Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~ 作:鍋奉行Lv5
どこもかしこも家々は石造りで、どこかもの淋しさを感じる。
そんな街で熱い戦いが繰り広げられるとは、この時レッド自身も予想していなかった。
レッド
「ニビシティって意外と殺風景だなぁ。」
街をウロウロしながら歩いていると、噂に聞く"ジム"とやらが見えた
レッド
「ほぉ~。ここがグリーンの言ってた、ジムか!
でも実際、今から戦うって思うと緊張してきたなぁ…。
こ、今回はパスってことでぇ、次の街からジム戦やろう…かな。」
レッドはそそくさとニビシティを出ようとする。
すると、レッドより一回り小さい少年がレッドを引き留める
レッド
「な、何だよぉ~。」
少年
「見た感じ、お兄ちゃんポケモントレーナーみたいだけど、まさかジム戦もせずに素通り?
知ってるとは思うけど、ポケモンリーグに挑戦するには8つ全部のバッジが必要なんだよっ!?」
レッド
「それぐらい知ってるってーの!!
(まじで!?知らんかった~!)
今から挑戦しようと思ってたとこだよっ!!」
少年
「じゃあ、僕も一緒に行く!!
お兄ちゃんのポケモンバトル観たいからっ!」
レッド
「勿論いいともっ!!」
レッドは少年に連れられ、再びジムの前にやってきた
少年
「早く、早くっ!」
レッド
「おうっ!
ニビシティのジムリーダー!
お前のバッジを貰いに来たぜっ!!」
ニビジムの重い扉を開いてレッドは入っていく
そこにはドンと腕を組み、堂々と立っている男がいた
???
「俺は、ニビジムのジムリーダー、タケシだっ!!!」
レッドはその大きな声の迫力に圧倒され、一歩足を退いてしまった。
が、レッドも負けじと叫ぶ
レッド
「お、俺はマサラタウンからやってきた、レッドっ!!
あんたを……倒すっ!!」
タケシ
「元気がいいな!
是非、俺を楽しませてくれよっ!!
最近の新米トレーナーは軟弱な奴ばかりでな。
退屈だったところだっ!」
レッド
「負けても、メソメソすんなよっ!!」
タケシ
「ふっ…。」
こうしてレッドとタケシの戦いが始まった
タケシ
「使用するポケモンは2匹ずつ!
いってこいっ、イシツブテっ!!」
レッド
「(あいつはっ!?今まで見たことがねぇポケモンだ。)
まずは小手調べだっ、頼むぜ、ピジョン!【電光石火】っ!!」
タケシ
「速い…が、甘いな。【丸くなる】!」
ピジョンの高速の【電光石火】はイシツブテに当たった。
…が、イシツブテはびくともせず、かすり傷1つ付いていない
レッド
「ピジョンの攻撃が、効いてないっ!?」
タケシ
「俺のイシツブテの体は鉄壁を誇る!
イシツブテ、【体当たり】だ!!」
ピジョンはイシツブテのその堅い体による体当たりを受けてしまった
レッド
「っ!!近接攻撃がダメなら……、ピジョンっ!空中から【風おこし】だ!」
イシツブテは強風に巻き込まれ、脱出できないでいる
タケシ
「ほぅ…。なかなか考えるじゃないかっ!!
さすがにこれは、どうしようもない。」
イシツブテは効果いまひとつの【風おこし】だったが、何の抵抗もできず、あっけなくやられてしまった
タケシ
「俺のイシツブテが、こうもあっさりと…。
久々に面白いやつが来たなっ!!
俺の相棒は、こいつだっ!頼むぞイワーク!!」
モンスターボールから現れたイワークは、その巨体をとぐろ巻いた
レッド
「でっ…!でっけぇぇっっ!!」
タケシ
「こいつの恐ろしさを魅せてやるっ!
イワーク、【体当たり】っ!」
イワークの巨体がゴゴゴゴゴという、うねりと共に動き出す。
ピジョンより何倍も大きいイワークにレッドは
どう立ち向かうのか・・・
そしてレッドは初のジム戦に勝利することができるのか