ケッコンカッコカリ   作:割烹着みすちー

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11話

―――――sied最上

 

 

 

 

最上「ついたよ〜

重巡寮は一室しかないんだけど、その代わり部屋の広さは一番大きいんだよね〜」

 

羽黒「そうなんですか…」

 

衣笠「ん…あっ、羽黒さん。こんにちは〜」

 

三隈「お待ちしておりましたよ〜」

 

羽黒さんの手を引きつつ、私たちは畳がひかれた部屋に入る。万が一羽黒さんが見つからないまま重巡寮に来たら困ると思い、2人には部屋で待っていてもらったのだ。

 

羽黒「あの…数日の間ですけど、よろしくお願いしますっ!(ぺこり」

 

衣笠「まぁまぁ、そんな硬くならなくていいから〜

青葉〜確か買い置きしてるお菓子あったしそれ皆で食べよっ」

 

座布団を用意して羽黒さんに座るように促すと、戸棚近くにいる青葉に向けて話しかける。

 

青葉「そうですね〜確か買い置きのポテチが…(戸棚ガサゴソ」

 

最上「いま食べると夕飯食べれなくなるよ?」

 

三隈「そうですわ、間食は太る原因にもなりますし」

 

衣笠「あらら、怒られちゃった(汗」

 

青葉「仕方ないですね、ここはお茶だけにしておきますか〜」

 

羽黒「あ、あの…そんなおもてなししてもらわなくても大丈夫ですから」

 

衣笠「まぁまぁ、羽黒さんは座って待ってればいいから♪」

 

ドタバタとお茶の準備をする僕達を見て羽黒さんが気にするなとは言ってくれるが、気持ちだけもらいつつ私達はパパッと準備を終える。

 

そして、部屋の中に置いてる丸テーブルにお茶を入れた湯飲みを置いて羽黒さんにも座るように促した。

ご飯の用意が出来るまではこうしてのんびりできそうだな〜

 

最上「ほら、羽黒さんも遠慮しないで」

 

羽黒「あ、ありがとうございます…」

 

青葉「羽黒さんは謙虚ですね〜

そんな気にしなくてもいいというのみ」

 

三隈「青葉さんは無遠慮すぎるんです。

取材といえばなんでもできると思って…」

 

青葉「いやいや、私だって遠慮の精神はありますよ?

もしなければ今頃ーーーいや、これ以上は皆さんのために言わないでおきましょうか…(ふふふ」

 

衣笠「何言おうとしたのよ?(汗」

 

青葉「何でもかんでも記事にしても言い事は無いってことですよ〜」

 

青葉は愛用のカメラを持ちつつドヤ顔で語っている…本当に、どこから情報を仕入れているんだろう…

僕がそう思いつつお茶をすすっていると、何かを思い出したように青葉はそのカメラを持つ手を羽黒さんにつきつけ……

 

青葉「そういえば羽黒さん!

貴女に聞きたいことがあるんですよっ!」

 

羽黒「は、はいっ!?」

 

最上「青葉!怖がらせちゃだめでしょ!」

 

青葉「羽黒さんはこれぐらいで本当に怖がったりしませんよ〜ですよね、新司令官が指揮する巡洋艦ではトップの成績なんですし♪」

 

衣笠「えっ?そうなのっ?」

 

羽黒「は、はいっ…一応…」

 

三隈「凄いですわね羽黒さん!」

 

羽黒「そ、そんな…新さんの指揮がいいからで、私の実力じゃ…」

 

青葉「そう!その新司令官について聞きたいんですっ!」

 

再度羽黒さんにカメラを突きつける青葉を見て僕は思わずため息をつく。このままその質問は永久に封印してくれた方が良かったけど…青葉も熱が入るとまずは止まらない…

僕はさっと衣笠と三隈に視線を向けると、2人ともわかったと小さく頷き返した。

最悪、羽黒さんに迷惑がかかる前に止めに入らないと…

 

羽黒「そ、それで…新さんがどうかしたんですか…?」

 

