Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~   作:鍋奉行Lv5

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グリーンとカツラの闘いはグリーン優勢の展開
しかし、カツラもやられっぱなしではなかった!


グレンタウン~VS熱血オヤジ!②~

グリーン

「ブーバーが…消えた!?確か今そこに居たはずなのに。」

 

カツラ

「ブーバー、もうええぞ!」

 

ブーバーは、ガラガラの背後に現れた

グリーンの目に映ったのは、まるで別空間から姿を現したかのようだった

 

グリーン

「瞬間移動…?」

 

カツラ

「まぁ、そうとも言えるが単なるスピードによるものとは違う。

この技は【テレポート】といって、ある地点から別の地点へと空間を跨いで移動する技…。

その間、ブーバーは"居ない"と捉えた方がいい。

…おっと!!私とした事がつい相手にヒントをあげてしまったな!

ブーバー、【煙幕】っ!」

 

グリーン

「(そうきたか!どこから来るか全く見当もつかないってことかよ!!)

ガラガラ、【骨棍棒】で煙幕を吹き飛ばせ!」

 

ガラガラは棍棒を風車のように回し、辺りの煙幕を振り払う

 

カツラ

「そこだっ!【炎のパンチ】!!」

 

煙の中からブーバーが拳に炎を纏い、殴りかかってくる

 

グリーン

「くっ…!棍棒で受け止めるんだっ!!」

 

攻守両者互角のパワー

しかし、カツラは畳み掛けにくる

 

カツラ

「片方の拳を止めたぐらいで満足しているわけではなかろうな!?

ブーバー、もう一方の拳に炎を溜めるんだ!!

棍棒もろともガラガラを吹き飛ばせい!」

 

グリーン

「そっちがその気なら…、ガラガラにだって手が封じられても足は使えるんだ!

ガラガラ、【地震】!!」

 

ガラガラが大きく足を振り上げ、地面を踏み鳴らそうとした直前、カツラは瞬時に危険を察知した

 

カツラ

「【テレポート】!!」

 

グリーン

「消えたか…!絶好のチャンス到来だぜ。

【気合い溜め】で集中力を高めるんだ。

ブーバーの気配を微かでも捉えることができたら、お前の…勝ちだ!!」

 

ガラガラ

「…。」

 

レッド、歌美も観客席で息を飲む

緊迫した情況…それが、破られたのは一瞬だった

ガラガラの頭上、それも微妙な角度からの…まさに死角からの【炎のパンチ】だった

 

グリーン

「いけえぇっっ、【骨棍棒】っ!!」

 

振り向く際の勢いをも味方につけ、ガラガラ渾身の【骨棍棒】がブーバーの顔面にヒットした

ブーバー、ノックダウン!!

 

レッド

「グリーンの勝ちだっ…!」

 

グリーン

「しゃあぁっっっ!!!」

 

ジム内にグリーンの雄叫びがこだました

 

カツラ

「いやぁ、ガラガラの高い集中力と瞬発力にはやられたよ。

最高の試合だった!…これが勝者の証、クリムゾンバッジだ!!」

 

レッド達もグリーンの下へ駆け付ける

 

歌美

「すごい迫力だったよぉ!

それに完璧な闘いだし、満点の評価なんじゃないっ!?」

 

グリーン

「サンキュー!!

でも、俺なんかまだまだだぜ?何つってもこの後に控えてる奴が、もっと凄い闘い魅せてくれると思うから…へへっ!!」

 

レッド

「グ、グリーン!そんなに期待度上げるなよなぁ。

でも、やるからには勝つ!!それだけだぜ!

まっ、歌美も観とけよ、時代の申し子…レッド様の華麗なる闘いをっ。」

 

グリーン&歌美

「…。」

 

レッド

「ってことでカツラさん、俺もお願いします!!」

 

カツラ

「そうか、連戦だったな…。

(やられたポケモンの体力が無い今…致し方ないな、レッド君には少ぉし厳しめのジム戦を味わってもらおうかな。

私のお気に入りの、あのポケモンで…!!)

よし、では始めるとしよう。

ルールはグリーン君の時と同じだ!」

 

レッド

「カツラさん…ポケモンは?」

 

カツラ

「なぁに心配いらんよ。ちゃんと用意はしてある…フフフ。

キュウコン、いくのだっ!」

 

レッド

「キュウコンか…、だったら俺はサンダースだ!!

光速が織り成す雷の恐ろしさを…」

 

カツラ

「【電光石火】!」

 

レッド

「カツラさんっ、俺の決め台詞を~!【砂かけ】っ!!」

 

キュウコン

「!?」

 

レッド

「これが本物の【電光石火】ですよ!?

最初のダメージは俺がもらった~っ!!」

 

駿足でキュウコンの背を取ったレッドだったが…

 

カツラ

「させまいっ、キュウコン後ろに向かって【火炎放射】だ!

…さらに、【炎の渦】で閉じ込めてしまえぃっ!!」

 

完璧なコンビネーション、そして計算された技の出し方

サンダースは燃え盛る炎の中で身動きがとれないでいた

その熱さは、サンダースの体力を減らしていく

 

レッド

「これじゃ、どんな技も炎でかき消されちまう…!!

…どんな技も?必ず当たる技…っ!?

そうか、サンダース、【スピードスター】だっ!」

 

突如、炎の渦から【スピードスター】がキュウコン目掛けて、飛び出してくる

 

カツラ

「何っ!?」

 

油断していたカツラとキュウコン

キュウコンは【炎の渦】を解いてしまった

既に、そこにサンダースはいない

そう、キュウコンの足下にいたのだ

 

レッド

「郁子さんから教わった…。

一撃で相手を仕留める為の膨大な電気エネルギー、一気に放出させろ!

サンダース、【雷】!!」

 

グリーン&歌美

「うわぁぁっ!!」

 

その威力は観覧用の窓ガラスを粉々にし、電光が視界を奪う

キュウコンに100万ボルトの雷が落ち、戦闘不能に

 

カツラ

「(この【雷】は…っ!これ程の雷を作り出せるサンダースがいるとはな。

それに、そこまで鍛え上げたトレーナーも然り。

これがカントーの期待のルーキー、その実力というわけか。)

すまん、キュウコン。対応できなかったことを許してくれ。

…次はこうはいかんぞ!?ウィンディ!!」

 

見た目は温厚そうな狛犬のようなポケモン

だが、それとは裏腹に凶暴な牙がレッドを襲う

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