ケッコンカッコカリ   作:割烹着みすちー

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3話

―――――siedみすちー

 

 

新「岩川鎮守府提督、櫻牙新、並びに同鎮守府所属艦隊6隻、パラオ泊地に一時着任しました!」

 

みすちー「パラオ泊地所提督、ミスティアローレライ、旗艦の着任を歓迎します!」

 

深雪「……」

 

五月雨「…何ていうか…何時もの調子が見慣れてるから…」

 

深雪「慣れない…って言うか、似合わないな~w」

 

みすちー「笑うことはないでしょ!?」

 

新「まぁ、普段からそこまで固く話なんてしてないからな~」

 

私の提督室内で朗らかに笑顔を浮かべる新さん。

以前受け入れた涼風率いる輸送艦隊を率いる岩川鎮守府所属の提督で、私より先輩になる人だ。

ある程度私自身の艦隊が揃ってからの付き合いだが…まぁ、ほかにもいろいろと有名な提督でもある。

 

みすちー「んっ…ごほん、ちょっと真面目に話すわよ!

深雪も!笑ってないで二人に資料渡して!!」

 

深雪「はいは~い♪」

 

新「了解~」

 

五月雨「ありがとうね、深雪ちゃん♪」

 

とはいえ、それはそれ。これはこれ。

今は作戦前であるしここは真面目に行かないと…

 

みすちー「えっと、作戦目的は敵新深海棲艦の調査と、出来るならその艦の轟沈。

調査の開始事態は明日からで、資材はこちらがすべてを受け持つから新さん達は今日はゆっくり休んでもらっていいよ」

 

深雪「まぁ、こっちもほとんど準備は終わってるから後はのんびり休むんだけどな~」

 

みすちー「まぁね…後は、皆が泊まる部屋だけど。それぞれの各寮と新さんように部屋を開けてるから、自由に使っていいわよ」

 

新「準備が早いな、助かるよ」

 

五月雨「えっと…ここまでしてもらって本当にありがとうございます」

 

みすちー「良いって事よ、これぐらいなら簡単だし」

 

実際、南方海域の攻略に向かう本土の艦はここを通ることも多く、それなりの設備が整ってある。

一緒に来た他の5人にはすでに部屋の場所を伝えてのんびりしていいと伝えているし。

 

みすちー「…で、新さんの部屋なんだけど…」

 

新「ん…?」

 

みすちー「…まぁ、言わずもだけど二人用にはしてるから、五月雨ちゃんのためにも」

 

五月雨「ちょ、みすちーさん!?///」

 

新「お、気がきくな~(ぎゅぅ」

 

五月雨「わぷっ!?///」

 

深雪「相変わらずだな…///」

 

みすちー「本当ね…///」

 

私たちが前にいることも気にせず五月雨を抱きしめる新さん…まぁ、普段から見慣れてる事なので動揺などないけど、この二人はそれだけラブラブなのである…

 

新「作戦前は致したりなんてしないから大丈夫だって~」

 

五月雨「~~///」

 

…まぁ、通信でも結構気にせずこういう事を言う人である…別に悪い人じゃないのだ、むしろ良い人なのよ…良い人なんだけどな…

 

みすちー「…ごほんっ、それじゃあ。詳しい事はさっき渡した書類に書いてあるから、後はのんびりしてよ」

 

新「そうだな…それじゃあ、みすちーさんと深雪ちゃんにはは聞きたいことあるしちょっと良いかな?」

 

みすちー「え?良いけど…何か説明不足だった?」

 

深雪「けど、私に聞くことなんてあるか?」

 

何だろ?何かすっごく嫌な予感もするけど…

 

新「ははは、まぁね…実際、ケッコンしてから深雪ちゃんとどこまです―――「新?それ以上言うと怒るよ?」ごめんなさい!(土下座」

 

みすちー「……///」

 

深雪「……///」

 

無意識のうちに深雪と顔を見合わせて、お互いが赤くなっていること気づきつい無言になってしまう。

まぁ、五月雨ちゃんは基本は真面目なので大丈夫なはずだ…たぶん。

 

 

 

―――――sied深雪

 

 

 

深雪「あぁ~…もうっ!思い出したらまた顔が…///」

 

さっきの作戦会議の後、司令官はまだ細かな準備があると言うことで司令室に残ってる。手伝おうかって言ったけど、直ぐに終わるからって追い出されるし…

 

深雪「…意識されてるのかな…///」

 

五月雨「なーに一人で言ってるの?(ひょこ」

 

深雪「うわぁ!?///」

 

突然、後ろから声をかけられ思わず体がびくついてしまう。

 

五月雨「…本当にどうしたの…?顔真っ赤だよ~?(つんつん」

 

五月雨…わかってて言ってるな…!?

 

深雪「大丈夫!大丈夫だから何にも言わないで…!///

そ、それより五月雨も暇ならさ、ちょっといろいろ見てまわろうぜ!///」

 

五月雨「えっと、う、うんっ」

 

私は何とか忘れるように顔をブンブン振ると、これ以上弄られないようにと五月雨の手を引き歩き出す。

…とは言っても、特に何か決めてるわけじゃないしどうしよっか…

 

『わーーー!』

 

深雪「ん…?」

 

五月雨「港の方から…聞こえたかな?何だろ?」

 

歓声か…?…気になるな~

 

深雪「五月雨、行ってみるか?」

 

五月雨「う、うんっ!」

 

私は五月雨の手を引きつつ港に向かって走り出す。

結構大きな声だったけど、悲鳴じゃなかったし敵襲じゃないとは思うけど…

 

 

 

 

【パラオ泊地、港】

 

 

 

 

北上「―――で、あるからして、魚雷ってのは種類によっては独自の動きをして船の側面を狙うものもあって~――――――」

 

若葉「なるほど…」

 

睦月「へぇ~…勉強になるのです」

 

五月雨「…えっと、北上さんの…?」

 

深雪「…講習会か?」

 

私たち港に着くと、艤装を着けた北上先輩が同じように艤装をつけたうちの艦隊の駆逐隊に向けて何かしら話していた。よく見たら何個かの的が浮かんでるのも見えるし…訓練中か?

 

青葉「ふむふむ…なかなか北上さんもさまになってるじゃないですか」

 

深雪「あ、青葉先輩!これって…?」

 

青葉「あ、深雪さんに五月雨さん。

丁度いいところに来ましたね」

 

私はちょうどその様子を眺めていた青葉先輩に話しかけると、青葉先輩は手に持ったペンを回しつつ笑顔を浮かべて話返してきた。

 

五月雨「いいところですか?」

 

青葉「ええっ。つい少し前から始まったんですけどね――――」

 

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