青葉「はいっ、青葉の目が間違えなければですけど…新司令官が好きな艦娘、五月雨ちゃん以外にもう1人いますよね?」

 

最上「えっ!?」

 

三隈「まぁっ!?」

 

衣笠「ほんとっ!?」

 

青葉の言葉に僕達3人は同じ様に驚きの声をあげ青葉を見て、次に羽黒さんに視線を向ける。 新提督と五月雨ちゃんが相思相愛で愛し合ってる事はこの鎮守府でも有名な話だけど…

視線を向けられた羽黒さんは…

 

羽黒「ーーっ…そ、それは…///」

 

見るからに動揺している羽黒さん…もしかして…いや!そうじゃなくて青葉を止めないと!

 

最上「青葉っ!あんまりプライベートな事に首突っ込むなら本気で怒るよっ!」

 

 

青葉「いやいや、そんなプライベートなこと本人聞かずに記事になんてしませんって!

ただ先に情報収集はするべきですから」

 

最上「そうじゃなくてっ!!」

 

僕の声を半分聞き流しつつ、青葉はそのまま羽黒さんに詰め寄る。

その勢いに押されてか羽黒さんは目を潤ませて後ずさっている。

 

羽黒「いや…その…///」

 

青葉「…ズバリ、その艦娘とは――」

 

少しタメをつけて…青葉は言い放った。

 

青葉「―――潜水艦ろーちゃんのことですよね!!」

 

羽黒「――……え?」

 

衣笠「ろーちゃんって、たしかドイツ出身の?」

 

青葉「そうですっ!!

以前演習であったときからどこか電さんと比叡さんと似た雰囲気を感じていたんですよね~

ただ、今日金剛さん達の部屋に所要で行ってみたら――――」

 

 

 

 

 

ろーちゃん『…新さん…好き…ですって…///(ぎゅぅ』

 

比叡『お、お姉さま…?これって…』

 

金剛『…比叡、日本の諺にこういうものがありマース…

『人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて地獄に落ちろぉぉ!』』

 

比叡『お姉さまそれ少し違うような…』

 

金剛『と、とにかく!この事は比叡と私の秘密デース!

相談されるまで提督にも新提督にも秘密デース!

わかりましたか!』

 

比叡『は、はいっ!』

 

 

 

 

 

 

青葉「―――っと言う会話が聞こえてきまして~」

 

羽黒「そ、そうだったんですか…」

 

どこか安心した様子で聴いてるような…僕たちは知らないだけで羽黒さんは知ってたのかな?

いや、今はそれより―――

 

青葉「で?実際のところどうなのですか?

いや、正確にはどこまでお二人は進んでるのですか?新司令官は知っているのでしょうか?五月雨ちゃんは?(グイグイ」

 

羽黒「そ、それは私の口からは…あっ」

 

青葉「おや、何故か羽黒さんがどんどん離れていき―――」

 

最上「羽黒さん、さっきの事は僕達は何も言わないから気にしなくていいよ♪

それじゃあちょっと青葉と『演習』してくるからまたね~(ずるずる」

 

青葉「待ってください最上さん話せばわかりますか――――……(バタンッ」

 

 

 

 

 

―――――sied羽黒

 

 

 

 

 

羽黒「…あの、連れて行かれましたけど…(汗」

 

青葉さんすっごく汗をかいて連れて行かれましたけど…

 

衣笠「大丈夫でしょ、2人とも明日は出撃命令出てないしい」

 

三熊「もしあっても支援艦隊ぐらいですわ。

それに何時ものことですから(お茶すすり」

 

羽黒「そ、そうですか…(苦笑」

 

(コンコンッ)

 

羽黒「あ、はいっ?」

 

誰か来たんでしょうか…?

 

伊勢「失礼するよ~

提督が今日はお客さんもいるし、皆でご飯にしないかって~」

 

三熊「あら、それは良いですわね」

 

衣笠「提督も気がきくね~

それじゃ、食堂まで案内するし一緒に行こうか?」

 

羽黒「は、はいっ」

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