ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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前回の予告通り、今回は使い魔の話です
前半はファントムとの戦いです



では、どうぞ!


MAGIC番外編『使い魔、ゲットだぜ?』

  

 

『ぐははぁ!絶望しろぉ!』

「ひぃぃ!誰かー!!」

 

駒王町のとある休日の日、一人の男性が怪物に襲われていた。

男性は必死で逃げるも、逃げようとした先に石のような怪物が立ち塞がっていたため逃げ場を完全に失った。

 

『ヴぅ……』

『もう鬼ごっこはお仕舞だな。観念してファントムを生み出せぇ!!偉大なるワイズマン様の為に!』

「あぁ………!」

 

もう駄目だと、男性が諦めて目を瞑った時―――――

 

 

 

 

 

「………あ、あれ?」

 

もう死んだのかと思い目を開けてみると、さっきの石の怪物は全員倒れ伏しており、自分の目の前には、学生服を着た少年が立っていた。

 

「おいおい、戦えない人相手にリンチかよ?見苦しいねぇ」

「き、君は…?」

「早く遠いところに逃げてください!」

「わ、分かった!」

 

少年に言われた男性は一目散に駆けていった。

 

『小僧、何者だ?』

「俺か?聞かれて名乗るのも烏滸がましいが、特別に教えてやるぜ」

 

少年の前に立ちはだかる怪物―――名はケプリ―――は少年を睨み付けた。

だがその少年は臆することなく右手を腰に翳した。

すると、

 

《ドライバーオン!プリーズ》

 

と、何処からともなくこの雰囲気に似つかわしくない音声が響き渡ると、少年の腰に銀色のベルトが表れていた。

少年は腰のベルトを操作する。

 

《シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!》

 

するとまたしても喧しいくらいの声が響いた。

怪物が五月蠅そうにしていると、少年は今度は左手の指に赤い宝石がついた指輪を取り付けた。

そして左手を右斜め上まで持っていき、

 

 

 

 

「変身!」

 

そう叫び、左手を腰のベルトに宛がった。

 

《フレイム・プリーズ!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!》

 

腰のベルトからそう音声が流れたかと思うと、少年は左手を横に持っていく。

すると、左手を伸ばしている方から赤い魔方陣が表れ、少年の体を通り過ぎていく。

魔方陣が消えると、そこには全く別の存在がいた。

 

 

黒を基調とし、ところどころ赤が盛り込まれた風貌。

 

そして指輪を思わせるその仮面。

 

 

 

 

だがその怪物は知っていた。

それは、自分たちの敵だと言う事を。

 

『貴様、指輪の魔法使いか!?』

 

怪物が狼狽えながら聞くと、その戦士は答えず、その場で軽く一回転し、

 

 

『さぁ、ショータイムだ!』

 

 

左手の宝石を見せつけながら、そう呟いた。

 

 

 

 

 

イッセーside 

 

 

よう、皆!イッセーだ。

早速だけど、俺はファントムと戦闘を行ってる。

 

しっかし奴さんの見た目が…ねぇ?

顔の半分が口で埋まってんだよなぁ。あれ見えてんのか?

 

 

『まぁ良いや。さっさと片付けさせて貰うぜ』

《コネクト・プリーズ》

 

俺はコネクトで魔方陣から専用武器―――ウィザーソードガンを取り出し、ソードモードで切りかかる!

 

『そんな鈍らで、このケプリ様の体を切れると思うな!』

 

だが奴はその体で剣戟を受け止めやがった!

なんつー硬さだ!?切ったこっちの腕がしびれるぞ!

 

『だったら!』

 

俺はすかさず接近して蹴りを入れ込む!

が、結果はお察しの通り…………

 

『いってぇ~~っ!?』

『ハッハッハ!これでも喰らえ!』

 

痛みに悶絶する俺にファントムはパンチを放ってきた!

いてぇ!馬鹿力もちかよ!?

 

『くっそぉ…!』

『相棒、ランドならどうだ?』

 

壁に激突した俺に対し、俺の相棒のドライグがアドバイスしてきた。

そうだな、パワーにはパワーだ!

 

俺は再びウィザードライバーを操作し、左手の指輪を黄色の宝石がついた指輪に入れ替える!

 

《シャバドゥビタッチヘンシーン!ランド・プリーズ!ドッドドドドドン、ドンドッドドン!》

 

今度は黄色の魔方陣をくぐり、大地を司るランドスタイルにフォームチェンジ!

