Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~   作:鍋奉行Lv5

126 / 151
レッド対武志のバトル
オニドリルを倒されてしまった武志だったが、彼の内に秘めた何かが脈を打ち始めた


セキエイ大会2nd~鼓動~

武志

「(EBっ…!)

次はお前だ、シードラ!!」

 

レッド

「水タイプか…、恐れる事はないな!

もう一回EBで…」

 

武志

「そう何度も同じ手をくうかよ!

シードラ、【波乗り】!!」

 

レッド

「…おっと、【空を飛ぶ】だ!」

 

【波乗り】は意図も容易く避わされてしまった

 

実況

「こっ、これはっ!?」

 

そこはシードラが発生させた【波乗り】によって水のフィールドが形成されていた

 

グリーン

「…そうかっ!!

レッドの相手、考えたな。ピジョットの"砂塵の暴風嵐"は発動条件に【砂かけ】を要する!

このフィールドじゃあ技に必要な砂が無い…!」

 

レッド

「くっ…EBのデメリットをつかれたか。

ならば、【鎌鼬】で狙い撃ちするだけだっ!!」

 

武志

「【煙幕】で眩ませろ!」

 

実況

「これでピジョットは何も見えなくなってしまったぞ!?

次に我々が目撃するのは果たしてどんな結末なのでしょうかっ!?」

 

武志

「やれる、俺とシードラなら…やれるんだっ!!!

少しでも可能性があるのなら応えてくれ…【泡】!」

 

空中に大量の【泡】が浮遊する

 

レッド

「(くそっ、【煙幕】で何が起きてるのか分からねぇ!)

ピジョット、【風起こし】!」

 

ようやく煙を吹き飛ばし、煙は晴れた

だが、レッドの視界には空中で綺麗にフワフワと浮かぶ【泡】が広がっていた

 

レッド

「っ!?」

 

武志

「さらに【吹雪】を加えて…"天よりの水晶玉"《シエロ・フルゥスターリ》!!」

 

泡が急激に冷え、拳サイズの大きさの雹へと変わる

それは、猛烈な風と共にピジョットへとぶつかっていく

 

レッド

「ピジョットっ!!」

 

氷タイプの技にピジョットは効果抜群

バタリと倒れ、戦闘不能

 

レッド

「よくやったな、ゆっくり休んでてくれ…。

それにしても武志さん、よくこの短時間でEBを会得できましたね!」

 

武志

「まぁ、俺だってやるときゃやるからよ!!

ただ…、俺はシードラと心を1つにしたかったっていうか、気づいたら同調してたような…。」

 

レッド

「(まさしくそれなんです。EBは言葉では説明しづらく、ポケモンとトレーナーにしか感じることのできない技…。)

迫力あるEB見事でしたよ、だけど俺も負けるわけにはいかない、サンダース!」

 

実況

「さぁ互いに1匹ずつ倒れ、試合はevenになりましたっ!!」

 

武志

「(電気タイプか…、この水場においてシードラが圧倒的不利。

ならばっ、EBで畳み掛けるまでだ!)

シードラ、【泡】!!」

 

レッド

「やっぱり、そう来ましたか!!

サンダース、【ミサイル針】っ!」

 

全身の毛を針のように飛ばし、【泡】を悉く割っていく

 

レッド

「これで、シードラはEBを発動できない!!」

 

武志

「…何もEBに頼ってきた俺達じゃないぜ!【ハイドロポンプ】!」

 

レッド

「【高速移動】で避わして、【10万ボルト】!!」

 

電流がフィールド一帯に広がり、シードラは感電してしまい戦闘不能に…

 

武志

「俺の3匹目は、マルマインだ!

同じタイプ同士、仲良くやろうや。」

 

レッド

「そうしたいところですけどね…、恐らくできないでしょう。

だって俺達似た者同士、同じ極は反発しあうってね!!

サンダース、【電光石火】!」

 

武志

「なるほどなっ、【ソニックブーム】!」

 

だが、サンダースは俊敏な動きで次々と【ソニックブーム】を避けていく

 

武志

「速ぇなぁ、おいっ!!

