Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
ジメジメとした洞窟の内部と、異様な雰囲気に困惑気味のレッドであった。
レッド
「しっかし、お月見山って広いなぁ。
これじゃ探すのに一苦労だぜ。」
歌美
「まぁ、お月見山はカントー地方屈指の山岳スポットだからねぇ。
なんでも、一目観ようと山好きのトレーナーがたくさん来るらしいの。」
そんな話をしていると、前から2人の山男が歩いてきた。
レッドと歌美はすれ違い様に会釈すると、むこうも軽く会釈し通りすぎる
その時、レッドは2人の会話を耳にした
山男A
「さっきの奴ら、何してたのかなぁ?」
山男B
「…さぁな。それにしても、服のセンスなかったなぁ!
そろいも揃って同じ服装で、胸の『R』の文字とか蛍光色で目立ちすぎ!(笑)」
山男A
「でも、あんな大量のモンスターボール何に使うんだろう…?」
山男B
「たくさんポケモン捕まえたいからに決まってるだろ。」
レッド
「(へぇ、変わった奴もいるんだな。)」
その時、レッドの鋭い感がはたらいた
レッド
「なぁ、ここって、どんなポケモンが生息してるんだ?」
歌美
「んー、やっぱり洞窟ってなだけにイシツブテとか、ズバットっていう蝙蝠のポケモンがいるんだよ!
あっ!でも一番珍しいのはお月見山の代名詞、ピッピかなっ!」
レッド
「ピッピぃ?」
歌美「超可愛くてゲットしたいんだけど、本当に珍しいから見つけるのも難しいんだからっ!!
噂では、このお月見山のどこかにピッピが集団で生息してる、住みかがあるんだって!
一度でいいから見てみたいなぁ。」
レッド
「ふぅーん。」
レッドと歌美は長いこと歩き、地下へと進む。
すると、一匹のピンクの色をしたポケモンが2人の前を横切った
歌美
「ちょっとっ!!見た?今の、ピッピよっ!?
一生のお願い!ついてきてぇ?」
レッド
「あのなぁ、なんか目的変わってないっ?」
レッドは半ば強引に歌美に引かれピッピの後をつけた
広い部屋のような場所に出ると、そこにはなんと、何匹ものピッピが暮らしていた
歌美
「きゃぁぁっ!可愛いぃぃっ!
よぉし、早速ゲットするわよ~。」
意気込む歌美と、呆れた顔をするレッドの背後から2人の男女が現れた
???(女)
「坊や達、こんな所で何をしているのかしら。」
???(男)
「まさかあそこにいる、ピッピを捕まえようっていう訳じゃないよね?」
歌美
「だったら何よ!?」
???(男)
「この場所は我々が先に見つけたのだっ!
一匹たりともやらんぞ!」
レッド
「ちょっと待てって!お前達何者だよ!」
???(男)
「我々はロケット団、世の珍しいポケモンや道具を全て集めることが我々の目的っ!!」
胸の『R』がキラリと光る
レッド
「(さっきの山男の人達が言ってた…。)
つまりは悪党ってことかっ!」
ロケット団(女)
「さぁ?判断はお委せするわっ!!
だってあなた達はここで我々にやられるのだから!
いきなさいっ、ズバット!
ロケット団(男)
「子供だからって容赦はしないぜ!やれ!アーボっ!」
レッド
「こっちだって、そう易々とやられてたまるか!
いけっ!ヒトカゲ!」
歌美
「私達もやるわよ、プリン!!」
ロケット団(男)
「アーボ、【毒針】!」
毒針がヒトカゲとプリンにとんでくる
レッド
「プリンは後ろに下がって!ヒトカゲ、【火のこ】で
毒針を焼き尽くせ!!」
ヒトカゲの炎で毒針を防いだレッドであったが、不自然にあいた穴とアーボの姿が無いことに気づく
レッド
「しまったっ!」
ロケット団(男)
「遅い!!【巻きつく】!!」
突如ヒトカゲの足下からアーボが飛び出し、ヒトカゲの体に巻きついた
ロケット団(女)
「ふふ。味方を庇って、カッコいいわね。
でも、やられちゃったら台無しなんじゃないの?
ズバット、【吸血】!」
身動きのとれないヒトカゲにズバットが攻撃する
ヒトカゲ
「……!」
ジワジワと体力が削られていくヒトカゲ
レッド
「…くっ!」
歌美「私も守られてるだけじゃない!やらなくちゃっ!!
プリン!【歌う】っ!」
するとプリンの何とも美しい歌声が洞窟内で反響し、相手のズバットとアーボは気持ちよくなってしまい、その場で眠ってしまった
歌美
「今よっ、レッド!!」
レッド
「おうっ!ヒトカゲっ、【火のこ】!!」
歌美
「プリン、【はたく】っ!!」
やられても尚、眠り続ける2匹
レッド
「さぁ、どうする?」
ロケット団(男)
「…っ!一旦退くぞ!
隊長に報告だっ!!」
ロケット団(女)
「そうね…。」
ロケット団の2人は、逃げ去っていった
レッド
「あいつら、次あったら只じゃおかねぇ。
ピッピ達の住みかを荒らしといて、おまけに全部捕まえるだぁ!?」
歌美
「私もあいつらは許せない…。
……って、あぁっ!早くお姉ちゃん探さなきゃ!
絶対心配してるよぉ~。」
レッド
「だからっ!歌美が道外れてったんだろーっ!!」
謎の軍団、ロケット団を追い払い再び歌美の姉探しは始まった。
が、彼らの言う隊長とは一体…!?