幻想郷からはみすちー以外に、霊夢、魔理沙、早苗の3人もこっちに来ている
それぞれ、陽炎、黒潮、不知火をコンビとして異変『深海凄艦と艦娘の出現原因』を探るため
なお、みすちー達4人は幻想郷の時と同じく飛行や弾幕ごっこなどはできるが、その力は全て半減している
―――――sideみすちー
大淀「提督。準備できてますよ」
みすちー「ありがとう。本当なら直接見たほうが指示だってしやすいんだけどね…」
大淀「提督に何かあってはいけませんからね」
私が提督室を出てついたのは、普段大淀が使用している通信室。
艦隊出撃時には、ここに移動し艦隊を指揮するのだ。
よくわからない機械も多数あるが、私は大淀に説明を受けつつ通信機の確認をしていく。
金剛『……ヘイッ!提督、聞こえてますか?』
みすちー「大丈夫、ちゃんと聞こえてるわよ。今場所は?」
―――――side金剛
金剛「そろそろ南西諸島を抜けて南方海域に突入するところネー!」
通信機から聴こえてくる提督の声に私が返事すると、周りの様子を見る。
後ろからは、深雪、電、比叡、最上、利根の順番にきっちりとついてきている。
金剛「へーい、提督。
いよいよ目的地ね…なにか伝えることは?」
みすちー『え?急にそんな…』
金剛「ここは一つ、提督の言葉でハッパをかけてくださーい!」
私の突然の提案に通信機先の提督が戸惑っているのが目に浮かびマース。
ただ、今回の任務はそれだけ難しいです。提督にだって、指揮以外で頑張ってもらわないとー!
みすちー『そ、そうね―――…ふぅ
……多くは言わないわ、第一の目標は皆が生きて帰ってくること…それだけ。いいわね!』
6人『了解!!(なのです!)』
提督の声に、私達は再度士気を高める。
金剛「さあ、ここからが本番デース!!
艦隊!突撃ネー!!」
―――――sideみすちー
金剛の掛け声とともに、艦隊が南方海域に突入していく。
すでに空は暗闇と星空に彩られ、完全ではない視界は彼女達の感覚を過敏にする。
そんな時は、調子よく行くこともあれば…その逆も…どちらもあるのが世の常。
金剛『ッ!!敵艦隊発見!
重巡3、軽巡1、雷巡1、駆逐1!
フラグシップが満載ねー!!』
みすちー「ッ!」
大淀「来ましたね…」
みすちー「ええ…涼風達が帰還中は接敵しなかったって言ってたし、運がよければと思ったけど…
…艦隊!単縦陣で一気に突破!
撃破しなくてもいい、少しでもダメージを抑えることに集中して!」
―――――side電
電「…ッ」
司令官さんからの指示に、私はそっと腰に添えつけられた四連装酸素魚雷を触る。
何度戦いしてもなれない…敵だって、生きてるから…
けど、そんな私の考えで大切な仲間が死んだら意味がない…
金剛「私と比叡が戦端を開きマース!
残りの皆さんはそれに合わせて、突撃してくださーい!」
比叡「まかせてくださいッ!」
電「……了解、なのです」
だから、私は戦闘の時だけは自分を捨てる…皆で笑うために…!
金剛「探照灯照射!
全砲門…ファイヤーッ!!」
比叡「主砲!一斉射!!はじめ!」
金剛さんが探照灯を敵艦隊に向けて照らすと、敵艦隊に少し動揺が見える。
直後、金剛さんと比叡さんの35.6cm砲が一斉に火を吹き、こちらに接近する敵艦隊に降り注ぐ。
それに合わせ、最上さんを先頭に私達も動き出す。
最上「行くよ!」
利根「そこじゃッ!!」
次に、私達よりも射程が長い最上さん達の砲撃が飛ぶ。
それに合わせ、私と深雪ちゃんも突撃した。
深雪「電!右の重巡頼む!」
電「なのですッ!」
深雪ちゃんは勇ましく右手につけた10cm高角砲を構えると、リ級は両手に付けられた8inch三連装砲を構え砲撃していく。
深雪「甘い!(くるん
そこだッ!!」
ただ、深雪ちゃんはくるりと回転してその砲撃を避けると、ゼロ距離から高角砲を放ち離れ際に魚雷を当てていった。
深雪「どんなもんよ!」
最上「よし…はッ
電ちゃん前ッ!」
電「え?ッ!?」
少し気を抜いた一瞬だった…私が狙おうとしていたリ級がいつの間にかすぐ目の前まで接近しており、こちらに砲門を向けていたのだ。
リ級「……(ニヤリ」
―――――side深雪
深雪「ッ!?電!?」
水しぶきに隠れて電の姿が見えない…まさかッ!?
電「――ッ!!なのですッ!!」
リ級「ッ!?」
水しぶきから電が飛び出てくると、艤装に付けられた主砲を当て、一瞬で撃退していた。
私は周りの安全を確認をすると、一気に電に近づいた。
深雪「電!大丈夫か!?」
電「深雪ちゃん…はい、大丈夫なのです。
ギリギリですけど、当たらなかったのです」
最上「大丈夫!?…もう、戦闘中に余所見とは感心できないよ?」
電「ご、ごめんなさいなのです……」
電が頭を下げ謝る中、通信機から司令官の声が聞こえてきた。
どうやらさっきの私の声がきっちり聞こえていたようだ
みすちー『ちょっと!?何があったの!?』
深雪「ああ、司令官。
大丈夫、ちょっと電が被弾仕掛けただけ」
みすちー『本当に大丈夫なの…?』
電「は、はい……大丈夫なのです」
司令官の安堵した声に私も思わず笑みが浮かぶ…それだけ、私達の事を心配してくれているからだ。
そんな会話をしていると、敵を掃討、もしくは撤退したのか金剛先輩達も合流してきた。
比叡「深雪ちゃん!大丈夫だった?」
深雪「うん。電が被弾しかけたけど、無事だよ」
金剛「そうですか。なら、このまま進撃しますヨー!」
深雪「よっしゃー!」
電「………」
―――――side電
……さっきの砲撃、あたってはいないけど……艤装の調子がどこか…
いや、大丈夫なのです…これぐらいなら…
おそらく、25話行く前にケッコン艦がわかるはず…たぶん