Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
冬も過ぎ、温かい春が訪れた…
ここマサラタウンにも春一番が吹いたばかりである
レッドの母
「レッド~、荷物持ったぁ~?忘れ物はない~?」
レッド
「全部確認したから大丈夫ーっ!!
…おっと、一番大事な物忘れてたぜ。」
机の上に置かれたポケモン図鑑を手に取りポケットにしまいこむ
鏡を見てもう一度チェックし、帽子をかぶり直す
レッド
「それじゃあ行ってくる!!」
母
「歌美ちゃんにもヨロシク伝えといてねぇ~!!」
レッド
「はいはい…、ったく何べんも言わなくてもいいっての。」
玄関の扉を開け、外に出ると炎児が煙草をふかしながら待っていた
炎児
「もう行くのか?
もっとゆっくりしてってもいいんだぞ?
慌てる乞食は貰いが少ないって言葉があってな…、急ぎすぎると結果失敗するってもんだ。」
レッド
「俺の性格知ってるだろ?
決めたからには行動に移さなきゃ。
1日でも親父を抜くには…なっ!
急いで転んだって、怪我の1つや2つ、へっちゃらさ!!」
炎児
「何か意味はき違えてないか?
まぁいいさ…、壁にぶち当たったらいつでも戻ってこい!相談ならいくらでも聞いてやる。今までしてやれなかったこと…たんまり甘えてもいいからな。」
レッド
「もうそんな歳じゃねぇよ!
ありがとな…親父っ!!」
炎児
「それと…、このマサラタウンの匂いや風景忘れんな。
遠くに旅行くと必ず故郷が恋しくなるんだ。そんな時、寝る前に思い浮かべてみろ…、すると不思議と体が軽くなるっていうか、明日も頑張ろうって気持ちが自然と湧いてくるんだよ。」
レッド
「(そうだ、俺はここから旅立ちそして再び帰ってくる。
いつでも迎え入れてくれる仲間…、場所があるんだ!!
だから俺は安心して前を向き、ここを出ることができるっ!!)」
レッドは大きく深呼吸をし、マサラタウンに漂うたっぷりの空気を体内に行き渡らせる
そして、親父の方を振り返ることなくマサラタウンを出発した
1番道路では歌美が既に待ちぼうけていた
歌美
「遅っーい!!
…っていつもなら言うところだけど、今回は許しといてあげる!
ちゃんと、挨拶してきた?」
レッド
「母ちゃんがお前にヨロシクだとよ。」
歌美
「お、お母様ったら早いってばぁ~、きゃーっ!!」
レッド
「ほら、ボーッとしてると置いてくぞ?
まずは西へ…そんでもって、ポケモンバトルだ!!!
(俺の冒険はまだまだ終わらねぇっ!
新しい仲間、新しい町…ここから俺の新たな人生が始まるんだ!!)」
マサラは真っ白、始まりの色…
どんな色の冒険を描いていくもトレーナー次第、そのキャンバスを自分色に染めていくんだ!
俺の色?…野暮な質問だな、俺の色はもう言わなくたって分かってるだろ!?
こうしてレッドの冒険にひとまず節目がついた
だが、決して終わりではない!
終わりという名のスタートなのである!
そう…、レッドの冒険は続く…、続くったら続くっ!!