Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
すると長い道を歩くレッドの目の前に1人の少年が立っていた
レッド
「なぁ、この辺にカビゴンっていうポケモンの目撃情報とか聞いたことないか?」
???
「げっ!まさかフジ爺ちゃんの遣いかっ!?」
レッド
「…?ってことは、まさかお前が笛盗んだっていう…」
???
「しょうがねぇじゃん!
だってカビゴン欲しかったんだし!!」
レッド
「欲し…かった。ってことは、カビゴンは?」
???
「へっへーん!もう捕まえちゃったもんねっ!!」
レッド
「こんにゃろぉ~っ、本当は俺が捕まえる予定だったんだぞ!?」
???
「んなの知るかよ。」
レッド
「その態度も腹立つなぁー、よしっ俺とポケモン勝負だ!」
???
「いいぜ?望むところよ!」
2人はとんだいざこざから戦う羽目に…
レッド
「そういやぁ、お前名前は?」
???
「紫田 蒼(あおい)。皆からはパープルって呼ばれてるよ。」
レッド
「俺の名前はレッド!ち・な・み・に!!
バッジは4つもってまーす!」
パープル
「そうかい、じゃあ尚更倒しがいがあるな。
使用ポケモンは2匹だ。」
レッド
「行くぜ、フシギダネ!」
パープル
「こっちは…フシギソウだ!」
レッド
「(進化形…同じ技でも威力は向こうの方が上だな。
だけど、こっちには…!)」
パープル
「【突進】!!」
レッド
「来るならこいよ?こいつなら、ここから動かないぜ?」
パープル
「はあ!?なめんじゃねぇぞっ!
やれっ、フシギソウ!!」
レッド
「【リフレクター】っ。」
リフレクターという壁に体をぶつけ、反動で吹き飛ぶフシギソウ
レッド
「続けて、【体当たり】!」
パープル
「【葉っぱカッター】!!」
しかし、フシギソウの葉っぱカッターは全て壁に弾かれる
そして、フシギダネの体当たりが決まった
レッド
「俺のフシギダネをなめてもらっちゃあ困るねぇ。
幾多の死線を乗り越えてきたんだ!」
パープル
「ちっくしょぉぉっ!!
…けどさぁ、知ってるよね?俺がゲットしてるの。
いけぇ、カビゴンっ!!」
巨体なカビゴンが小さなボールから出てきた
気持ち良さそうに、眠ったままで戦闘する気0の様子だった
レッド
「まずは様子見だ…【蔓のムチ】!」
パープル
「ふふっ。」
ムチはカビゴンの腹をボヨンボヨンと音をあげるだけで全く効いてない
レッド
「!?」
パープル
「へんっ、カビゴンはそんじょそこらのポケモンとは訳がちがうんだよ!」
レッド
「だったら、【毒の粉】だ!」
粉はカビゴンの鼻に入るが、それにムズムズしたのだろう…
大きなくしゃみをして、粉を吹き飛ばしてしまった
レッド
「何~っ!?」
パープル
「おーい、お遊びはこの辺でいいか?【頭突き】!!」
レッド
「大丈夫だ…【リフレクター】っ!」
しかしカビゴンの図体から繰り出される【頭突き】はとんでもない威力で、フシギダネのリフレクターを意図も簡単に突き破った
フシギダネ
「っ!」
フシギダネはその威力を前にして立ち上がることができない
レッド
「ご苦労さん、フシギダネ。
やるな!やっぱ、欲しかったぜ…!
でも済んじまったことを悔やんだって、どうなる訳でもねぇんだ。
だったら、この手で倒すまで!ニョロモ、君に決めた!」
大きさを比較すると天と地ほどの差があった
パープル
「一発で終わらせてやる、【頭突き】!」
レッド
「…それはどうかな?【影分身】!!」
ニョロモは無数に分身し、カビゴンは戸惑っている
レッド
「新技いくぜ、【往復ビンタ】!」
たくさんのニョロモがカビゴンをビンタし始めた
カビゴンはダメージを受けている…わけではないが、嫌がっている様子だった
パープル
「ちょ細かと鬱陶しいなぁ、何ならいっそのこと寝ちまえ!
【眠る】!」
カビゴンは何事もないかのように寝てしまった
レッド
「寝たからってどうかなるわけでもねぇだろ!?」
パープル
「はぁ。知らないのかよ?【眠る】は寝ている間に体力を回復する技なんだよ…!」
レッド
「そ、そんな。ろくにダメージを与えられてないのに…。
ここでそんな技使われたら、俺に勝機は…ない。」
しかし、そんなレッドの思いとは裏腹にニョロモは必死にビンタを続けている
レッド
「(そうだ…ニョロモの頑張りを無駄にはできねぇ。)」
だが、ニョロモも次第に疲れが見え始め、分身も消えてしまった
パープル
「チャンス!カビゴーーンっ!!起きろぉっっ!!!」
その声に目覚めるカビゴン
パープル
「俺の勝ちだ、レッド!【捨て身タックル】っ!」
大きな体を揺らしながら、ニョロモに迫ってくる
その時、ニョロモの体に変化が…
レッド
「進化っ…!?」
パープル
「気にするな、やれぇっ!!」
ニョロモはニョロゾへと進化を遂げた
レッド
「よくやった!勝ちは無理なら…引き分けだ!【催眠術】!!」
カビゴンは前のめりに倒れこみ、再び眠りについてしまった
パープル
「カビゴン!?」
レッド
「カビゴンの寝やすい体質が仇になったな?
…なぁ、この勝負の決着はまた今度にしないか?
俺はカビゴンが起きたら、もう一度【催眠術】をかけるつもりだ。
今のままじゃ、試合が膠着したままで長引くだけだ。」
パープル
「何偉そうに決めちゃってんだよ。
…まぁでも、悪かねぇ案だ。
俺もトレーナーとしての腕はまだまだだ…。
ここからの打開策なんて思いつきそうにもねぇよ。」
レッド
「次、戦うときはポケモンリーグでだ!
それ以前に、お前がリーグに出れるまでの実力をもってたら…の話だけどな?」
パープル
「なっ…!よし、決めた!俺も1からバッジ集めて、必ずお前にギャフンと言わせてやる!!
それまで、他のトレーナーに負けるなよ!」
レッド
「当ったり前だ!じゃあ、俺は他に用があるから…またな!」
パープル
「おうっ!」
そう言ってレッドはヤマブキシティに向かう
パープル
「おいっ!!」
レッド
「何だ?」
パープル
「…1つ目のジムはどこに行けばいいんだ?」
レッド
「はぁ…。」
こうして、レッドは新たなライバル、パープルと再戦を誓い合った
この先が思いやられるパープルだが、彼はこの出会い以後、トレーナーとして急成長をとけでいくのであった