Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
しかし、その一本道には何やら暴走族がたむろしているようで…
レッド
「(どうか、何も起こりませんように…。)」
下っ端
「ねぇねぇ、僕?」
レッド
「(最悪だぁ~~っ!!)
は、はいっ?何か?」
レッドの声は異常に高かった
下っ端
「先週、この道路で特攻隊長の虎男さんっていう人が君ぐらいの年の子供にやられちゃって、警察に渡されちゃったんだよねぇ。」
レッド
「凄い子供もいるもんですねぇ…。」
下っ端
「そいつ、グリーンって名前らしいんだけど…」
レッド
「グ、グリーンだってっ!?」
下っ端
「知り合いなのか?おい、隊長を呼んでこい!」
すると奥から一人の男が出てきた
金髪でオールバックをきめた厳つい人だった
???
「おい、グリーンって奴について何か知ってるのか?」
レッド
「いえ…。」
???
「嘘は良くねぇぜ?俺はカントーポケモン連合 遊撃隊長、玄田 武志(たけし)。
虎男の替わりに、この道路を任されてるんだが…、グリーンってのに一発かましてやらなきゃあ、俺達の名前に汚点がついたままだ。」
レッド
「その…、グリーンがどういう経緯であなた達に歯向かったのかは、知りませんが、グリーンは小さい頃からの親友だから俺には分かります。
グリーンは間違ったことは絶対にしない奴ですっ!!
だから、俺はあなた達に親友を売らないっ!!
やるって言うなら、相手になりますよっ!?」
武志
「いい度胸だ。ドガース行ってこい!」
レッド
「なら、こっちは…フシギダネ、お前に決めた!!」
武志
「ドガース、【スモッグ】を撒き散らせぇっ!」
レッド
「(辺りに毒ガスを…っ!)フシギダネぇぇ!!」
しかし、レッドの予想とは裏腹にフシギダネは依然として平気な様子だった
レッド
「そうかっ、フシギダネは草タイプだけでなく毒タイプももってる…、だから効果はいまひとつなのかっ!
だったら構わずいくぜ!?【蔓のムチ】!!」
ドガースは蔓のムチを受けたが、こちらもまだまだ余裕の表情を浮かべる
レッド&武志
「(このままじゃ、戦いは膠着したまま長引くだけだ。)」
レッド
「威力は低いが…【体当たり】でいけ!!」
武志
「さぁ、来いっ!【自爆】っ!!」
レッド
「【自爆】だとっ!?いかんっ、フシギダネ、突っ込まずに【蔓のムチ】で遠距離から投げ飛ばせ!」
武志
「吹き飛べぇっ!!!」
ドガースを遠くへ飛ばすのに間に合わず、フシギダネは直に被爆してしまった
レッド
「(また、どうすることもできなかった…。知っていたのに…っ!!
戻れ、フシギダネ。」
下っ端
「おいおい、武志さん倒して終わりだと思うなよ?
まだ俺達が残って…」
レッド
「いけっ、リザード【睨み付ける】。」
リザードの睨みで族の連中は怖じ気づいてしまった
レッド
「この戦い…引き分けになってしまったのでこれ以上のことはしません。
だけど、ご覧の通り俺には手持ちがまだいる。
それでもあなた達がやるってんなら容赦はしません…。」
武志
「……。」
レッド
「後…、こんな真似はもうやめましょうよ。
いい大人が、虎の威を借りて好き放題やるなんて…もっと自由奔放に生きてみましょうよ?」
武志
「お前みたいな子供に説教されちまうたぁな。
確かにお前の言うことには一理ある。俺達は頭の権力使って、暴れまわってるだけの卑怯な連中…だった。
俺は元々、皆でバイクに乗って駆け回るのが憧れだったんだ。
それがいつからか、こんな道を走っちまってたなんてな…。
どっちみち、俺らはもう役立たずだろう。
これを機にもう一度人生やり直してみるのも悪くねぇかもな!」
下っ端
「俺達は、どこまでも武志さんについていきますよ!」
武志
「お前ら…俺が再び道を外す事があれば、遠慮なく口を出してくれ!
さぁて、今日をもって族を脱退し、ツーリングでも楽しむかっ!!」
下っ端達
「はいっ!!」
武志
「レッド、ありがとな。これ…ちょっとだけだが好きなもの買え。」
レッドは武志から5千円貰った
レッド
「こっ、こんなにも…。」
武志
「いいんだ、受け取ってくれ!
後、カントーポケモン連合の頭、青島さんには気を付けろ。
あの方の残虐性は異常だからな…。」
レッド
「青島…ご忠告、ありがとうございます!!」
武志達は元気よく駆け抜けていった
カントーポケモン連合…さらなる脅威が迫る