そんな感じですが、まあどうぞ…
※フォロワー仲間にしかわからないネタ有り
―――――sied涼風
その時、あたい達の部隊は任務の資材をドラム缶に詰め南方海域の奥地から岩川に向かって単縦陣で進んでいた。
涼風「……敵影無し、卯月~弥生~電探の方はどう?」
卯月「電探に反応なしだぴょん♪」
弥生「……対空電探、同じく……」
涼風「そう。今日も無事終わりそうだ」
姫クラスも出没する南方海域での遠征任務、それには当然それなりの危険も付きまとうのだが、あたい達の艦隊は特に敵に遭遇することもなく、無事に南方海域を出ようとしていた。
朝潮「今日の任務は、これで終わりでしょうか?」
涼風「提督がいう限りは、もう今日は出撃ないらしいぜ」
卯月「戻って早くごはん食べたい~」
任務が終わりを迎える安堵からか、通信機を使っての会話もすこし明るいものになりだす。
そんな中、僅かに不満げのこもった二つの声が聞こえてきた。
荒潮「あらぁ~…もう終わりなの?」
夕立「もっと出撃したいっぽい~」
単縦陣の三番目と四番目にいる荒潮と夕立からだ。最近遠征ばっかなことが不満のようだ。
涼風「また大規模作戦があれば呼ばれるわよ。それに、資材集めも大切な任務じゃん」
夕立「それはわかってるけど…」
荒潮「やっぱり物足りないのよねぇ~」
私は軽く我慢するように言うが、当の二人はまだ不満なのか小さく愚痴を呟く。
たしかに最近遠征ばっかで、競い合ってる2人が不満をつのらせるのは仕方ないのかもしれない。
私は、こんど司令に意見具申をしておこうかと考えるが…直後、荒潮から聞こえてきた言葉に思わず吹き出してしまう。
荒潮「……司令官と五月雨ちゃんは、いっつも物足りてるみたいだけどねぇ~」
涼風「ぶっ!?…あ、荒潮!?」
荒潮「あらぁ?私は嘘はついてないわよ~♪」
突然の荒潮の発言に、すこし慌ただしくなる私達。当然、そっちの知識を知ってる子もいれば知らない子も駆逐隊にはいるため……
弥生「む……//」
卯月「弥生、顔赤いぴょん♪」
弥生「……赤く、ない……///」
朝潮「司令官と五月雨さんが物足りてる…?」
夕立「朝潮ちゃんは知らなくていいっぽい~」
朝潮「???」
それぞれの反応をする皆に、流石の私も注意しようと通信機で呼びかけようとした。
その時だ―――
卯月「にしし……―――ッ!?
電探に艦影だぴょん!」
涼風「ッ!?全員速度を維持!卯月はそのまま艦影を補足!弥生は敵航空機を警戒!
荒潮、夕立は左右を、朝潮は後方に移動して後ろを警戒して!前はあたいがやる!」
私の命令に全員が返事をすると、一斉に行動を開始する。
数分後、卯月の案内のもと私達は南方海域特有の小島に到着した。卯月曰く、島の反対側に艦影…いや、深海凄艦がいるようだ。
涼風「卯月、敵影でどんなのがいるかわかるか?」
卯月「ちょっと待つぴょん…
…タ級1、ハ級4、ワ級1、ヲ級2…それに、姫か鬼クラスの大型艦1だぴょん」
その知らせにあたいは思わず唇を噛み締める。とても遠征装備の駆逐部隊が相手にできる艦数ではないからだ。
卯月達もそれはわかっているのだろう、旗艦であるあたいの指示をじっと待ってくれている。
ただ、約2名を除いて…
荒潮「……気になるわねぇ~」
夕立「うん、夕立も気になるっぽい」
涼風「気になるって……何かあったか?」
荒潮「気にならない?姫か鬼まで出張ってまで守られてるワ級の中身♪」
涼風「それは……言っとくけど、この部隊で攻撃を仕掛けるなんて絶対に許さないぜ」
荒潮「わかってるわよぉ~」
荒潮は少しだけ不満そうに返事をするが、それは当然のことだ。
空母ヲ級がいる以上、こちらは戦艦クラスからの長距離砲撃だけでなく、多数の艦載機からの攻撃にもさらされることになるのだ。
夜戦でも驚異となりかねないヲ級に、わざわざまだ日が出ている時間に攻撃を仕掛けるなんて……
卯月「……ッ!
敵艦隊に動きだぴょん…ヲ級2とハ級2が…離れていくぴょん」
涼風「……夕立、ついてきて。他の皆はここで待機。
様子を見てくる…万が一の時は即時撤退、良いな」
夕立「了解っぽい」
あたいと夕立は連なって島の外側を回り込みながら、動き出したヲ級達の方向に向けて動き出す。そこにいたのは―――――