Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
リザードか、ゴーリキーか、立ち上がったのは…
レッド
「っっっしゃあっっ!!!」
リザードは身体中殴られた痕が残り、激戦を物語っていた
うつ伏せになり倒れているゴーリキー
ウプシロン
「ゴーリキーっ!!」
体は無意識にゴーリキーへと駆け寄っていた
ウプシロン
「…。」
ウプシロンの下へ歩み寄るレッド
ウプシロン
「お前の勝ちだ…。さっさと、ポケモンと鍵取っていけよ。」
レッド
「いい戦いだったぜ!」
ウプシロン
「!!」
レッド
「最後の【メガトンパンチ】で分かったんだ。
お前のポケモンに対する本当の気持ちをよ。」
ウプシロン
「何言ってやがる!俺の想いは、サカキ様への…」
レッド
「もういいんじゃねぇか?
サカキ、サカキって…そりゃあ、お前がサカキから貰った恩の大きさなんて俺にはこれっぽっちも分からねぇよ!
でも、お前は強かった!!誰の手も借りずに…!
それは自分のポケモンと苦楽を共にしてきた結果なんじゃないか!?」
ウプシロンはゴーリキーを見つめ、2人で特訓してきたことを思い出す
ウプシロン
「そうか…俺は自分で思ってたより完璧な悪党になりきれてなかった…ってことか。」
レッド
「無理して悪者になる必要なんてないさ。
今のお前には心強い仲間がいるじゃねぇかよ!
だから次会える時があったらよぉ、今度はロケット団のウプシロンじゃなくて、俺のライバルのウプシロンとして手合わせ願いたいぜ!!」
ウプシロン
「っ!!」
ウプシロンは俯き、その瞳からは大粒の涙が滴り落ちていた
レッド
「ウプシロン…?」
ウプシロン
「なっ、何でもねぇよ!早くいけ!!」
レッド
「ああ…またなっ!!」
そう告げて、レッドは手持ちのポケモンと鍵を手に入れ、最上階へと進んでいった
ウプシロン
「(…ライバルか。久しく聴いてない言葉だ。
サカキさん、すんませんでした。
サカキさんの信頼は失っちまったかも知れないですけど、代わりに、何かでかいもの得たような気がします…。)」
レッドとウプシロンが闘っている間、他の階では…
《ナツメ・猛範サイド》
ナツメ
「…なんて数。さすがにきつくなってきたわね。」
猛範
「口動かす暇あったら、とにかく1人でも多く倒すんだ!」
その時、猛範の死角から、ラッタが襲いかかる
猛範
「っ!?」
ナツメ
「フーディン、【念力】。」
ラッタは宙に浮き、そのまま飛ばされた
ナツメ
「…あなたこそ、もっと周囲をよく見て闘うことね。」
猛範「…。」
《ワタルサイド》
さすがのワタルとは言え、幹部3人を相手に状況は劣勢的だった
ワタル
「【叩きつける】!!」
ロケット団幹部(1)
「マタドガス、避わして【煙幕】!」
周囲は煙に包まれる
ワタル
「(くそっ、視界を遮られては…っ!)」
ロケット団幹部(3)
「【電磁波】っ!!」
カイリューは【電磁波】により、痺れて身動きがとれなくなってしまった
ワタル
「しまったっ!」
ロケット団幹部(2)
「蜂の巣にしてやるぜっ!!スピアー、【ミサイル針】っ!!」
ロケット団幹部(3)
「【10万ボルト】!!」
ロケット団幹部(1)
「【ヘドロ攻撃】っ!」
集中放火を浴び、爆風も舞い、人質も悲鳴をあげる
そして倒れているカイリューの姿が確認できた
ロケット団幹部(3)
「俺達の…勝ちだぜぇっ!
さっ、そのカイリューをよこしな!?」
ワタル
「…何を勝った気でいるんだい?」
ロケット団幹部(3)
「!?」
ムクッと立ち上がるカイリュー
ロケット団幹部(1)
「どうしてだっ!?俺達の攻撃は全て命中したはずだ!!」
ワタル
「場数の差…かな。」
ワタルの手には"元気の欠片"が。
ワタル
「さて、第2ラウンドといこうかっ!?
カイリュー、【竜の怒り】っ!!!」
そして場面はグリーンへ
グリーン
「ようやく会えたぜ。さぁ、俺と戦え…サカキっ!!」
サカキ
「相変わらず威勢がいいな。
よくあの敗北から這い上がってきたものだ…。
しかもレッド君を置いて、1人でここへ来たことも褒め称えよう。
さて…あれからどれ程強くなったか、君とポケモンの絆の強さを私に勝って証明してくれ!」
ロケット団最強の男と再び激突
もう、負けられないっ