Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
そして、セキエイ大会はいよいよ終局を迎える…
実況
「ここまで様々なドラマがありました、今年のポケモンリーグセキエイ大会。
そのラストを飾るのはやはりEB!!
どちらが、勝利の雄叫びをあげるのかっ!?」
若干ながら、ラプラスの"冰龍の沸滾"が押している
その龍のような気迫ある冷風はリザードンにジリジリと近づいていく
レッド
「腹から出すんだ!お前の炎に燃やせないものはねぇっ!!」
実況
「まさに烈火の如くーっ!!
レッド選手とリザードン、喰らいつくぞ!?」
イエロー
「なんて、タフなんだ…。」
レッド
「ぅおおおぉっ!!
俺達は勝ちにはしつこいんでねぇっ!」
互いに技が限界まで達し、爆発する
生暖かい風が会場に吹き乱れる
イエロー
「ラプラスは…生きてる!!
リザードンは…」
レッド
「言ったろ?俺達は諦めが悪いってなっ!!
俺達が…ポケモンリーグの覇者だ!!
リザードン、"紅蓮螺旋拳・改"!!!」
立ち込める熱風の中から翼を大きく広げ、轟音を立てながら突撃してくる竜が…
拳に纏った炎がメラメラと立ち騰り、それがラプラスを討ち倒す決定打となった
イエロー
「これが、レッドさんとリザードンの絆!
はぁ…、僕が超えようなんて早すぎたみたいですねっ。」
実況
「敗れたのはラプラス!!
よって、今年のリーグ覇者はレッド選手だぁっ!!!」
レッド
「俺が…リーグを制覇。
夢じゃあないよな?
リザードン、俺に【火の粉】を吹いてくれ!」
リザードン
「!?」
リザードンは驚いた表情だったが、言われた通りに、レッドに吹く
レッド
「あちっっ!!熱、熱い~!!
水を…水をかけてくれ~っ!!!」
その時、ちょうどいい水圧の【水鉄砲】が飛んでくる
その方向には、ほぼ動けなくなったラプラスと彼に駆け寄るイエローの姿が…
イエロー
「夢じゃないですよ!!
頬っぺたつねるだけでいいのに、自分のポケモンの技を喰らうなんて…大袈裟すぎますよ!
まっ、レッドさんらしいですけどね!!
優賞、おめでとうございます!」
観客席からはおしみない拍手が送られる
観客
「お前ら、最高の試合だったぞー!」
観客
「レッド、お前のおかげでポケモン魂に火がついたよ。ありがとなっ!!」
観客
「来年もこの地に帰ってきてくれよな、イエロー!!」
歌美
「さっすが、レッド!!
負けたら気合いの往復ビンタでもお見舞いしてやろうかと思ってたのに…笑
おめでとうーっ!!」
グリーン
「爺ちゃん、あいつ…本当に叶えやがったな。
幼馴染みで、最高のライバルがリーグ制覇って何か嘘のような不思議な感じがするけど…それでもやっぱり、レッドは凄い奴だよ全く!!」
オーキド
「ポケモンを信じ、己を信じ、自分の道を外れない…それがレッドの生きざまだったからのぉ。
いやぁ~、マサラタウン出身の2人が決勝でやりあうだけでワシは興奮していたがのっ!!
こうして、成長した姿が見れて感激じゃ!」
実況
「レッド選手には優賞トロフィーと、記念メダルが贈呈されます!!」
レッド
「やったぜぇ~っ!!」
レッドはモンスターボールが型どられた記念メダルを噛みながら、トロフィーを天高く掲げた
まるで長い月日のように感じたセキエイ大会はこうして幕を閉じた
だが、それは新たな挑戦の始まりを告げた
実況席から覗く4人の影…
ワタル
「レッド君、おめでとう。
君はどこまで登り詰めるつもりだい?
この空いた1席…チャンピオンの座を狙ってくるだろうか。」
シバ
「相手がどんな童だろうと、蹴散らしてやるのみ!!」
カンナ
「子供相手に剥きになっちゃって…。
まっ、それでもあの子は来るんじゃない?根性と無謀さは私も知ってるし。」
キクコ
「あたしは認めないよ?
たかが、ポケモンリーグを制覇したぐらいじゃあね。チャンピオンリーグを制して初めて本当の強さが証明される!!
じゃから、あたしが認めるのは、あやつしかおらんっ!!」
カンナ
「あの人は別格だったから…。」
シバ
「だけどよぉ、確かあのレッドとかいう童は…」
ワタル
「はいはい、話しはそれぐらいにして、レッド君に渡しに行くよ?
…チャンピオンリーグへの招待券!!」
念願のポケモンリーグを制覇したレッド
だが、裏では既に次なるステージが始動していた
物語は驚愕の最終章へ…