Road to ポケモンマスター ~カントー地方編~   作:鍋奉行Lv5

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順調な旅を見せていたレッドだが、海を渡れず立ち止まってしまう
仕方なく15番道路を進むことに…


15番道路~予期せぬ贈り物~

地図を確認するレッド

 

レッド

「このまま行けばシオンタウンかぁ。

ま、たまには遠回りしてもいいかな?」

 

そんなレッドの前に1人の男性が現れる

 

???

「レッド君、待ってました!」

 

レッド

「あれ…、あなたは確か?」

 

???

「はいっ、以前2番道路でお会いしました、オーキド博士の下で働いております、勤です!!」

 

レッド

「勤さんっ、お久しぶりです!

で、今回は何の用ですか?」

 

勤

「今日はレッド君に渡したい物がありまして…。

これです!」

 

勤は何やら小型の機械をレッドに渡す

 

勤

「これは学習装置と言って、戦いに参加しなかったポケモンにも経験値が蓄積されるという代物です!」

 

レッド

「またまたこんなスゴい物戴いていいんですか?

オーキド博士には、いつも頭が下がります。」

 

勤

「…それが、これはオーキド博士からの贈り物じゃないんだ。」

 

レッド

「え…?」

 

勤

「これは、君の…お父さんからの贈り物なんだ。」

 

レッド

「…俺の親父から?」

 

俺の親父は、俺が物心つく前に家を飛び出し、それ以来会ったことがない。

詳しい理由は分からないが、母さん曰く、やりたい事があるかららしい。

旅を始めて、親父の事を考えた事もなかっけど、どうして今になって…

 

勤

「一緒に手紙も挟まっていたよ…。」

 

静かに手紙に書かれた文字を目で追うレッド

 

~レッドへ~

14歳の誕生日おめでとう!

長い間、家に帰らず母さんにも迷惑をかけてしまっている。

本当にすまないと思っている。

ただ、誤解してほしくないのは、俺は母さんやレッドが嫌いで家を出たんじゃないってことだ。

俺もレッドと同じく、ポケモンが大好きだ!

そして、いつの間にか大事な仲間と旅をすることが俺の生き甲斐になってたんだ。

いつかはお前とも闘ってみたい!

そうだな、ポケモンリーグを制覇できるくらいになったら一度お前の前に顔を出そう。

それまでは、ただ直向きに今を頑張れ!

この学習装置は、その為に上手く使ってくれ!

父より

 

レッド

「誕生日…そういや、今日は俺の…。

親父は今どこで何をしてるのか分からないんですか?」

 

勤

「残念ながら、僕にも分からないんだ。」

 

レッド

「そうですか…、プレゼントの気持ちは嬉しいけど、受け取れないです。」

 

勤

「レッド君っ!?」

 

レッド

「それは、家に送っておいてください。

これは、親父からの挑戦状なんです。

俺を倒してみろっ…ていう。

だから、親父の力を借りてまでして強くなりたくない!

俺は純粋に己の力で、どこにいるのかも分からない親父を探しだし、倒してみせる!!」

 

勤

「分かった!レッド君、そういうことなら僕も影ながら応援してるよ!」

 

その時、海の向こうの空に一筋の光りが…

それは雲を裂いた

 

レッド

「今のはっ!?」

 

勤

「あの方向…そういや、僕も噂でしか聞いたことがないが、カントー地方には、海に浮かぶ双子島と呼ばれる島に、フリーザーという伝説の冷鳥ポケモンがいるという言い伝えがあるが…もしかして今のは。」

 

レッド

「伝説のポケモン…。」

 

勤

「ま、あくまで噂程度だからね。

じゃあ、僕はこれにて!

仕事が溜まってるから、帰って作業しないと!!」

 

レッド

「勤さんっ、わざわざありがとうございました!!」

 

レッド

「(親父もそうだが、伝説のポケモン…。

カントー地方には俺の知らないことがたくさんありすぎる…!

全てを解明するには、俺の今の実力じゃあ何もできねぇ。

かと言って焦って空回りしても無意味だな、とりあえずはこのまま自分のペースで進んでみるか。)」

 

レッドは取り敢えずシオンタウンに向かって進むことに。

父親からの手紙…伝説のポケモン…

レッドの誕生日に起きた2つの出来事が、それぞれ波乱を呼ぶことになるとは、まだレッド自身知る余地も無かった

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