 

『さっきから五月蠅いぞ!そのベルト!!』

『うるせぇな!慣れろや!!』

『無理だ!』

『無理じゃない!俺だって慣れた!!』

『嘘つくな!』

『なんで敵のお前に突っ込まれなきゃならねーんだよ!?』

 

ファントムも五月蠅いって思ってたんだな、このベルト。

いや、確かに俺も最初は五月蠅かったけど、今じゃもう慣れっこだよ。

 

『色が変わった所で俺の怪力には敵わん!』

 

と言いながらファントムが突っ込んでくる。

 

『そいつはどうかなッ!?』

『!俺の突進を受け止めただと!?』

『そーらよっと!』

『ぐぉぉ!!』

 

そっちが怪力ならこっちも怪力だ!

ファントムの突進を真正面から受け切った俺は、ファントムを押し返しウィザードリングを付け替え、ウィザードライバーに翳す!

 

《ロック・プリーズ》

『はぁっ!』

『ぬおぉぉ!?』

 

魔法の効果で奴の足元から岩をはやし、空中に浮かせる。

お次はコイツだ!

 

《ハリケーン!プリーズ!フー、フー!フーフーフーフー!》

 

手を上に掲げあらわれた魔方陣をくぐって、風を司るハリケーンスタイルにチェンジ!

風に乗って空を駆け、風を纏わせたウィザーソードガンで切り裂く!

 

『がぁぁぁっ!!』

 

ダメージを負ったファントムは地上に落下!

更に追撃で蹴りを叩き込む!

 

『フィナーレだ!』

 

蹴られた反動で地面に着地し、ウィザーソードガンのハンドオーサーを開く。

 

《キャモナスラッシュシェイクハンド!キャモナスラッシュシェイクハンド!》

 

あーもう!これも相変わらずうるせぇな!?

まぁいいや!握手!!

 

《ハリケーン!スラッシュストライク!フーフーフー!フーフーフー!》

『ぐ、おぉ……!』

 

何とか立ち上がったみたいだけど、これで決まりだ!!

 

『だぁあああ!!』

 

風を纏った斬撃を放つ!!

 

『ぐあぁぁあ!!こ、こんな五月蠅い魔法使いに我等ファントムが倒されてるなんてぇぇ!!!』

 

そんな断末魔を残して、ファントムは爆散した。

なんか、ごめんなさい……五月蠅いベルトで。

そんなことを思いつつ、変身を解除する。

 

『オツカーレ』

「マッハかよ。確かにアレも五月蠅いベルトだけど」

『まぁ、何にせよ。これで暫くあのゲートは狙われないだろう』

「そうだな。じゃ、帰るか」

 

そう言って俺はバイクでこの場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

んで、その日の夜。

 

「「使い魔?」」

 

オカ研に呼ばれた俺とアーシアは部長に言われた事を鸚鵡返しに聞き返した。

因みにアーシアはもう悪魔稼業が板についてんだ。

 

まぁ、夜のチラシ配りは同行したけどね。

夜は変な人が多いし、何かあってからじゃ遅いからな!

 

因みに他の部員はと言うと、本を読んだり、ニコニコしながらお茶を啜ったり、俺のプレーンシュガーを食べていたりする。

 

ってか小猫ちゃん気に入ったの?だったら店教えるから、勝手に食べないでくれよ!

でも、こないだのレイナーレ騒ぎの時のお詫びか……まぁいいや。

 

「そう、悪魔は大体が自分の使い魔を持っているの。イッセーの場合はもう何件も人間と契約を結んでいるし、アーシアも仕事に慣れてきたからそろそろ使い魔を持たせようと思ったわけよ」

 

 

 

アーシアが契約を結ぶお客様は、大抵が癒しを求めている人間らしい。

仕事でストレスが溜まり、それをどうにかしたいがために悪魔を呼んだサラリーマンの男のヒトや、家事などのストレスを抱えた主婦。

 

 

そんなストレスを抱えた人に対してアーシアは心配し、話を聞いてあげるのが定番となっているらしい(小猫ちゃん情報)。

 

 

より親身に話を聞いてくれるアーシアはリピーター力が凄まじいとのこと。

まあアーシアは聞き手としちゃ充分過ぎるほどだよな。それに優しいし、可愛いもんな!

 

 

「はぁ…。それで、どこで獲得するつもりですか?」

「それは……」

 

 

 

部長が俺達にそれを伝えようとしたときだった。

 

 

オカルト研究部の部室の扉が、唐突に開かれた。

誰だ、と思っていると部屋の中にどこかで見たことのあるような数人の女子生徒と一人の男子生徒が入ってくる……

 

う~ん、最近は休んでばっかだったからなぁ~。

……………そうだ!この人たちは駒王学園の生徒会役員の面々だ!

 

 

え~っと確か、名前は……

 

 

『生徒会長の支取蒼那だろう』

 

そうだった!サンキュードライグ!

