Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
残すナツメのポケモンは2匹、それに対してレッドは4匹を有するが…
レッド
「このままの流れでバッジはいただきだぜ!」
ナツメ
「3匹目はモルフォン…。」
レッド
「俺の3匹目は、イーブイでいく!」
レッドは再びポケモンを替え、イーブイを出した
レッド
「イーブイ、【砂かけ】だ!」
モルフォンは、砂をかぶってしまう
レッド
「いけえっ、【電光石火】!!」
ナツメ
「(…中々速い。)」
モルフォンは立て続けにイーブイの攻撃をくらってしまう
レッド
「どうしたんだ?反撃してこなきゃ、戦いがつまらないぞ!?」
ナツメ
「…つまらなくてもいい。
なぜなら、これも計算の内だから。…【痺れ粉】。」
空気中に粉が撒かれる
レッド
「痺れ粉!?くそっ、イーブイ、粉の届かない場所に避難しろ!」
ナツメ
「…そんな場所なんてない。」
ナツメの言う通り、粉はジム中に広がり逃げる場所は無かった
イーブイは粉を吸ってしまい、麻痺してしまう
ナツメ
「…今よ、【吸血】。」
モルフォンは受けたダメージをイーブイから吸いとり、回復している
身動きとれないイーブイは、徐々にダウンしていく
レッド
「イーブイ!!」
ナツメ
「ふっ…、【サイケ光線】。」
イーブイは光線で貫かれ、戦闘不能
レッド
「すまなかったな、イーブイ。
(たしかモルフォンは毒タイプであると同時に、虫タイプももっている。なら…)
頼んだぞ、リザードっ!」
ナツメ
「…【毒の粉】。」
レッド
「(…来たか!あの撒き散らす羽さえ何とかすれば!)
リザード、走れ!!とにかく、モルフォンに向かって全力で走るんだ!!」
ナツメ
「(何のつもり?)…粉を飛ばしなさい。」
モルフォンは羽を羽ばたかせ始める
レッド
「一気に間を詰めて羽をもぎ取れ、【居合い斬り】!!」
羽を攻撃されたことにより、モルフォンは上手く飛べない
…が、タイミング悪く毒の粉を至近距離で吸ってしまい、リザードの体力が削られていく
レッド
「気力振り絞れっっ!【火のこ】!!」
モルフォンに効果抜群のダメージを与えたことで、モルフォンは起き上がれなかった
レッド
「…後、1匹!」
ナツメ「あなたの威勢…口先だけじゃないみたいね。
それじゃあ、私のラスト…フーディン!」
ボールから出てきたのは、スプーンを2本持つ、いかにも強そうなポケモンだった
レッド
「(リザードは毒状態…、戦いを長引かせる訳にはいかないっ!!)
【メガトンパンチ】っ!!」
ナツメ
「…この子に真っ向から挑んでくるとは、度胸あるわね。」
ナツメは目を閉じ、フーディンも目を閉じる
レッド
「頼む、当たれぇぇーっ!」
フーディンの体にメガトンパンチが当たる、後数センチ…
すぐそこだった…
フーディンの周りには【リフレクター】が発動され、リザードの攻撃を寸前でガードしていた
よろめくリザード
ナツメ
「…あなたのリザード、敵ながら天晴れだったわ?
【サイコウェーブ】。」
見えない波動によりジムの壁にめり込むリザード
レッド
「…リザード!!よく、頑張ってくれたな。
さすが俺の相棒だぜ。」
ナツメ
「…さぁ、次出してきなさい?」
レッド
「(誰でいく…?手持ちは、ダメージを負ったニョロゾ、フシギダネ、ピジョン、そしてゴース。
使えるのは、ニョロゾ含め後2匹か。
この中だと、レベルの最も高いピジョンが一番可能性があるが…リザードでも敵わないとなると、ここは…。)
ゴース、お前の力見せてくれっ!」
レッドはポケモン図鑑でゴースの技を確認する
レッド
「へっ、ゴーストタイプのポケモンってのは、訳わからねぇ技ばっかりだ!【ナイトヘッド】!」
ナツメ
「…?」
レッド
「ん?」
これといって、場に変化はなく、ゴースが技を出したのかすら分からなかった
ナツメ
「…驚いたわ、まだ言うことも聞かないなんて。
フーディン、【サイケ光線】。」
フーディン
「…。」
フーディンは直立不動で、突っ立っているだけだった
ナツメ
「どうしたの、フーディン?」
レッド
「これは…!チャンスだ、【舌で舐める】っ!!」
ナツメ
「…避けるのよっ、フーディン!」
しかし、ナツメの命令は届かず、依然として動こうとしないフーディン
ゴースの【舌で舐める】はフーディンに効果抜群だ
そう、フーディンは【ナイトヘッド】で幻覚を見せられ、悪夢の中でさ迷っていた
ナツメ
「…起きなさい、フーディン、フーディンっ!!」
ナツメの必死の掛け声により、ようやく目を覚ますフーディン
ナツメ
「…よくやったわ、【サイコウェーブ】。」
レッド
「酷だけど、フーディンには混乱してもらうぜっ!
ゴース、【怪しい光】!」
【怪しい光】を受けたフーディン
フーディンの目にはゴースではなく、自分自身が映りこむという混乱に陥り訳もわからず、自分を攻撃してしまう
ナツメ
「(…やられた!)
けど、ジムリーダーとして最後の足掻きをさせてもらうわ。」
そう言うとナツメは"何でも治し"を使い、フーディンの混乱を治す
レッド
「!!」
ナツメ
「終わりよ、【サイコウェーブ】!」
レッド
「俺だって、こいつらと強くなるんだ!
サカキを倒すと決めたのに、ここで負ける訳にはいかないっっ!!
ゴース、魅せてやれ!【サイコキネシス】っ!!!」
サイコウェーブはサイコキネシスに呑み込まれ、フーディンの放った全ての波動がサイコキネシスに上乗せされ、フーディンに跳ね返る
ナツメ
「【サイコキネシス】を覚えたポケモンにやられるなんて…エスパー使いとして情けないわね…。」
フーディンには効果いまひとつのエスパータイプの技だったが、【サイコキネシス】…その威力は計り知れないものであった
こうして見事勝利したレッド
ナツメ
「…やるわね。最後、エスパー技をエスパー技で返すなんて、あなた戦いのセンスあるわ。」
レッド
「本当ですかっ!?」
ナツメ
「…ええ。ジム制覇、応援してるわ。
これが、ゴールドバッジ。」
レッド
「よっしゃあ!これで残すは後3つ!!
ゴース…、今回はお前のお手柄だ!
これからも、ヨロシクなっ!?」
ゴース
「!」
ゴースは不気味に笑っていた
ゴースの意外な力により、ナツメを下したレッド
上機嫌のレッドだったが、何やら外が騒がしい
ジムを出ると、そこには今まで見たことのない程の数の巡査が街中に集まり、ただ事ではない様子だった
かつてない事件発生か…!?