東方銀翼録〜アッパーカットで幻想入り〜   作:会話5

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皆さんこんにちは。マッハドライバー炎が届いてテンションもマッハの作者です。仮面ライダー3号....本編にまで登場してくれるとは...!


本性?本質?元厨二病患者でも、それは引くね

「......」

 

「........そんなに見つめないで。俺困っちゃう」

 

「ふざけないでください」

 

「.....ハイ」

 

 

やべえ、超気まずい。いや、超怖い。俺は今森の上で身に覚えのない本質?がどうとかで思いっきり睨みつけられてる。

 

なにこれ?拷問?拷問だよね?なんで俺こんなことになってんの?やっぱり俺は、理不尽という名の悪夢に襲われ続ける運命なのか?

 

自分の性分を恨みつつ、この状況から脱する算段をしていく。

 

 

────このまま飛んで逃げるか?

 

 

いいや、却下だ。

 

 

彼女はさっき言ってたじゃないか。『自分は幻想郷最速の鴉天狗』だと。

それを抜きにしても、俺は空を飛んでまだ1時間も経ってないズブの素人だ。昨日の幼女が飛んでいた様に、妖怪は飛ぶのがデフォルトの様なモノだと考えると、更に勝機は失せてゆく。しかも彼女は鴉天狗ときた。

 

.....鴉は鳥。あれ?もしかしなくても詰んでね?じゃあどうする、能力を使うか?電車とか道路標識とか発射しながら逃げる...これも却下だ。理由も無く攻撃はしたくない。

 

それに、使ったところで『人間不可侵』があったら...いや、あれはセプテントリオンだったか?確か土曜日の侵略者...いやいや、今そんなことはどうでもいい。最速から逃げるには........

 

 

 

 

よし、これだ。これしかない。成功するかは運任せだが、うまくいけば完全に逃げれる!

 

 

「すいません、文さん」

 

「え?ちょっ───」

 

 

両脚を振り上げ身体を半回転。

 

地面に向けて垂直に落ちていく。そのまま更に加速し、地面すれすれで体を捻りながら方向転換。俺を捕まえようとする彼女の手をMGS2のハリアーの様に、右へ左へと身体全体をロールして躱し『金属操作』で作った鎖を太い木の枝に巻きつけて体を後ろに引っ張る。

 

とてつもない衝撃が全身を襲うが、気にせず行動を続行する。

 

 

「──ッ?!どこに?!」

 

 

彼女が振り向く前にわざと斜面を転がり、人里らしき場所に突っ込む。身体中が痛いが、なんとか離れる事には成功した。

 

 

後は身を隠して適当にやり過ごすだけだ。ふぅと息を吐いて額の汗を拭う。ああ、なんで俺はここ(心安らぐ場所)に来てまでこんな事を....おや、誰か来たようだ。

 

 

「君!大丈夫か?!あぁ、酷い怪我じゃないか!今すぐ治療しなければ!」

 

「酷い怪我?そんなに痛みは無いけど....」

 

 

そう言いながら肩を触ると....

 

 

「.....?ぶよぶよしてる?」

 

 

折れていた。というより、砕けていた。ふと気になって、先程汗を拭った手を見ると、大量の血がべっとりと付いていた。

 

 

「....ぁ、やば────」

 

「ああ!た、大変だ!!妹紅──ッ!」

 

 

俺の視界は、そこでブラックアウトした─────

 

 

 

 

 

 

諸君、初めまして...ではない気がするが、自己紹介をしておこう。私は上白沢(かみしらさわ)慧音(けいね)。人里の寺子屋で教師をしている。突然だが、私は怪我の治療ができない。ちょっとした看病や、初歩的な応急処置ならできるが、一介の教師である私に医者の真似事はできないのだ。そんな私が最も頼りにしているやつが、今目の前で青年の怪我の治療をしている藤原(ふじわらの)妹紅(もこう)だ。少々ぶっきらぼうな所もあるが、根はとても優しい私の親友で、家族のような存在でもある。

 

さて、話題を寝ている青年に変えてみよう。この青年は、突然道のど真ん中に転がり落ちて来た、かなりやんちゃな奴だ。妹紅いわく、やんちゃでは済まない登場の仕方だったそうだが、怪我の手当てに専念している妹紅の真剣な表情を見ては、何も言えなかったよ。

 

さて、この青年だが、実のところ、私は彼を女だと思っていた。てっきり、暴漢に襲われてここに逃げてきたのかとも思ったが、どうやら違うらしい。因みに、私が男だと気付いたのは、妹紅が服を脱がした時だ。いや、あの時は驚いた。男の服をためらいもなく、顔色一つ変えずに脱がした妹紅にもだが、それ以前にこの青年が男だという事にだ。

 

何故って、男っていうのは皆『勇ましい』とか『渋い』とか、そういった顔をしているものだろう?中性的な奴もいたりするが、彼の顔は完全に『少女』だったのだ。膝裏ほどまである長い髪は黒壇の様に艶やかで、とても細かい、撫でつけたくなる髪だった。肌も綺麗だった。つくづく女の敵だな、この青年は。

 

「よし、終わったぞ。あとは安静にしていれば大丈夫だ」

 

おや、怪我の手当てが終わったようだ。

 

 

「あぁ、すまない。助かったぞ、妹紅。感謝する」

 

「....別に...ただの応急処置だ」

 

 

おうおう、顔を赤くしてそっぽを向いている。可愛い奴め。

 

 

「可愛い奴め!撫で回してやる」

 

くしゃくしゃと頭を撫でてやると、驚いたような顔をするが、すぐに抗議を始める。

 

「うわわ!やめろぉ!」

 

「はっはっは!そんなこと言っても可愛いだけだぞ〜」

 

「うわぁああああああ!」

 

 

必死に手を振っているが、全然届いていない。更に妹紅の顔が赤くなるが、どれだけ抵抗しても、更に可愛いくなるだけだった。

 

 

 

 




「俺は、仮面ライダー...3号」に思わず涙が溢れてしまった。やはり仮面ライダーはカッコいい。
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