう。体は下にある深めの川で洗えばいいか。

 




今回短かったです。翼のデザインはいつか載せます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。