ケッコンカッコカリ2
みすちー「…………」
ドタドタドタ!
みすちー「………?」
私が机に突っ伏していると、提督室の外から誰かが走る音が聞こえてーーー
ドーーンッ!
金剛「ヘーイ!提督!
一緒に紅茶を飲むネー!」
みすちー「………私、紅茶きらい。緑茶なら付き合うけど」
金剛「そんなにイヤですかー?紅茶美味しいのにー……」
扉を蹴破る勢いで現れたのは、金剛型戦艦の一番艦、「金剛」である。
私が気になっている比叡の姉でもあり、彼女は普段からいろんな人と一緒にお茶を楽しんでおり、たまに私も誘ってくれるのだが……正直、私は紅茶は嫌いである。
金剛はしぶしぶといった様子で、自分用の紅茶と一緒に私の為に緑茶を入れてくれている。
その様子を見つつ、私は机の上にあった書類をしまい、彼女が用意してるテーブルに座った。
金剛「………ヘーイ!準備OKデース!」
みすちー「ありがとー……(コク
ん……美味しい♪」
金剛「どういたしましてなのデース♪一緒にお茶受けもイカガー?」
みすちー「あ、柿の種。
また鳳翔さんが作ってくれたの?」
金剛「提督のお気に入りですからね。ちょうど鳳翔に持っていって欲しいと頼まれたのデース」
しばし、私と金剛は洋と和が混じったティータイムを楽しむ。時刻は3時とまだ空も明るいが、大規模作戦を終えた直後の鎮守府にはそこまで大きな仕事もなく、静かな時間がゆっくりと流れていく。
金剛「ヘイ提督……まだ、決められないんですか?」
みすちー「ぶっ⁉︎」
金剛「ホワッ⁉︎」
前言撤回。
よりによってこの子からこの話を切り出されるとは思ってなかった私は、思わず口に含んだ緑茶を吹き出してしまう。
私が涙目になりながら口元をティッシュで拭うと、若干涙が滲む目で金剛を睨みつける。
金剛はバツが悪そうに目をそらすが、少しするとこちらに向きなり話し出した。
金剛「提督が彼女達の事を大切に考えてくれる事はわかります……
けど、長い時間待たせるのは、彼女達にとって失礼デース。
とくに、深雪ちゃんと、比叡にとっては」
みすちー「……わかってるわよ」
まるで私の心を見透かすように語りかけてくる金剛を直視できず、私は俯き彼女の視線から逃れようとする……だが、彼女はそれを許さなかった。
金剛「……(ガシ)……提督、私の顔をしっかりと見るネー」
みすちー「こ、金剛……⁉︎」
金剛「今の話は、最後は提督が選ぶことです。だから無理維持はしません。けど、今から話す事にはきっちりと答えてもらいマス!」
みすちー「……ッ」
何時もの明るい雰囲気とは違う真剣な目つきに私は思わず体を揺らして逃げようとするが、ガッシリと肩を掴んだ金剛がそれを許さない。
いったい何を聞かれるのか……思わず身構えていると、彼女の口から予想にしていなかった事を聞かされた。
金剛「……昨日、比叡が泣きながら帰ってきました」
みすちー「…………え?」