Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~   作:鍋奉行Lv5

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セキエイ高原~新種のポケモン!?~

レッド

「秘密…兵器?」

 

オーキド

「どれどれ、炎児よ見せてみぃ。このポケモン博士と呼ばれたオーキドを唸らせるような発見でもしたか?」

 

炎児

「そんじゃ、行ってこいハピナス!!」

 

ボールから飛び出したのは何とも愛くるしい姿をしたまん丸のポケモンだった

 

オーキド

「こっ、こやつは…!?」

 

炎児

「何だオーキドさん?もしかして知らないのかぁ?

レッド、図鑑を開いてみな!」

 

レッドは言われるがままに図鑑を開く

普段なら情報が提示されるはずなのだが…

 

レッド

「解析不明!?」

 

炎児

「そう。こいつはまだカントー地方で発見されていない新種のポケモンだ。

名前はハピナス!

俺がカントーを離れ、ここより西に位置するジョウト地方を旅してる時に発見したんだ。

こいつに関しては俺もあまり詳細を知らない…。

はっきりとしたことと言えば、当時俺の手持ちにいたラッキーが何らかのきっかけで進化したということだけだ。」

 

オーキド

「何と!ラッキーに進化形が存在していたとは。

ワシでさえも知らないポケモン…!」

 

炎児

「どうだレッド?カントー地方に拘らず、もっと視野を広げるんだ!

俺達が知ってることなんて、まだちっぽけで、ほんの始まりに過ぎないってことを学んだ!!」

 

ワタル

「井の中の蛙大海を知らず…、僕もまだまだ勉強不足かな。」

 

レッド

「(カントー地方だけじゃない…大きな世界!俺の知らない世界!!)

面白ぇ…、ポケモンって面白ぇな、親父っ!!」

 

炎児

「おぉよ!!さぁ来い、レッド!」

 

レッド

「カブトプス、行くぞ…【切り裂く】!」

 

炎児

「【怪力】だっ!!」

 

2匹の一撃がぶつかる

だが、ハピナスはその見た目からは想像もできない馬鹿力でカブトプスを叩き落とす

 

カブトプス

「っ!!」

 

炎児

「ほれほれ、そんなとこで寝そべってると【捨て身タックル】で吹き飛ばしちまうぞ!?」

 

レッド

「起き上がれ、カブトプス!

【固くなる】で防御に撤しろ!!」

 

2本の鎌を上手く重ね合わせ、ダメージを最小限に抑える

それでもハピナスの【捨て身タックル】は異常なほどの威力を見せつけ、カブトプスを弾き飛ばした

 

レッド

「こっから挽回してやるさ、【居合い斬り】っ!!」

 

炎児

「ガッツがあるな!

だが…その攻撃はハピナスに届かねぇよ!?【丸くなる】!!」

 

体をボールのように丸く屈めるハピナス

【居合い斬り】はツルンと滑り、思ったように技が当たらなかった

 

炎児

「カブトプスの体勢が崩れた所に【怪力】を…」

 

レッド

「まだだぜ?そこから"古代の剣"で斬り伏せろぉっ!!」

 

ワタル

「(ハピナスが防御から攻撃へと移り変わるその瞬間を狙ったのか!?

これなら確実にカブトプスのEBが当たる!!)」

 

炎児

「レッド、ナイスな判断だ!!

けどな…、ハピナスの凄さの秘訣ってのはその基礎防御力が元から高い部分にある!」

 

炎児の言った通り、ハピナスは"古代の剣"に全く怯まず、両腕を振り下ろす

 

カブトプス

「…!」

 

レッド

「まだいけるのか、カブトプス!?

よし、お前の戦意、伝わったぜ!

俺がそれに応え…お前を勝利に導くっ!!

【ハイドロポンプ】だ!!」

 

ハピナスの弱点であるその大きなお腹に一点集中で放水する

さすがのハピナスもこれにはよろめく

 

炎児

「完全に油断してたぜ。

俺ぁてっきり戦意喪失したと思ってたんだが、誤算だったな!

だけど…、見た限りカブトプスはもう限界だな。

もう戻した方が…」

 

レッド

「親父、俺はこいつが諦めるまで戦いを放棄しねぇよ。

こいつがやるっていうなら、俺は信じて最後まで指示をだし続ける!!

カブトプス、もう一度"古代の剣"だっ!」

 

炎児は幼い頃の自分を重ね合わせる

 

炎児

「(俺の若い頃そっくりだ…ったく。

ちゃんと今戦ってるポケモンの全てを把握した上で決断してるな!)

いいぜ、そんならこいつの必殺技で白黒つけようか!!【卵爆弾】だぁっ!!!」

 

ワタル

「【卵爆弾】…初めて聞く技の名だ!

炎児さん、あなたはいつも僕の一歩先を行く。ハハッ、一向に並ぶことすらできないや!」

 

腹に携えた卵を全力投球し、突っ込んでくるカブトプスに見事命中

立ち上がる体力も無くカブトプス、戦闘不能

 

レッド

「ありがとな、カブトプス!

いやぁ~参ったな。知らないポケモンだけに、攻略の手口が見つからなかったぜ!?」

 

炎児

「そりゃあお前、言い訳に聴こえるぞ?笑

それでもここまでやりあえたのは感心したぜ。知らない敵を詮索しつつ戦う…ポケモンバトルの醍醐味だもんな!」

 

レッド

「新しい出会いってのが、こんなにも胸弾んで、新鮮だってこと…忘れかけてたぜ!!」

 

炎児

「だろ?どうだ、こうしてバトルすると見えなかった路…見えてきたんじゃねぇか?」

 

レッド

「あぁ、何となくなっ!」

 

炎児

「よっしゃ!!

やっぱり最後はド派手に熱くやろうやっ!!

俺の相棒…リザードン、出てこい!!!」

 

レッド

「へぇ…、親父もやっぱりリザードンかよ!!

勿論、俺の相棒もリザードンだ!!!」

 

新しいポケモン

新しい技…その出逢い全てに対して、レッドは炎児との闘いからトレーナーの初心を思い出した

後は、ポケモントレーナーに欠かせない"勝利"を…熱い思いをぶつけるのみ!!

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