Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~   作:鍋奉行Lv5

144 / 151
かつてワタルを倒し1度はカントーの頂を手にしたレッドの父・炎児
子の為ならばと、ポケモンバトルを提案したのだった


セキエイ高原~親子勝負!!~

レッド

「親父とポケモンバトルかぁ~!

どんなポケモン使うのか、ワクワクするなっ!」

 

炎児

「(その表情…、さっきよりもいい感じに解れてるじゃねぇか。やっぱこいつも、俺と同じで根っからのポケモン好きって事か!!)

使用ポケモンは4匹でどうだ!?じゃ、やるぜ…カイリキー!」

 

レッド

「カイリキー…さすが、チャンピオンらしい手強いポケモンだな!!

あっ、元…だったな!笑

いけっ、ピジョット!!」

 

炎児

「父親をおちょくるとは、大した度胸だ!

そんな奴には…カイリキー、【メガトンパンチ】で鉄拳制裁だぁっ!!」

 

カイリキーはグルグルと腕を回し、ピジョットに接近していく

 

レッド

「そんな見え見えの攻撃は、飛行タイプのピジョットは喰らわないぜ…避わして、【鎌鼬】!!」

 

炎児

「レッド、ポケモン図鑑は豆にチェックしてるか?

捕まえたポケモンだけで満足するんじゃなく、1度でも出会ったことのあるポケモンの特徴や、性格は確認し、対策を練らないと、不意打ち喰らうぜ?

例えば、カイリキーなんてのは4本の腕で2秒間のうちに1000発のパンチを繰り出す!!

…ま、これはさすがにオーキドさんが大袈裟に盛った話だが、高速で打ち抜くのは間違っていない!」

 

カイリキーは外れた腕とは別の腕ですぐさま、ピジョットに追撃の【メガトンパンチ】を与える

 

レッド

「ピジョット!?」

 

オーキド

「あれは、さすがに言い過ぎじゃったか…。

(だが、その特性を充分に認識した上で、【メガトンパンチ】をだすとは!)

現役を退いても、腕は鈍っていないのぉ!」

 

炎児

「オーキドさん、俺は現役を退いたなんて思っていませんよ?

何歳年を重ねても…俺はポケモンを好きでいる限り一生現役です!!」

 

ワタル

「あれが炎児さんなんですよ。

火がついてしまったら、消火するのは難しいよ…、レッド君?」

 

レッド

「なら、俺達は俺達なりの戦いで…、親父の見たことのない戦術を以て倒す!

ピジョット、"砂塵の暴風嵐"!!」

 

炎児

「ほぅ…、それが噂のエボリューション何とかってやつか!

ワタルから多少聞いてはいるが、様子見だな。

カイリキー、次に備えて【気合い溜め】しとけな?」

 

レッド

「次なんてのはないぜ!?

カイリキーはもう術中にはまった!」

 

その場にいたオーキドや、ワタルが見守る中、炎児は嵐の中にいるカイリキーを気にも留めず、肩をグーッと伸ばしていた

 

レッド

「(あの余裕はどこからくるんだ?

親父はカイリキーが心配じゃないのかっ!?

それとも…既に何か仕掛けているのか!?)

ピジョット、技を止めてカイリキーに向かって【翼で打つ】!!」

 

嵐がやみ、カイリキーの影が見えた

まだ立っている…いや、何か構えている!?

漏れだすほどの危険な気を察知したレッドは咄嗟に指示をだした

 

レッド

「【空を飛ぶ】で緊急回避するんだ!何か…ヤバイのがくるっ!!」

 

炎児

「カイリキー、溜めすぎだぞ?

折角、俺が心理戦でレッドを騙してやったのにぃ~!

闘志むき出しにして、バレちゃってるじゃんかよぉ、【地獄車】が台無しじゃんっ!」

 

カイリキーは頭に手を置き、すまねぇという仕草をしていた

 

炎児

「しゃあないなっ、次いくぞ次!!」

 

レッド

「(俺は初めから…、親父の餌に釣られてしまってたのか!

いや、それよりも"砂塵の暴風嵐"が効いてなかった!?)」

 

ワタル

「(ピジョットのEBをほとんど無傷か。炎児さんのカイリキーも、かなり育て上げられている!!)」

 

レッド

「カイリキーは格闘タイプ…、所詮相性ではピジョットが有利なんだ。

"砂塵の暴風嵐"が無理なら、もう1つのEBで体力を削るだけだ!

ピジョット、"瞬目の嵌入"マッハ2!!」

 

炎児

「これは!すげぇ速いなぁ!

ピジョットってこんなにも高速で飛べたのかぁ。」

 

ピジョットは次から次へと多方向からカイリキーを攻める

しかし、カイリキーはしっかりと身を屈め、急所に当たらないようガードする

 

炎児

「やられっぱなしで黙ってられねぇよな!?

カイリキー、【地震】だ!!」

 

レッド

「どうして、この状況で【地震】なんだ!?」

 

ワタル

「狙いは別にあるんだね…。」

 

炎児

「地面が割れて適度な大きさに岩が崩れたな。

よしっ、その岩を空に向かって投げつけろ、【岩落とし】だ!!」

 

レッド

「(投擲するに相応しい力を兼ね備えたカイリキーにしかできないコンボ攻撃っ!!)

ピジョット、上空は危ないから下降するんだ!」

 

ピジョットはスピードを緩め、地面スレスレを飛ぶ

だが、全ては炎児の計算通りだった

 

ピジョット

「!?」

 

カイリキーの4本の腕がピジョットを捕らえ、強い握力で苦しめていく

 

炎児

「よくやったカイリキー!

巧いこと、ピジョットをお前の領域(テリトリー)に誘い出してくれたな!」

 

ワタル

「一手一手に意味のある戦い、そして相手が気づかない内に、包囲網は完成され勝利へと繋ぐ!

まさにこれが炎児さんの得意とする戦法、詰め勝負《チェックメイト・バトル》。」

 

炎児

「その名前…聴くの懐かしいな!

息子と戦うってなると燃えてきちゃってなっ!

父親だが、大人げなくいかせてもらうぜ!?【メガトンキック】!!」

 

掴んだピジョットに強烈な前蹴りを喰らわせ、吹き飛ばす

寸分の狂いもない強打を急所に受け、ピジョットは戦闘不能

 

レッド

「俺達の全てをお見通しだったのか…!?

親父っ、凄すぎだぜ!!」

 

炎児

「面と向かって言われると…て、照れるじゃねぇかよ!

だぁけぇどっ!勝ちは渡さんよ?

お前だってそう思ってるはずだよな…レッド!?」

 

レッド

「あったり前じゃん!!」

 

これが炎児の強さ

嬉しい気持ちがレッドの魂をさらに震わせる

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。