―――――sideみすちー
時刻は夜…時間は刻一刻と迫る
結局、日が出てる間に敵艦隊に動きはなかった…
大淀「提督……」
涼風「………」
みすちー「…わかってる……大丈夫だって信じてる…けど、怖いのよ…」
体が震える…どうしても思い出してしまう…
『……司令官!どうしたの?悩みがあるなら、私に何時でも話していいのよ♪』
みすちー「ッ!?………」
涼風「……ああ、もう!
みすちー司令!」
みすちー「ふぇ!?」
涼風「あんたは自分で艦娘を信じて、自分で指示を出したんだろっ!
だったら、信じてちゃんと指示しなッ!」
みすちー「……ごめん、そうね…
ありがとう……」
涼風「よしっ!」
大淀「ありがとうございます、涼風さん」
涼風「イイってことよ(ニカッ」
みすちー「…………」
私は再度椅子に座ると、比叡達からの連絡を待つ。
こちらが動き出すのは、敵艦隊が動き出したすであろう夜8時から。
いまの時刻は7時50分…
その時
比叡『……司令、聞こえますか』
みすちー「っ!?
聞こえるわ…そっちと、敵艦隊の様子は?」
比叡『こちらは状況変わらず。敵艦隊ですが…日が沈んだ頃から電探の調子が悪くなって…
現在は索敵不能、ただ、今まで動かなかったところを見ると…』
みすちー「夜に紛れて一気に南方海域の奥地まで撤退するのは間違いない…
…いいわ、電と金剛はその場で待機。
比叡達4人は、敵が進行すると思われる場所に先回り。
……時刻は8時…作戦開始!」
私の掛け声とともに、四人が一斉に動き出す。
当然、電と金剛はその場で待機のため暇なのだが、安全のためだから仕方ない。
電『……司令官さん……』
みすちー「…どうしたの?」
電『…その…無茶言って…ごめんなさいなのです…』
みすちー「……謝るぐらいなら、今すぐ皆で撤退してくれる?」
電『…それは…嫌なのです…♪』
みすちー「……意地っ張りね、そんな辛そうな声して…」
普段より弱々しい声…聞いてるだけで胸が痛くなるのに……
電『電のせいで…作戦が失敗したら、初期艦として…名折れなのです…』
みすちー「……それで、沈んだらどうするの…?」
電『……沈まないのです…絶対に…』
みすちー「……なら、絶対戻って来てよ…!
…金剛、お願いね…」
金剛『任せるのねー!
絶対、6人で帰るのデース』
私はそれだけ言うと、一旦会話を終え比叡達の連絡を待った。
数分後…
比叡『司令!敵艦隊補足!』
3人「「「ッ!!」」」
通信室に緊張が走る。
目標は既に大破だが、まだ向こうには中破のタ級に小破の南方棲戦姫がいるのだ。
四人で目標だけでも撃沈できるか……
みすちー「目標の有無、視認した艦隊数に数の変動は?」
比叡『待ってください―――…南方棲戦姫と、ワ級がいない?
敵艦隊!タ級とハ級のみ確認!』
みすちー「別働隊…もしかして、南方棲戦姫とワ級だけ別艦隊として逃がした?」
金剛『Oh…夜に紛れて動くというのは外れでしたかネー?
夕方頃には撤退していたのでしょうか?』
通信機から、待機しているのであろう金剛から声が聞こえてくる。
もし金剛の考えが正しいなら、これ以上ここに待機する理由はない。
比叡『近くにそれらしき影はありません…どうします?』
みすちー「…目標がいないなら、相手をする必要はないわ。
すぐに撤退―――――」
最上『うわぁ!?』
みすちー「最上!?どうしたの?」
何!?
最上『だ、大丈夫…けど、雷撃…どこから!?』
深雪『ハ級から…違う!
この音、潜水艦だ!』
利根『今の今まで隠れてたのか!?』
比叡『敵タ級とハ級も接近…追撃させないきなの…』
みすちー「落ち着いて!深雪は対潜戦闘!
三人はそのうちにタ級とハ級を―――」
金剛『NOッ!?』
……え?
みすちー「こ、金剛!?どうしたの!?」
比叡『お姉さま!?』
深雪『何なんだ!?』
私達の悲痛な声を出す中、金剛と電の声と一緒に砲撃音が聞こえてくる。
電『ほ、砲撃!?どこから―――そんな…』
金剛『どーしてこっちに…シット!
提督、南方棲戦姫がこっ――(ブツッ)――』
みすちー「…‥…え?」
大淀「……お二人からの、通信が…途切れてます…」
直後、電と金剛からの通信は完全に途絶えてしまった。
さて、残りの話ですけど今日の12時から1時間ごとに1話ずつ予約を入れて投稿していきます。
残りが6話あるので、明日の6時には最終話まで投稿し終える予定です。
自己満足の作品ですが、もし良ければ最後まで読んでいってください。
あと、最終話を読み終わったらツイッターのDMで読み終わった事を伝えてくれると助かります。