Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
マサラタウンはまだ太陽が昇らない、静かな明朝を迎えていた
そして、別れは訪れる
グリーン
「…。」
レッド
「…。」
オーキド
「ほれ、何黙りこんでおる。
急に淋しさが込み上げできたのかの?」
グリーン
「う、うるせぇよ、爺ちゃんっ!!
俺は淋しくなんか…ねぇよ!」
レッド
「ふ…ふんっ、俺だって!」
グリーン
「これで、少しは静かになって落ち着くぜ。
ギャーギャー騒ぐ奴がいなくなっちまうのは、つまらねぇけども…!!」
その…なんだ…、負けてべそかいて戻ってくんじゃねぇぞっ…!!」
レッド
「!!」
グリーン
「やるからにはとことんやれっ!
お前の力をカントーのトレーナーに知らしめてやるんだ!
旅に困難は付き物だ、バトルで敗北を味わうかもしれない。
俺から言えるのは…何がなんでも、諦めるな!…ってことぐらいだ。
何てったって、この俺が認めたライバルなんだからな!!」
レッドは涙を拭う
レッド
「へへっ、お前こそ、やっぱジムリーダーできなかったーなんて言いやがったら、ビンタ喰らわしてやるから覚悟しとけよなっ!」
グリーン
「そりゃおっかねぇぜ!笑」
グリーンは手を伸ばす
グリーン
「行ってこい、レッド!!」
レッドも手を伸ばし、2人は固い握手を交わした
ワタル
「レッド君、次は君の番だね。
ポケモンリーグ制覇は確かに過酷な道だ…。
けれど、それを成し遂げた時、君は生涯忘れることのない栄光を手にすることができる。
その快感は制覇した者しか味わうことのできないもの…!
君の挑戦を楽しみにしているよ!!」
レッド
「はいっ!!」
オーキド
「セキエイ大会は今年も行われる。
その入口ともいえるのが、22番道路のゲート…。
開催は2ヶ月後に迫ってはおるが、下見に行くのも悪くないじゃろ。
それに近くには、我こそは大会に出場すると闘志を燃やした連中が修行に訪れる、チャンピオンロードもある!
そこでレベルアップするのもよい…。
大会にはもちろん観に行くからのぉ、今より強くなった姿を楽しみにしておるよ!」
3人が見送る中、レッドは重たいバッグを背負って、歩き出す
そして…、太陽が彼を照らした
~22番道路~
レッド
「ここまで来ると、あんまり人気がないなぁ。
(それにしても他の大会出場者が気になるな。どんな奴が出るんだろうなぁ…。
それに、皆どれぐらいの強さかも分からねぇし…。
一応、8つのジムバッジもってないと参加できねぇ訳だから、当然それなりの強さはあるんだろうけど。
全員、グリーンやサカキみたいな強敵ばかりだったりしてな…!
そりゃねぇか!!笑)」
そんな独り言を呟いているレッドにトレーナーが駆け寄る
???
「おーっす、レッドー!!」
レッド
「ん?この声…どこかで…。」
???
「いやぁ~、元気にしてたかっ!?」
レッド
「お前か…パープル!」
パープル
「そんな面倒臭そうな顔するなよなっ!
俺達仲良しだろ!?」
レッド
「また、お前は勝手な事を…。
で、どうしてここに居るんだ?お前もセキエイ大会の下見か?」
パープル
「違う違う!!
俺は今回の大会には出場するのやめたんだ…!
俺、まだバッジ6個しか持ってないしなっ。
たまたま、7個目のバッジ手にいれる為にグレンタウンに向かって空飛んどったら、こっちの方角でどえらい爆発あったんで急遽行き先変えて来たのよ。
そしたら、レッドと同い年ぐらいの奴が戦っとるじゃないかっ!?
しかも、なかなか見応えのあるバトルをしやがって~!!
あ~っ、羨ましいっ!!」
レッド
「あー、グリーンとのバトルの事か。」
パープル
「グリーン?誰だ、そいつは!?
もしや、俺というライバルがいながら…。」
レッド
「そ!あいつは昔からの俺のライバル!!
それに、この度新しくトキワジムに就任した男だっ!」
パープル
「ガーーン!!
その、クリーンとかいう奴を綺麗に掃除してやるわっ!!」
レッド
「いや、クリーンじゃなくてグリーンだから。」
パープル
「…と、そんな事はさておき、レッド!久々に俺と勝負しようじゃねぇか。
使用ポケモンは2匹ってルールでどうだ!」
レッド
「しょうがねぇ…、大会前の前菜にはピッタリだぜ!!」
パープル
「前菜か…、軽く見られたもんだぜ。
だがな、俺はアイツと会って更なる進化を遂げたっ!
お前が今まで見たことのないバトル…魅せてやるよ!!」
パープルとの闘い…
レッドは彼を軽視していたが、一方のパープルには秘策がある様子
そして、この闘いがレッドの旅を大きく変えることとなる!