ここから心が揺れることはないはず。
話の構成も、決心付いたらあっさり決まったし。てなわけで最新話どうぞー
ケッコンカッコカリ4
ーーーside電
カリカリカリカリカリ……
駆逐艦寮の一室、姉と同室であるこの部屋で私は日課のお勉強をしていた……
電「………全然、はかどらないのです……くぅ…」
のですが……今日あったことが衝撃的すぎて何も書けないのです……
私は大きく体を伸ばすと、鉛筆を机の上に置き窓から空を見上げます。
時刻は5時過ぎ……もう夕方なのです。
電「……………」
深雪ちゃんは、私達より後に自分の思いに気づいて……私達より先に進んでいる。
比叡さんは、今でも自分の思いに迷いつつ答えを探し出そうとしてる。なのに……
電「…………電だけです。答えが出てるのに、前に進めていないのは……」
初めは、深雪ちゃんが自分の気持ちに気付くまで待ってあげようと思ってた。けど、深雪ちゃんが先に進んだのに、私はまだ同じ場所から進めていない。
好きなのに……何も言い出せない。
結局、私は深雪ちゃんを理由にして私の弱気な心をごまかしていたのです。
司令官にもし断られたらという……怖さに……
電「…………」
ガチャ
暁「電、入るわよ……って、貴女なんて顔してるのよ?」
電「ふにゃッ⁉︎…….お、お姉ちゃん?」
突然の来訪者に心の奥に入り込んでいた私の意識が引き戻される。私が慌てつつ日記を引き出しにしまうと、扉の外から呆れた様子で暁お姉ちゃんが入ってきました。
電「そ、そんなに変な顔してたのですか?」
暁「してたわよ。
それに、ほらこれ。司令官に出す書類、まちがいだらけよ」
電「はわわ!ご、ごめんなさいなのです……」
暁「たくっ、一緒に直してあげるからこっち来なさい」
電「うう……」
私はお姉ちゃんに言われるがまま自分の机から立つと、部屋の中央に置かれたテーブルに座り、チェックをつけられた書類を確認しはじめる。
ミスをした私自身が驚くほどにチェックがつけられている書類に、思わずお姉ちゃんの様子を伺うのですが、お姉ちゃんは気にしていないのか黙々と書類の不備を訂正しています。
電「………お、お姉ちゃん……?」
暁「ん?何かわからないことでもあった?」
電「だ、大丈夫なのです……(カキカキ」
暁「………そう(カキカキ」
数十分間、部屋の中では書類に書き込まれる鉛筆の音と、私達の息遣いがだけが聞こえる時間が過ぎる。
そして、書類が8割がた終わった頃だろうか。
暁「………電、貴女なに悩んでるの?」
電「ッ⁉︎……なんのことなの「誤魔化さない」……まだ、何も言ってないのです……」
暁「初期艦で今でも秘書官の仕事してる貴女がこんなケアレスミスばっかするわけないでしょ。
それも、最近になって急に。お姉ちゃんなめるんじゃないわよ」
うう……まさかこんな事になるなんて……今まで悟られなかったのに……
電「………お姉ちゃんには、関係ないのです……」
暁「………そうね。妹だからってお姉ちゃんに全部話す必要はないわ。けど、仕事にまで問題が出るのは見過ごせないわ」
電「うぅ………」
お姉ちゃんは逃さないと言わないばかりにこちらを見つめてきます。私は必死に目をそらしますが、暁お姉ちゃんはこちらから一切目をそらしません。
電「………誰にも、言わないでくださいよ……」
暁「当たり前でしょ!
レディは噂話なんてしないわよ!
安心して話しなさい!」
暁お姉ちゃんの言葉に、私は小さな声で語りました。
電「……その……」
暁「ふんふん?」
電「……す、好きな人が……できたのです…///」
暁「ふんふん……え?」
わたしの言葉がすぐに理解できなかっなのく、キョトンとしたの様子でこちらを見る暁お姉ちゃん。
私はお姉ちゃんにすら明かしていなかったことを言ったことが急にに恥ずかしくなり、お姉ちゃんから目をそらします。
直後………
暁「………ええぇぇぇぇッ!?!?」
言葉の意味を理解した暁お姉ちゃんの大声が部屋いっぱいに響き渡りました。