Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~   作:鍋奉行Lv5

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大会を前に、敗北を喫したレッド
初めて目の当たりにしたEBに手も足も出せなかった
そんな中、飛び出したイエローという人物とは…!?


22番道路~覚悟のチョイス!~

レッド

「…イエロー?っ!…もしかして!!

そいつって、俺よりも年下だったか!?」

 

パープル

「いやぁ、さすがに歳までは知らねぇけどよぉ。

でも、まだ幼い感じはしたぜ?

それに出身はマサラタウンって言うし… 。」

 

レッド

「間違いねぇ、あのイエローかよ!!」

 

パープル

「知り合いか?」

 

レッド

「イエローは、俺とさっきのグリーンの昔からの友達で…、と言うよりも、歳は俺より1つ下だから後輩みたいなもんだな。

んで、いつも俺らの後ろにくっついて歩く、臆病なやつなんだ!」

 

パープル

「そうか…、でも俺が会った時は小さいながらも威圧感は半端なかったぜ!?」

 

レッド

「?」

 

パープル

「そして、その脅威は本物だった…!

俺は6個目のバッジを手に入れ、ヤマブキシティに滞在してたんだ、そこで出逢ったのがイエローだった。

アイツは、まだ3個しかバッジを持ってなくて、ポケモンバトルの厳しさを教えてやろうと勝負を申し込んだ!」

 

レッド

「…ハハ。」

 

パープル

「だが、見誤った。

完全に格下の相手と思った俺はアイツの魅せるE.Bに完膚なきまでにやられた。」

 

レッド

「(…イエローが!?

とてもじゃねぇが、信じらねぇ。)」

 

パープル

「そこで知ったんだ…!

所詮、持ってるジムバッジなんて数字でしかない。

本当の強さは、ポケモンとの絆だって!!

…さっきのE.Bは技と技の融合(Mix)から始まる。」

 

レッド

「つまり、技の第2段階ってことか…?」

 

パープル

「まーそんな感じだ!

そこから生まれる進化した技は、従来のものとかけ離れた威力、能力を発揮する。」

 

レッド

「でもよ、そんなの簡単な発想でいくらでも作り出せるんじゃねぇの?」

 

パープル

「馬鹿だなぁ~。

お前がいくら作り上げても、それをポケモン達が完全に再現できると思ってるのか?」

 

レッド

「!」

 

パープル

「いいか?大切なのは、さっきも言ったがポケモンとの絆!!

ポケモンの事をいかに知り尽くし、理解できてるかが重要なんだよ!

それをお前ときたら…、序盤でのカブトの扱い。

何にも理解できてなかっただろ!?」

 

レッド

「うっ…!」

 

パープル

「こんな事、大会直前にして言いたくないけどよ…レッド、今年の大会は辞退するべきだ。」

 

レッド

「!!確かに、お前には敗けたよ!

でも、他の奴等なら…」

 

パープル

「勝てるってのか!?

自分は強いから…、ヤマブキの事件を救った英雄だから…?

自惚れるなよな!?

別に俺はお前に優勝して欲しくなくて言ってるんじゃない。

今の強さで優勝して、満足し喜んでるってんなら、来年の大会で王座を奪還してやるだけだよ!!

その時のお前の顔が楽しみだけどな…!」

 

レッド

「…。」

 

パープル

「俺は、1人のライバルとして、お前の更なる可能性を試したい。

そして、進化したお前ともう1度…。

どうして俺がEBを魅せたのかを、もう一度考えろよな?

…じゃあ!こんな所で油売ってる場合じゃねぇから…、俺は今よりもっとポケモンに磨きをかけて強くなる!!」

 

レッド

「パープル…。」

 

パープルは、その場を後にした

そして1人残されたレッドは…

 

レッド

「パープルの言った事が的を射すぎていて、何も言い返せなかったな…。

俺はどこかで、自惚れてた…かもなぁ。

最近順調すぎてリーグ制覇も手の届く範囲にあるとばかり勘違いしてたんだ。

E.B…。俺も、まずはアイツらと同じステージに立たなくちゃな!

それに、今の手持ちだって探せばいくらでも不安要素は出てくるはずだ。

その為には…」

 

レッドは目の前のチャンピオンロードを見上げる

 

レッド

「(グリーン、すまねぇな。

俺の晴れ舞台は、来年に持ち越しだ。

ここで、修行して俺は強くなる!!

そして、自惚れが嘘じゃねぇ…現実のものにしてみせる!!)」

 

直面した自身の弱み

大会で恥じない戦いをするために…

そして、少年は真の英雄となるために…

チャンピオンロードへ足を踏み入れた

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