それから何十年。八意家に家系きっての天才、八意永琳が生まれてから技術は急速に発展し、穢れという概念も発見された。
「ね、ねえ小兎姫?本当に護衛要らなかったの?」
「大丈夫よ~永琳は心配性ねえ~」
そんなある日、不思議な格好をした少女が二人、山に登ってきた。
一人は赤と青のナース服の少女。先述した八意永琳、その人である。
もう一人は技術が発展し、繻子の服を着るものが多い中では珍しい紫の着物に身を包む少女。旧作【東方夢時空】にて登場した小兎姫である。
永琳が生まれることは分かっていたが、まさか小兎姫がいるとは・・・。そういえばどこかで月人説っていうのを聞いた気がするな。
「ここでお祈りをすると、山神様がおいでなさるんですって~。ね、やってみましょうよ。」
「罰当たりじゃない?」
「山神様もそんなに短気じゃないわよ~だって短期じゃ、長生きできないわ。」
二人は神社の裏にある小さな社の前に立つ。
俺は別に何時でも此処にいるんだが、こんなに一生懸命祈ってるのに出ていかないのも可哀相なので(贔屓目)出て行ってみることにする。
あんまり神力で影響を与えないように、力を抑えながら姿を現すと、二人はいきなり現れた俺に驚いたのか、少し固まったあと、口をそろえてこう言った。
「「可愛い(わね)!!」」
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「あ~可愛い。山神様ってこんなに可愛かったのね~」
「」
「山神様、ちょっとこの服着てみない?。」
二人の前に姿を現してからすぐさま捕獲され、神社の中に上がり込んだと思ったらさっきからずっとこんな調子。
というか永琳、どこから出したそのメイド服。
「あ、そういえば名前とか言ってなかったわね。私は小兎姫よ~」
「私は八意xx。呼びにくいだろうし永琳って呼んで。」
今更になって名乗った二人。本当に永琳の名前って聞き取れないんだな。
「えーと、俺は雅 時雨だ。時雨って呼んで・・・」
そこまで言って言いよどまる。待って二人の目がなんか怖い。
「山神様・・いえ、時雨。折角可愛いんだから俺なんて言ったらだめじゃない。」
「そうよ時雨。ちゃんと女の子らしい言葉遣いしなくちゃ~」
怪しげな笑みを浮かべ、手をワキワキながら近づいてくる二人。
今のこの二人から逃げ切ることは難易度ルナテイック。ノーマルすら怪しい俺に勝てるわけがない。
「さ、私って言って。あたいとかでもいいわよ。」
「ついでにこの服も着ましょう。きっと似合うわ。」
ちょ、やめ、うわああああああああああ!!!
後日、すっかり時雨の口調は訂正されることとなりましたとさ。
永琳と小兎姫が参戦。
TSっぽく無かったので、早く主人公の口調を変えたかっただけの回。
次回日常?編?