Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
気づけば知らない洞窟の中に…
レッド
「も~、どこまで続いてるんだよ~!
4つ目のバッジはタマムシシティってのは知ってるんだけどな。
何せ整備員の人が通してくれないからなぁ。」
するとチカッと、ライトの光が見えた
レッド
「んっ!?誰かいるのかな?」
明かりの方へ向かうレッド
レッド
「こんにちはーっ!」
???
「おっ!久々に人に会ったな~!」
重そうなリュックからピッケルが飛び出た若いお兄さんだった
???
「俺は出口 綱太(こうた)。
ここで夢を堀り続けてるのさっ!」
レッド
「夢を…掘る?
えーと、俺はレッド!今はタマムシシティへ行こうとして、さ迷ってます。」
綱太
「あー、だったら…」
すると突然、辺りの地面がボコボコと盛り上がってきた
そこからクリッとした可愛らしいポケモンが姿を見せた
綱太
「お疲れさん、ディグダ!」
レッド
「ディグダ?」
綱太
「このポケモンのこと!この洞窟にはディグダしか生息していないんだよ。
んでもって、俺の夢はこの洞窟を、ディグダ達と一緒にカントー地方の地下一帯に広げることなのさっ!」
レッド
「なるほど…!それで夢を堀るか。
順調なんですか?」
綱太
「あぁ。それでも、まだニビシティまでしか繋がってないんだ。
それでも、ここのディグダ達は、皆野生のディグダでさ、俺にもすぐ心を開いてくれて、手伝ってくれてんだ。」
レッド
「いいやつらですね!」
綱太
「そうと、たしかタマムシシティへ行きたいんだったよね?
だったら俺達が掘ったこの道でニビシティに行って、そこからお月見山、ハナダを経由してから、さらに東に行くと岩山トンネルという今は使われてないトンネルがある。
そこを出るとシオンタウンという町があるから、まずはそこへ向かうといいよ!
ちょっと道のりは長いかもしれないけど…若いから平気なんじゃない?」
レッド
「確かに旅に期限はないし、ゆっくりと行きます!
色々教えてくれてありがとうございますっ!」
綱太
「また、機会があったら、ゆっくり喋ろう!」
レッド
「はいっ、ありがとうございました!
じゃあ!」
綱太
「……。」
こうしてレッドはニビシティへと向かって歩いていった
・・・
綱太
「ふぅ、ったく夢を堀るだの偽善者になりきるのはきついぜ。
何で俺があいつを遠ざける為にこんなことしなきゃあならないんだよっ!」
綱太は身に纏った変装衣装を脱ぎ捨てた
正体はハナダでレッドと2度も闘ったあのロケット団員だった
彼はある人物に電話をかけた
プルルルルルル
???
「どうした?」
綱太
「上手くレッドを遠回りさせることに成功しました。
…しかし、小僧1人にやりすぎじゃないですか!?」
???
「その小僧にお前は2回も負けている。
仮にもお前にはロケット団の幹部…コードネーム、"ウプシロン"として、失敗できない最重要任務を与えてきた。
それを打ち砕き、我々の計画を壊そうとしてるのがレッド、そしてグリーン。彼も、レッドと同じく我々を敵視し、侮れない存在だと聞いている。
そして…もう1人。」
ウプシロン
「ワタル…ですか?」
???「あぁ、あいつが最も危険だ。
そのワタルが、カントー地方に戻ってきたとの情報を掴んだ。
その件を含め、団員を集めれるだけ集め、本部で大がかりな作戦をたてているところだ。
だから、なるべく邪魔者を近づけたくなかった。
…レッドとグリーンの両方は無理でも1人だけでも遠ざけることができるならと考え、警備員を置き、遠ざける役をお前に任せたのだよ。」
ウプシロン「でも、そんな重要な集まりに俺が参加しないとは…」
???「そう慌てるな。お前にはとっておきの舞台を用意しておく…。
それに今回の導き役にお前を選んだのは、お前が俺の信頼している数少ない部下の1人だからだ。
失敗は許されなかった…屈辱的な役をやらせてしまい、すまなかった。
恩に着る。」
ウプシロン「そんな…。
ボスの計画は誰にも邪魔させませんからっ!!
次に戦う時は必ず阻止してみせます!」
???「よろしく頼む…!」
ウプシロンの電話相手はロケット団のボスだった
狙われるレッドとグリーン
彼らの知らない間に闇は進行する