Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
休憩がてら岩に腰を下ろして、美味しい水をゴクゴクッと飲んでいると目の前に…
図鑑No.1のフシギダネが通りすぎていった
レッド
「!?こんなとこにフシギダネっ!?」
どう見ても野生の…だよな?」
フシギダネは、何かから逃げているようだった
???
「ちょっ、待ってってばぁー!!」
女の子は息を切らしながらも必死に追う
レッド
「……。」
???
「何、ジロジロ見てんのよっ!
生憎、年下には興味ないし今はそれどころじゃないの!
あのフシギダネをゲットするんだからぁっ!!」
レッド
「…ちょっと待てえぃっ!
俺もあのフシギダネを捕まえる!」
???
「横入りは許さないわよっ!」
2人が火花散らす様子を、フシギダネはビクビクと脅えながら見ていた
レッド
「俺はレッド!
そうだな…じゃあ、公平にポケモン勝負で勝った方がゲットできるってのはどうだ?」
???
「ふんっ、それならいいけど?
私は岩田 愛奈(あいな)。"可愛いポケモンをこよなく愛す"をモットーに旅してるわ!!」
レッド
「へー、そう。」
愛奈
「キーッッ!反応薄っ!!
痛い目見せてあげるんだから!ニャースっ!」
レッド
「ピジョン、頼んだ!!」
愛奈
「【鳴き声】よ!」
レッド
「【風おこし】だ!!」
愛奈
「いやぁぁぁっ!髪の毛が乱~れ~る~っ!!」
レッド
「へっ、そんなこと気にしてるようじゃ、俺には勝てないぜ?
【砂かけ】っ!」
ニャース
「!」
ニャースは目に砂が入り、バタバタしている
レッド
「【翼で打つ】…は、やめとくか。
勝負あったな。
愛奈
「悔しいー!!」
レッド
「約束だからな!?」
レッドはフシギダネに近づいていく
しかし、フシギダネは警戒してなついてくれない
レッド
「ん~、困ったなぁ。」
愛奈
「ほぉら、やっぱり私じゃなきゃ嫌なのよ!」
愛奈がモンスターボールを投げるも、フシギダネの【蔓のムチ】で弾かれてしまった
愛奈
「……。」
レッド
「…そうだっ!!フシギダネ、お前こんな暗いとこにずっといて楽しいか?
それよりも、俺達と一緒に外の世界で旅してみないかっ!?
後悔はさせないって!
ほら、友情の証として不思議な飴やるからよ!」
愛奈
「格好いい事言って、物でつるんかいっ!」
フシギダネ
「…。」
フシギダネはニコッと笑い、不思議な飴をパクっと食べた
レッド
「よっしゃ!」
愛奈
「えーーっ!?」
レッドはモンスターボールを当て、フシギダネをゲットした
レッド
「これから、ヨロシクなっ!
じゃあな愛奈、俺行くわ!」
愛奈
「これで黙って終わらせてたまるかってのっ!
ニャース、【猫に小判】よ!」
ニャースがレッドの財布を盗みとって、愛奈は逃げていった
レッド
「あんにゃろ~!人の物盗ったら泥棒だぞ~!!」
しかし、既に愛奈は見えなくなってしまっていた
・・・
愛奈
「私としたことが…まっ、先に見つけたの私だったし、これくらい情報料としていいじゃないのっ!」
財布を開けてみると…26円しか入っていなかったのだった
愛奈
「え~っ!?これじゃあ、ミックスオレ1本も買えないじゃない!!」
ニャースと一緒に膝をつく愛奈だった
一方のレッド…
レッド
「財布盗られちまったけど、入ってたのが少なくて助かったぜ。
それよりも、これで手持ちが4匹か…。
うんうん、旅らしくなってきたじゃんか!
おっ!?」
出口が見えてきた…
レッド
「さぁて、次はどんな出会いが待ってるのかな~。」
岩山トンネルを抜けるレッド
天気は……曇
町は、どす黒い雲で覆われていた
レッド
「何なんだ、この町は。」
人一人出歩いておらず、町中は閑散としていた
…この町で一体何がっ!?