…そんなら見せてやるよ、マルマインの真骨頂を。マルマイン、避わせ!!」

 

サンダースが攻撃を当てる瞬間、マルマインは目の前から消え、サンダースの背後へ移る

 

レッド

「なっ!?」

 

武志

「レッドのサンダース、かなりの速さだけどな、悪いが俺んとこのマルマインはそれを凌駕する!

毎日カントー中を配達しながら身につけたマルマインの脚力は、そりゃあカントーNo.1だと俺は思っている。」

 

レッド

「(サンダースだってチャンピオンロードでの修行で鍛えてるんだ、簡単にNo.1の称号名乗られちゃあ黙ってられねぇっすよ!?)

【高速移動】で近づき、【噛みつく】!!」

 

武志

「避けて、【スピードスター】!!」

 

【スピードスター】はサンダースに命中していく

素早い技で仕掛けるも、マルマインの素早さには追い付けない

 

レッド

「おぉぉっ、【電気ショック】!!」

 

武志

「接近戦を捨ててきたか…、だがそれも対処済みだ!

マルマイン、【光の壁】!」

 

【電気ショック】は壁に弾かれ、跳ね返されてしまう

 

サンダース

「…!」

 

オーキド

「これで接近戦、遠距離戦と共に封じられてしまったのぉ。

安心できるのはマルマインに決定的な技が無いこと…ぐらいか?」

 

グリーン

「いや、マルマインには【スピードスター】がある。

攻撃は無限と当てる事が可能だぜ?

威力が低くても、ああいった技は徐々に効いてくるもんだ。」

 

レッド

「(こうなったら、アレを使うしかないか…!)

サンダースっ、体内に電気エネルギーを溜めるんだ!!」

 

武志

「(何か来る…!?)

マルマイン、【光の壁】で守りを万全にしとけ!」

 

レッド

「行くぞ、【雷】を自分に向かって落とし帯電させ、【電光石火】で相手を貫け!

光速で放たれる一本の矢の如し…"雷脚一閃"!!!」

 

武志

「マルマイン、避わすんだっ!!

(…くそっ、間に合わない!)」

 

マルマインは、捉えきれない一撃を喰らった…が、幸いにも電気タイプのEBであった事と【光の壁】の効果でダメージを抑えることができたのだ

 

マルマイン

「っ…!!」

 

実況

「何とっ、マルマイン、サンダースの秘技を堪えたーっ!!」

 

武志

「よくやった、マルマイン!

【影分身】!!」

 

レッド

「(ここに来て、【影分身】って…!?)」

 

武志

「漢たるもの散り際はド派手に華々しく…【大爆発】!!」

 

実況

「何と、分身達も一斉に爆発するつもりか!?

この規模だと、被害は甚大だぞーっ!?」

 

グリーン

「確実にサンダースを仕留めるつもりだ。

効果はいまひとつにせよ、サンダースの"雷脚一閃"をもう一度喰らわされたら、マルマインは終わりだからな…。」

 

オーキド

「ならば相討ちを…という事か。」

 

レッド

「(ダメだ、回りが分身だらけで避けるスペースが…!!)」

 

武志

「弾け飛べ!"誘爆する地雷"《インデュース・クレイモア》!!」

 

会場は爆風に包まれる

 

実況

「と、とてつもない爆発です!!

この結果は皆さんに伝えるまでもないと思いますが…両者戦闘不能!」

 

レッド

「あなたの爆発…健在でしたか。

あの時の戦いを彷彿させますね。

しかもEBで範囲を広げるとは…。」

 

武志

「レッドに躊躇してたら敗けちまうからよ。

これで、1対2…、俺にも勝ち目は残ってる!しかも最後のポケモンは仕事仲間だ、俺との連携は一番とりやすい!

一緒に勝つぞ、カモネギ!!」

 

準決勝も大詰め…

レッドは残りの2匹でカモネギを破ることができるのか!?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。