 

「イッセーさん……あの人達は…?」

 

アーシアは不安そうな表情で、部室の入口に立っている生徒会役員の面々の方をみている。

そっか、アーシアは会うの初めてか。つっても俺も久々だからな…ドライグの方が覚えてるってどういう事だってばよ…?

 

「アーシアは初めてだったな。あの人達はこの学校の生徒会の人たちなんだ……まぁ、簡単に言ったら学校を支えてくれてる人だな」

「はぅ!その様な人たちのことを知らないなんて、ああ、主よ!罪深い私をお許しくだ―――ひゃう!!」

 

オーイ、アーシアちゃーん?

俺達悪魔だからお祈り厳禁だぜ~?

 

「忘れてました~……うぅ」

「まぁしゃあないって」

 

よしよしと頭を撫でてやろう。

ホント可愛いなぁ~!絶対嫁には出さんぜ!!

 

 

「予想はしてたんですけど、やっぱり生徒会も悪魔の集まりだったんですね?」

「あら、イッセー……気が付いていたのね?」

 

 

部長は俺の言葉に関心を持ったようにそう言う。

 

まあ学園に悪魔がいるってこととか、悪魔が学園の上の方にいるということもドライグに教えてもらったからな。

 

 

でも生徒会が悪魔とはすっごく予想外だったけど…

 

 

 

「リアス、そこの彼はもしかして…」

「ええ……最近、私の眷属の『兵士』になった兵藤一誠、そしてイッセーの後ろに隠れているのが『僧侶』で元シスターのアーシア・アルジェントよ」

 

部長は会長に俺達を紹介すると、俺とアーシアは一歩前に出て頭を下げる。

 

 

「リアス部長の下僕で『兵士』の兵藤一誠です」

「そ、『僧侶』のアーシア・アルジェントと申します!」

 

すると会長は俺達に少しお辞儀して、にこりと笑ってくる。

 

「はじめまして…学園では支取蒼那を名乗っていますが、本当の名はソーナ・シトリー。上級悪魔でシトリ―家の次期当主です」

 

…まるっきり部長と立場被ってるな。

そして上級悪魔……ドライグの情報が正しければ、三勢力の戦争ほぼ全ての純粋な悪魔を失った生き残り。

 

72柱の生き残りの名家だ。

 

 

 

「それでソーナ……今日は何用なの?」

「ええ。お互い、下僕が増えたようですし交流を兼ねてと思いまして……匙」

「はい、会長!」

 

すると今まで会長の隣にいたこの中の唯一の男子生徒が大きな声を上げて、前に出てくる。

 

ちなみにアーシアは俺の背中に隠れている。

やっぱ人見知りし易いタイプだな~。

 

 

「生徒会書記として会長の下僕になった匙元士郎だ!まさかお前が悪魔になっているとはな、問題児兵藤!!」

 

……なんか俺の方を指さして自慢げにそう言ってくるんだけど、誰だよ。

しかも初対面の奴に向かって問題児とか……

 

『お前は否定出来んだろ』

 

まぁそうですけどね!?

それにしたって礼儀とかあるだろ!

 

「えっと……何方ですか?」

 

俺が恐る恐る言うと、目の前の匙?って奴が凍り付いた。

ど、どうした?なんかまずった?

 

「ま、まあ?ただの『兵士』でサボり魔のお前には俺の偉大さが分からないかもな!俺は兵士の駒、4つ消費のエリート!ほんと残念だよ、兵藤!」

 

だってさ、ドライグ。

 

『相棒、遠慮なく言ってやれ。え、4つ、マジねーよwワロスwwって』

 

それは俺の礼節が疑われるから遠慮しとくぜ。

 

「止めなさい、匙」

 

すると会長は匙の頭を強くはたいた

途端に匙は頭を押さえて、その場にうずくまると、会長が俺に頭を下げてくる。

 

「か、会長!なんでそんな奴に頭を下げるんですか!?」

「黙りなさい。ごめんなさい、兵藤君。私の下僕がご無礼を……」

「や、良いっすよ。俺も気にしてませんので」

 

そう言うと、会長は頭を上げた。

 

「…匙の言った言葉は気にしないで。彼、普段休んでた貴方に対抗心を燃やしてるだけで、面識がある訳じゃ無いから」

「あ、そうなんすか?まぁ、会ってても普段学校休んでましたし。それに記憶力弱いし」

 

俺もアイツみたいな事してたら頭叩かれてんだろうなぁ。

そう考えると、我慢して正解だな。うん。

 

「ほ、ほ~ら見ろ!普段サボってるお前と俺じゃ、天と地の差がある!成績だって俺の方が―――」

 

うん、ちょっと流石に腹立ってきた。

事情を知ってる部長はもう米神引き攣ってるし!

