基本、涼風たちの艦隊はおーが(新)さんの艦隊だと思ってもらって構いません(自分とこの涼風五月雨コンビはまだ着任したてですし)
注意:10話の涼風からの電文に一部内容の変更ありです。
―――――sideみすちー
私は一通りの支持を出し終えると、港の方に向けて電達と一緒に向かう。
指示が行き届いていたのだろう、そこにはすでに艤装を装備し終えた二航戦と深雪、そして修復準備を整えた明石が待機していた。
電「深雪ちゃん!」
深雪「あ、電!司令官も」
みすちー「状況は把握したわ、飛龍、蒼龍、首尾はどう?」
飛龍「彩雲部隊が涼風さん達を発見。今誘導してます!」
比叡「よ、良かった……」
飛龍からの報告に、私達は一息安堵する。
すでに比叡も電も艤装を用意しており、万が一の場合は出撃も考えていただけに、少なくともその心配がなかったからだ。
そんな話をしている間に、私達の耳元にプロペラ機―――彩雲の音と共に、水平線に6隻の駆逐艦が見えた。
涼風「……あ、そろそろだぞぉー!荒潮、大丈夫か?」
荒潮「大丈夫よぉ~……」
卯月「無茶しすぎなんだぴょん」
弥生「…卯月も、人の事…言えない」
夕立「2人とも無茶しすぎっぽい」
朝潮「…夕立はあとで新司令のお説教です」
涼風「仕方ないな(こくこく」
夕立「ぽいーッ!?」
遠目からも元気な声が聞こえてき安心するが、夕立は背中の艤装の一部が削れ落ちており、荒潮にいたっては主機がきっちり働いていないのか涼風に肩を借りている状況だ。
電「元気そうですね…良かったのです」
明石「でも、見えない損傷があるかもしれません。皆さん、協力して艤装の確認をお願いします」
彼女たちが到着すると、明石の指揮のもとまずは損傷等の度合いを皆で協力して確認する。
特に見た目が問題なかった涼風は大丈夫だったが、夕立は主機の半分が機能を停止しており、荒潮にいたっては主機機能の大半が動作不能の状況で、尚且つ荒潮自身も少なからず怪我をおっていたのだ。
明石「…荒潮ちゃんは、私では修理できそうにありませんね…」
みすちー「仕方ない、荒潮はうちで入渠させよう。電、連れて行ってくれる?」
電「は、はいなのです!
荒潮ちゃん…大丈夫ですか?」
荒潮「大丈夫よぉ~……ありがとう…」
装備をつけたまま電に運ばれる荒潮を見送ると、チェックを終えた涼風がこちらに向けて歩いてきた。
涼風「岩川鎮守府所属 白露型駆逐艦10番艦 涼風、並びに第3遠征部隊です。
受け入れ、感謝しますッ」
みすちー「あぁ、そういう固いのウチは大丈夫だから、もっと気楽でいいよ。
それより…さっきの電文の事だけど……」
涼風「…そうか、わかったよ。
うん、その事で私も詳しく話したいんだ」
私は頷き返すと、涼風と付き添いとして深雪を伴って提督室に向かう。二航戦と比叡は残りの4人の様子を見てもらうように頼んだ。
涼風「………(ぎゅ」
深雪「……涼風、そんなに手握り締めてたら……」
涼風「ごめん、大丈夫だから…
けど、やっぱり悔しいからさ……」
深雪「悔しい…のか?」
涼風「……五月雨ねぇなら、こんな被害出さずにすんだのに……ッ!!」
唇を噛み締めつつ呟く涼風。その言葉に私と、きっと深雪も胸が締め付けられるような感じを覚える。
だから…
みすちー「…大丈夫」
涼風「え?」
みすちー「あなたは、きっちり一人も欠かさぜ此処に来た。それだけで立派よ。
だから大丈夫」
私はそれだけ言うと、それ以上涼風に話す暇も与えず提督室へ向けて移動した。
涼風もなにか思ってくれたのか、それ以上何も言わずついてきた。
提督室につくと、私は彼女らが戦闘をしたであろう場所が描かれた海図を用意し話を切り出した。
みすちー「……それじゃあ、話してくれる?何があったの?」
涼風「おう……あれは、南方海域での遠征任務の帰還中だった―――」