Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
勝負を挑まれたレッドだが、いつものパープルとは雰囲気が違う…?
レッド
「そういやぁ、まだお前を出した事無かったな。
いい機会だ、行ってこいカブト!!」
パープル
「ゴローニャ!」
レッド
「よし、カブトっ!お前の技は…。
ん?」
レッドは図鑑を見て愕然とする
レッド
「おおいっ!!全然技覚えてねぇのかよ…。」
パープル
「自分のポケモンの事、理解しきれてねぇのか!?
そんなんで、大会出場なんて甘いぜ!
ゴローニャ、【岩落とし】っ!」
レッド
「取り敢えず、守らなきゃなっ!
カブト、【固くなる】!!」
しかし、カブトの小さな体は、ゴローニャの繰り出す【岩落とし】に飲まれてしまう
レッド
「そんな…。」
その時、岩の瓦礫から小さな体が顔を出した
カブトは運良く岩と岩の間に挟まった形になっていた為、無事だったのだ
レッド
「(九死に一生を得たな。
現状ではカブトの攻撃は【ひっかく】と【切り裂く】の爪を用いた技が主体となっているらしい。
それと【吸いとる】…か。
カブトを実戦で出すには経験が浅かったか…?)」
パープル
「反撃してこないのか!?
ほぉらっ、【地震】!!」
大きな揺れがカブトを襲う
揺れに耐えるので精一杯だったカブトとレッドは気づかなかった…
上から落ちてくる鉄球のような物体に
パープル
「【のしかかり】!!」
カブト
「…!」
"ズドォォン"という地鳴りが22番道路に響く
押し潰されたカブトは当然の事ながら、立ち上がることはできなかった
レッド
「何もできなかった…。
もう、この窮地を救えるのはお前しかいないっ!
出てこい、リザードン!!」
パープル
「…出たな?」
レッド
「【メガトンパンチ】!!」
パープル
「受け止めろ!!」
レッド
「何っ!?」
ゴローニャは軽々とリザードンのパンチを受け止める
パープル
「【メガトンパンチ】じゃあ、ゴローニャを倒す事はできねぇよ。
頑丈すぎるゴローニャの体にはな…。」
レッド
「ちっ…、【空を飛ぶ】っ!!」
パープル
「逃がすかよ、ゴローニャ、【岩落とし】だ!」
レッド
「これくらいの岩なら…【メガトンパンチ】で砕くんだ!
そして【火炎放射】で反撃!!」
パープル
「炎タイプもゴローニャには効果はいまひとつだ。
残念だが、リザードンは最初から相性負けしてるんだよ!!」
だが、【火炎放射】を耐えるゴローニャの様子がおかしい
体表が赤色に変化してきている
レッド
「…よしっ!!
リザードン、もっと上昇するんだ!
来るぞ…!!!」
パープル
「!?…どうした、ゴローニャ!」
次の瞬間、ゴローニャは【大爆発】を起こし、自滅してしまった
パープル
「どういうことだよ…。」
レッド
「【火炎放射】を直に受けすぎたゴローニャは、体内に熱を吸収してしまい"火傷"したんだ。
そして、我慢の限界に達したゴローニャは、興奮のあまり【大爆発】を起こしてしまった…。」
パープル
「へぇ、そんな戦い方もあるのかよ。さすがだぜ!
だけど、これから魅せる戦い方はお前が初めて見るものだろうよ。
行けっ、フシギバナ!!」
レッド
「あの時の、フシギソウが。
へへ、しっかりと育ててるじゃねぇか!」
パープル
「あったり前よ!
やるぞ、【葉っぱカッター】!!」
レッド
「凪ぎ払えっ!!」
リザードンは翼を一振りし、【葉っぱカッター】を一掃する
パープル
「今だ…、【ソーラービーム】っ!!」
レッド
「【火炎放射】!!」
強力な技同士がぶつかり合う
そんな硝煙から【蔓のムチ】がリザードンを急襲する
レッド
「…っ!!リザードン、【居合い斬り】!」
ムチを斬り、攻撃を避わす
レッド
「(煙が邪魔して、フシギバナの居場所がつかめねぇ。)
リザードン、【空を飛ぶ】で上空からフシギバナの位置を確認するんだっ!」
リザードンが空からキョロキョロしていると、煙の中から何かが迫ってくるのを察知した
それは、無数の【蔓のムチ】だった
レッド
「どうしても、捕まえたいらしいな…。
リザードン、避けて避けて避けまくれっっ!」
リザードンは次から次へと襲いくるムチを必死に避ける
…だが、一本のムチがリザードンの足に絡み付いてしまう
リザードン
「!!」
パープル
「捕縛完了…!
これで整った。フシギバナ、リザードンを地面に叩き落とせ!!」
足が引っ張られ、地面に落とされてしまう
パープル
「さぁ、魅せてやる。
これが新たな戦法…Evolution Battleだ!!」
レッド
「Evolution…Battle(進化する戦い)?」
パープル
「【宿り木の種】と【成長】をMix!!」
フシギバナは背中の花から種子をばら蒔く
その種子は【成長】により、ぐんぐんと育っていき、リザードンに絡み付いていく
パープル
「森羅万象の贄となれ…"密林の支配者"《ジュングラ・プラヴィーチリ》!!」
成長した種子は、リザードンから止めどなく養分を吸いとっていく…
レッド
「あんな一気に体力を削られたら…。
リザードン、【怒り】で脱出しろっ!!」
パープル
「無駄さ…、一度捕まれば脱け出すにはそれ相応の力がいる。
そんな体力がリザードンに残ってるとは思えないけどなっ。
あー、それと、この"密林の支配者"を攻略できた奴は…まだいないっ!!」
レッドはただ弱っていくリザードンを眺めていることしかできなかった
パープル
「勝負はついたな…。
もういいぜ、フシギバナ!」
レッド
「くそぉ…!」
パープル
「まぁ、無理もねぇよ。
このEvolution Battle(EB)は世に広まってすらいない。
いや、むしろこれを知ってるのは俺とアイツの2人だけだからな!」
レッド
「…アイツ?」
パープル
「この戦い方を俺に教えてくれた人物。
そいつの名前は…」
レッド
「…。」
パープル
「イエロー。」
レッド
「…イエロー?」
レッドは敗けた…
新たな戦法、Evolution Battleに
そして、聞かされるイエローという人物とは一体…!?