Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
初めて目の当たりにしたEBに手も足も出せなかった
そんな中、飛び出したイエローという人物とは…!?
レッド
「…イエロー?っ!…もしかして!!
そいつって、俺よりも年下だったか!?」
パープル
「いやぁ、さすがに歳までは知らねぇけどよぉ。
でも、まだ幼い感じはしたぜ?
それに出身はマサラタウンって言うし… 。」
レッド
「間違いねぇ、あのイエローかよ!!」
パープル
「知り合いか?」
レッド
「イエローは、俺とさっきのグリーンの昔からの友達で…、と言うよりも、歳は俺より1つ下だから後輩みたいなもんだな。
んで、いつも俺らの後ろにくっついて歩く、臆病なやつなんだ!」
パープル
「そうか…、でも俺が会った時は小さいながらも威圧感は半端なかったぜ!?」
レッド
「?」
パープル
「そして、その脅威は本物だった…!
俺は6個目のバッジを手に入れ、ヤマブキシティに滞在してたんだ、そこで出逢ったのがイエローだった。
アイツは、まだ3個しかバッジを持ってなくて、ポケモンバトルの厳しさを教えてやろうと勝負を申し込んだ!」
レッド
「…ハハ。」
パープル
「だが、見誤った。
完全に格下の相手と思った俺はアイツの魅せるE.Bに完膚なきまでにやられた。」
レッド
「(…イエローが!?
とてもじゃねぇが、信じらねぇ。)」
パープル
「そこで知ったんだ…!
所詮、持ってるジムバッジなんて数字でしかない。
本当の強さは、ポケモンとの絆だって!!
…さっきのE.Bは技と技の融合(Mix)から始まる。」
レッド
「つまり、技の第2段階ってことか…?」
パープル
「まーそんな感じだ!
そこから生まれる進化した技は、従来のものとかけ離れた威力、能力を発揮する。」
レッド
「でもよ、そんなの簡単な発想でいくらでも作り出せるんじゃねぇの?」
パープル
「馬鹿だなぁ~。
お前がいくら作り上げても、それをポケモン達が完全に再現できると思ってるのか?」
レッド
「!」
パープル
「いいか?大切なのは、さっきも言ったがポケモンとの絆!!
ポケモンの事をいかに知り尽くし、理解できてるかが重要なんだよ!
それをお前ときたら…、序盤でのカブトの扱い。
何にも理解できてなかっただろ!?」
レッド
「うっ…!」
パープル
「こんな事、大会直前にして言いたくないけどよ…レッド、今年の大会は辞退するべきだ。」
レッド
「!!確かに、お前には敗けたよ!
でも、他の奴等なら…」
パープル
「勝てるってのか!?
自分は強いから…、ヤマブキの事件を救った英雄だから…?
自惚れるなよな!?
別に俺はお前に優勝して欲しくなくて言ってるんじゃない。
今の強さで優勝して、満足し喜んでるってんなら、来年の大会で王座を奪還してやるだけだよ!!
その時のお前の顔が楽しみだけどな…!」
レッド
「…。」
パープル
「俺は、1人のライバルとして、お前の更なる可能性を試したい。
そして、進化したお前ともう1度…。
どうして俺がEBを魅せたのかを、もう一度考えろよな?
…じゃあ!こんな所で油売ってる場合じゃねぇから…、俺は今よりもっとポケモンに磨きをかけて強くなる!!」
レッド
「パープル…。」
パープルは、その場を後にした
そして1人残されたレッドは…
レッド
「パープルの言った事が的を射すぎていて、何も言い返せなかったな…。
俺はどこかで、自惚れてた…かもなぁ。
最近順調すぎてリーグ制覇も手の届く範囲にあるとばかり勘違いしてたんだ。
E.B…。俺も、まずはアイツらと同じステージに立たなくちゃな!
それに、今の手持ちだって探せばいくらでも不安要素は出てくるはずだ。
その為には…」
レッドは目の前のチャンピオンロードを見上げる
レッド
「(グリーン、すまねぇな。
俺の晴れ舞台は、来年に持ち越しだ。
ここで、修行して俺は強くなる!!
そして、自惚れが嘘じゃねぇ…現実のものにしてみせる!!)」
直面した自身の弱み
大会で恥じない戦いをするために…
そして、少年は真の英雄となるために…
チャンピオンロードへ足を踏み入れた