ケッコンカッコカリ   作:割烹着みすちー

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20話

―――――sideみすちー

 

 

時刻は夜…時間は刻一刻と迫る

結局、日が出てる間に敵艦隊に動きはなかった…

 

大淀「提督……」

 

涼風「………」

 

みすちー「…わかってる……大丈夫だって信じてる…けど、怖いのよ…」

 

体が震える…どうしても思い出してしまう…

 

 

『……司令官!どうしたの?悩みがあるなら、私に何時でも話していいのよ♪』

 

 

みすちー「ッ!?………」

 

涼風「……ああ、もう!

みすちー司令!」

 

みすちー「ふぇ!?」

 

涼風「あんたは自分で艦娘を信じて、自分で指示を出したんだろっ!

だったら、信じてちゃんと指示しなッ!」

 

みすちー「……ごめん、そうね…

ありがとう……」

 

涼風「よしっ!」

 

大淀「ありがとうございます、涼風さん」

 

涼風「イイってことよ(ニカッ」

 

みすちー「…………」

 

私は再度椅子に座ると、比叡達からの連絡を待つ。

こちらが動き出すのは、敵艦隊が動き出したすであろう夜8時から。

いまの時刻は7時50分…

 

その時

 

比叡『……司令、聞こえますか』

 

みすちー「っ!?

聞こえるわ…そっちと、敵艦隊の様子は?」

 

比叡『こちらは状況変わらず。敵艦隊ですが…日が沈んだ頃から電探の調子が悪くなって…

現在は索敵不能、ただ、今まで動かなかったところを見ると…』

 

みすちー「夜に紛れて一気に南方海域の奥地まで撤退するのは間違いない…

…いいわ、電と金剛はその場で待機。

比叡達4人は、敵が進行すると思われる場所に先回り。

……時刻は8時…作戦開始!」

 

私の掛け声とともに、四人が一斉に動き出す。

当然、電と金剛はその場で待機のため暇なのだが、安全のためだから仕方ない。

 

電『……司令官さん……』

 

みすちー「…どうしたの?」

 

電『…その…無茶言って…ごめんなさいなのです…』

 

みすちー「……謝るぐらいなら、今すぐ皆で撤退してくれる?」

 

電『…それは…嫌なのです…♪』

 

みすちー「……意地っ張りね、そんな辛そうな声して…」

 

普段より弱々しい声…聞いてるだけで胸が痛くなるのに……

 

電『電のせいで…作戦が失敗したら、初期艦として…名折れなのです…』

 

みすちー「……それで、沈んだらどうするの…?」

 

電『……沈まないのです…絶対に…』

 

みすちー「……なら、絶対戻って来てよ…!

…金剛、お願いね…」

 

金剛『任せるのねー!

絶対、6人で帰るのデース』

 

私はそれだけ言うと、一旦会話を終え比叡達の連絡を待った。

数分後…

 

比叡『司令!敵艦隊補足!』

 

3人「「「ッ!!」」」

 

通信室に緊張が走る。

目標は既に大破だが、まだ向こうには中破のタ級に小破の南方棲戦姫がいるのだ。

四人で目標だけでも撃沈できるか……

 

みすちー「目標の有無、視認した艦隊数に数の変動は?」

 

比叡『待ってください―――…南方棲戦姫と、ワ級がいない?

敵艦隊!タ級とハ級のみ確認!』

 

みすちー「別働隊…もしかして、南方棲戦姫とワ級だけ別艦隊として逃がした?」

 

金剛『Oh…夜に紛れて動くというのは外れでしたかネー?

夕方頃には撤退していたのでしょうか?』

 

通信機から、待機しているのであろう金剛から声が聞こえてくる。

もし金剛の考えが正しいなら、これ以上ここに待機する理由はない。

 

比叡『近くにそれらしき影はありません…どうします?』

 

みすちー「…目標がいないなら、相手をする必要はないわ。

すぐに撤退―――――」

 

最上『うわぁ!?』

 

みすちー「最上!?どうしたの?」

 

何!?

 

最上『だ、大丈夫…けど、雷撃…どこから!?』

 

深雪『ハ級から…違う!

この音、潜水艦だ!』

 

利根『今の今まで隠れてたのか!?』

 

比叡『敵タ級とハ級も接近…追撃させないきなの…』

 

みすちー「落ち着いて!深雪は対潜戦闘!

三人はそのうちにタ級とハ級を―――」

 

金剛『NOッ!?』

 

……え?

 

みすちー「こ、金剛!?どうしたの!?」

 

比叡『お姉さま!?』

 

深雪『何なんだ!?』

 

私達の悲痛な声を出す中、金剛と電の声と一緒に砲撃音が聞こえてくる。

 

電『ほ、砲撃!?どこから―――そんな…』

 

金剛『どーしてこっちに…シット!

提督、南方棲戦姫がこっ――(ブツッ)――』

 

みすちー「…‥…え?」

 

大淀「……お二人からの、通信が…途切れてます…」

 

直後、電と金剛からの通信は完全に途絶えてしまった。




さて、残りの話ですけど今日の12時から1時間ごとに1話ずつ予約を入れて投稿していきます。
残りが6話あるので、明日の6時には最終話まで投稿し終える予定です。

自己満足の作品ですが、もし良ければ最後まで読んでいってください。
あと、最終話を読み終わったらツイッターのDMで読み終わった事を伝えてくれると助かります。
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