Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~   作:鍋奉行Lv5

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レッドと炎児、熱い親子のポケモンバトルに決着が…


セキエイ高原~そりゃ似るわ~

炎児

「朝日が気持ちいなぁ…。

このセキエイ高原から眺めるカントーの景色はいつ見ても絶景だ。」

 

オーキド

「早起きは三文の徳と言うが、まさにこのことじゃな!」

 

ワタル

「それにしても、いい闘いを見せてもらったよ!

最後、レッド君達のEBが繰り出された時は流石にとは思ったけど…」

 

レッド

「親父達のリザードンがその上を超えてくるとはな…!

【爆裂パンチ】か…、【メガトンパンチ】よりも威力のあるパンチだったな。

あれもジョウト地方のものなのか?」

 

炎児

「俺も初体験は、ジョウト地方だった。

受けた瞬間、体に衝撃が走ったってもんだ。」

 

レッド

「ジョウト地方…。俺のまだ見ぬポケモンの世界…。」

 

高原で大の字で寝そべるレッド

目を閉じ、今までの旅を回想する

リーグ制覇を始め、様々なトレーナーとの出逢いや対戦…ポケモンの成長とそれに伴う未知の進化

全てを思い返した時、レッドは再び体を起き上がらせる

 

ワタル

「どうだいレッド君、炎児さんとの闘いで答えはまとまったかな?」

 

レッド

「俺は…チャンピオンリーグの挑戦はしない。」

 

オーキド

「いいのか、レッド!?

挑戦を蹴るということは、再度受けるにはまたセキエイ大会を1から…。

それに早くても1年後になるのじゃぞ?」

 

レッド

「それでもいいんだ。

色々と悩んだけどさ、俺がこれから先歩んでいこうとする道の先にはチャンピオンっていうゴールは無かった。

俺は親父と戦って気づいたんだ!

果てのない旅をすることで、ポケモンと絆を深め合ったり、自分より強いトレーナーを捜してみたり…!

チャンピオンの称号は手にしてみたい…、でもそれで終わっちまう気がしてさっ!!

人はそれぞれゴールを夢見て突っ走るんだ。グリーンがジムリーダーを目指してた事や…、ワタルさんもチャンピオンになったり四天王になることが夢だったと思うんです。」

 

ワタル

「ふふっ、ご名答!」

 

レッド

「だから俺は決めた!!

俺のゴールは、『親父を超える』事だ!」

 

炎児

「俺を…超える?」

 

レッド

「ポケモンに関しても、バトルに関しても、俺が憧れるようなことを全部兼ね備えてた!

だったら、どこか少しでも親父に勝てる部分を探したいっ!!」

 

炎児

「そんな事で、諦めていいのか?

俺は毎日成長し続けるぞ?

お前がいつ追いつけるか…」

 

レッド

「追いついてみせるさっ!!

どんな事にもめげずに挑戦し続ける…俺は親父の息子だからな!!」

 

オーキド

「親子揃って、バカみたいにポケモン好きを口にしよって。

お前らがポケモンを語るのは100年早いんじゃよ!笑」

 

炎児

「ハピナス知らなかったくせに…?」

 

ボソッと呟く

 

オーキド

「たまたまじゃよ!タマタマ!!」

 

炎児

「さっきの発言はやっぱ無っしー(ナッシー)なんて言っても許さないですよ?」

 

ワタル

「返しは炎児さんに一本とられちゃいましたね、博士?」

 

オーキド

「ワタル君まで、儂を責めないでくれたまえ。」

 

一同は笑い合った

 

オーキド

「(それにしても、レッドがチャンピオンリーグを辞退するとは思ってもいなかったのぉ。

やはり赤く熱い血は受け継がれておったという訳じゃな!)」

 

レッド

「さぁてと、目標は定まった訳だし、家帰って朝飯食べたら出発するかな!!

親父はどうするんだ?」

 

炎児

「そうだなぁ…、母さんにもたくさん迷惑かけたし、ちょっとの間は家でくつろぐとするか。

トレーナーたる者、休憩も大事だしな?」

 

ワタル

「僕も、ジョウト地方でチャンピオンリーグの仕事を終えたらこっちに戻ろうかな。」

 

オーキド

「フスベシティには帰らんでいいのか?

イブキ君だっけか?彼は…」

 

ワタル

「大丈夫、僕がいなくてもしっかりやっていけてますよ!

まぁ、頑固というか負けず嫌いな性格は直ってませんが…。」

 

オーキド

「そうか、ワタル君も忙しいとは思うが、頑張ってくれたまえ!

君はカントー地方の希望の星なのだからなっ!!」

 

ワタル

「恐縮です。

…じゃあレッド君、君の活躍楽しみにしてるよ!?

炎児さん、今度カントーに戻ってきたら一戦、お願いします!!」

 

炎児

「お前との勝負ならいくらでも受けてやるぜ!

行ってこい、達者でな!!」

 

ワタルはカイリューに乗って、遥か西の空へと消えていった

 

炎児

「よっしゃ!帰るか、マサラタウンに!!」

 

こうしてレッドは父親の背中を追い、冒険という道を選んだ

何が待ち受けているのか分からない…だからこそ生まれる好奇心

ポケモンバトルが、とある親子の想いを結びつけたのであった

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