Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~   作:鍋奉行Lv5

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地下通路を出て6番道路を進むレッドは、釣りをしているおじさん2人に呼び止められ、仕方なく向かった


6番道路~釣る者と釣られるもの~

おじさん(1)

「ちょい、ちょい、そこの少年っ!

こっちへ来なさい。」

 

レッド

「俺…ですか?」

 

おじさん(2)

「君しかいないじゃないか。」

 

おじさん(1)

「君はこの本『釣りの極意!』を知っているかな?」

 

レッド

「知らないっすけど…。」

 

おじさん(1)

「あちゃーっ!まだ子供には分からないか~。」

 

おじさん(2)

「僕達は有名な…いや、釣り業界では知らない者はいないぐらい有名な、釣り兄弟ことFishing brothersだっ!」

 

レッド

「そのまんまっすね。(笑)

…で、何で俺を呼び止めたんです?」

 

おじさん(兄)

「いやね、釣りっていうのは大人の娯楽と思われがち…、

まぁ、実際若い奴が釣りするのは珍しくなっている。」

 

おじさん(弟)

「でっ!ここを通る若者に釣りの良さを教えてやろうと思ってね!」

 

レッド

「ほぉ~。そんなおじさん達の今日の収穫は!?」

 

釣りおじさん(弟)

「見ての通りだよ。」

 

レッド

「?」

 

バケツの中を見ると、たくさんのコイキングがピチピチと元気よく跳ねている

 

レッド

「あらら~?おじさん達、プロなんですよね~?」

 

おじさん(弟)

「今日は運が無いだけだ!」

 

レッド

「でも、俺1回釣りやってみたかったんですよ!!」

 

おじさん(兄)

「本当かっ!?なら、おじさんの釣り道具を貸してあげるからやってみな!」

 

こうしてレッドは初めての釣りに挑戦した

 

・・・1時間経過

 

レッド

「……。」

 

・・・2時間経過

 

レッド

「もうっ!限界っす!!

一匹も釣れないじゃないですか!」

 

おじさん(兄)

「釣りとは我慢との勝負…なのだよ、レッド君。」

 

そして遂にレッドにその時が訪れた

竿が激しく揺れる

 

おじさん(弟)

「きたきたきたあぁぁっっ!!」

 

おじさん(兄)

「レッド君、竿をしっかり持ってリールを巻いてーっ!!」

 

レッド

「おりゃあっ!!」

 

海面から飛び出してきたのは、なんとニョロモだった

 

おじさん(兄)

「これはっ!ニョロモじゃないか!

レッド君、大物だよ!!」

 

レッド

「はぁ、はぁ。疲れますけど、釣れると嬉しいですね !!」

 

おじさん(弟)

「それが釣りの楽しいところであり、醍醐味なのだよ!」

 

レッド

「じゃあ、このニョロモは逃がしてやりますね。

キャッチ&リリースってやつっすね!」

 

おじさん(兄)

「待て待てえぃっ!!

レッド君、そのニョロモの目を見たまえ!」

 

ニョロモの瞳はうるうるしていて、まるで見捨てないでと言わんばかりの表情をしていた

 

レッド

「まさか、俺のことを…。」

 

おじさん(弟)

「気に入っちまったんだなっ。

僕を釣ってくれてありがとうってな!

この広い海、数えきれないポケモンの中から、選んでくれたことに運命を感じてるんだろう、こいつは。」

 

レッド

「そうなんですか…。

ニョロモ、俺についてくるか?」

 

ニョロモ

「!」

 

ニョロモは嬉しそうにレッドの懐に飛び込んできた

 

レッド

「ははっ!ヨロシクな、ニョロモ!!」

 

おじさん(兄)

「釣りの良さも分かってくれて、こんな場面に立ち会うことができ、感動した!

その釣竿は君にあげよう!」

 

レッド

「ありがとうございますっ!

じゃあ俺、そろそろ行きますね。日も暮れてきたし…。

友達にも本、紹介しときますねっ!」

 

おじさん(兄)

「うむ、さらばだ!」

 

レッドは思わぬ出会いから新たな仲間ニョロモをゲットし、クチバシティを目指す

 

レッド

「潮の匂いが強くなってきたな。

さぁて、もうすぐクチバシティだぜ!」

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