Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~   作:鍋奉行Lv5

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日もすっかり落ちて泊まる場所を探すレッド
生憎、ホテルは満室で泊まることができなかった


タマムシシティ~虹色の夜景~

レッド

「結局、野宿かよ~。」

 

人通りの少ない裏路地に入り、ベストな寝床をさがすレッド

 

レッド

「よしっ、このベンチが最適だな!」

 

ベンチに横になり正面のマンションを見てみると、なにやら屋上に繋がる非常階段らしきものを発見した

 

レッド

「?」

 

立ち上がり、確認してみると確かに屋上に続いていた

 

レッド

「屋上…だもんな。皆の屋上だもんな!」

 

そう言いながら階段を登っていった

屋上に着くと、そこから見えたのは、タマムシシティに建ち並ぶいくつもの建物から光る何色ものネオンの輝きだった

 

レッド

「…綺麗だなぁ。

こんなとこで寝れるなんて、幸せだぜ。」

 

すると1匹のポケモンが近づいてきた

どうやらここを住みかにしてるらしい

 

レッド

「こいつは…イーブイっ!?

どうしてこんなとこに…?」

 

イーブイは気持ち良さそうに横になった

 

レッド

「そうかぁ、お前もこの夜景気に入ってるんだな!

居心地いいもんなぁ、ここ。」

 

その時、レッドはふと思い出した

ハナダシティの、マサキが言っていた…

イーブイは3タイプのいずれかに進化させることのできる、大変珍しいポケモンだということを…

 

レッドはジッとイーブイを見つめる

 

レッド

「決めた!お前をゲットする!!」

 

イーブイはプイッとそっぽを向いた

 

レッド

「そうか…だったら勝負して俺が勝ったらついてきてくれないか!?」

 

するとイーブイは重い腰をあげるように、ゆっくりと立ち上がり戦闘体勢にはいった

 

レッド

「やる気になってくれたか。

リザード、行ってこい!!」

 

イーブイはレッドの命令より早く、【電光石化】で攻めてきた

 

レッド

「連続で【火のこ】!」

 

しかし、リザードの火のこはイーブイの素早さを捕らえきれず、全て避わされてしまった

 

レッド

「(こいつ…、できる!!)【メガトンパンチ】で迎え撃てぇっ!」

 

当たる直前、リザードの目の前からイーブイの姿が消えた

 

レッド

「っ!?」

 

イーブイはリザードの背後をとり、【体当たり】を繰り出す

 

リザード

「…。」

 

イーブイ

「…?」

 

レッド

「えっ…?」

 

イーブイの【体当たり】をくらったにも関わらず、リザードはその場から一歩も動いていなかった

 

レッド

「攻撃力はてんで低いのか?

【ひっかく】!」

 

リザードの技の中では威力の低い【ひっかく】にも関わらず、イーブイはかなりのダメージを負った

 

レッド

「まだ、やるか?」

 

イーブイは【尻尾を振る】を繰り出し、それはまるで、白旗を振るようであった

 

レッド

「降参ってことだな。

大丈夫っ、お前を悪いようにはしない。なによりお前のスピードの限界をこの目で見てみたい!

お前を…カントー最速のポケモンに育ててみせる!!

一緒に来て…くれるか?」

 

イーブイは"…やってやるか!"といった表情でレッドの肩に乗っかった

 

レッド

「おいおいっ、いきなり飛び掛かるなよなぁ!?」

 

レッドとイーブイはこのマンションの屋上で最速のポケモンになることを誓い合った

気づけば、街中のネオンは消えて、辺りをうっすらと月明かりが照らしていた

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