すると、そいつの言葉を遮って、

 

「匙……止めなさい」

 

 

…途端に、会長の凍りそうなぐらい低い声が響いた。

 

「匙、あなたは勘違いしているのかもしれませんが、そこにいる兵藤君はリアスの『兵士』の駒を8つ消費しています…しかもその内、4つが変異の駒で単純計算で『兵士』30個分以上の駒を消費して転生できたほどです」

「30ゥ!?」

「そして彼は紅蓮の魔法使い―――『ウィザード』です…」

「ウィ、ウィザード…!?この兵藤が!?」

「あなたでは勝つことはおろか、戦いにすらならないでしょう。無礼を詫びなさい、匙」

 

 

匙は会長に怒られて、俺の前にでて頭を下げる。

 

 

「すまなかった、兵藤……」

「いいって。気にすんな―――まぁ、取り敢えず」

 

ポンと肩を叩き、

 

「うちのご主人様に謝ってくれ」

 

親指で部長を指すと、途端に匙は青ざめ、土下座で部長に謝った。

 

 

 

 

取り敢えず問題を解決し、会長は部室を去っていった。

 

使い魔捕獲のメンバーは俺、アーシア、部長、小猫ちゃん、朱乃さんだ。

 

木場は悪魔家業の仕事が入ったらしい。

そして今、俺達は悪魔を使役する使い魔が多く生息している地域らしい。

 

 

 

「そう言えばイッセーさんは、使い魔もってませんでした?」

「ん?あぁ、アイツらか~」

「……イッセー、持ってるの?」

 

その地域に着いた時、アーシアに聞かれたことにこたえてると、部長が驚きながら聞いてきた。

 

「まぁ、一応使い魔っちゃあ使い魔、かなぁ…」

 

懐から指輪を取出し、簡易版ウィザードライバーに翳す。

 

《ガルーダ!プリーズ》

 

そう響くと、俺の目の前にプラモみたいな物体が表れた。

部長達が驚いていると、俺は真ん中の窪みにさっきの指輪を付けた。

 

すると、プラモは途端に一匹の小さい鳥になった。

 

「コイツと……」

《ユニコーン!プリーズ》

《クラーケン!プリーズ》

 

更に青、黄の指輪でモンスターを生み出す。

青は小さい手乗りサイズの馬、黄色がタコみたいな奴だ。

 

「あらあら…可愛らしい使い魔ですわね」

「意外です……」

 

朱乃さんと小猫ちゃんは興味津々で其々ユニコーン、クラーケンを指で突っつく。

 

「凄いわね…」

「まぁ、主にファントム探索用ですけどね」

 

 

 

なんて事を話しながら使い魔捕獲専門の人を待ってると、

 

 

「ゲットだぜぃ!!」

「ひゃ!」

 

突然の声に、アーシアは可愛い悲鳴声を上げながら俺の後ろに隠れる。

えっと……あれが使い魔専門悪魔か。

 

夏休みの少年が虫取りに行くようなラフな格好で帽子を逆に被っている、おっさんがそこにいた。

 

 

「俺はザトュージ、使い魔マスターだぜ!リアス・グレモリーさんよ、その者たちが電話で言っていた子たちか?」

「えぇ。よろしくお願いしますね」

「Ok!…なるほど、そこの金髪美少女に茶髪な野性的な男前か…」

 

ザトュージさんはアーシア、俺を見てそう呟いた。

 

『マサラタウンのサトシだとよ、シトロン』

『それ元ネタのスーパーマサラ人な、オダマキ博士』

 

ドライグに突っ込み返す。

シトロニックギア、オン!とかいわねーから。

だからそんな期待する眼差し辞めなさい、小猫ちゃん!

なんでドライグとの会話ネタを聴けるの!?

君ひょっとしてNT!?

 

「イッセー、アーシア、この人は使い魔のプロフェッショナルよ。今日はこの人の言うことを参考にして、使い魔を手に入れなさい」

「「はい!」」

 

そんな訳で、使い魔捕獲が始まったのだ。

 

 

「ちなみにザトュージさん。ここらで最も強い魔物って何ですか?」

「おう!それはこいつしかいねぇ!龍王の一角、そして龍王最強と謳われる伝説級のドラゴン!天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)、ティアマット!時たま姿を現しては暴れまわるらしいが、まあ手にれられた悪魔などはいないぜ!」

『ほぅ、ティアマットか。懐かしい名だな』

 

 

 

ドライグは俺の中でしみじみといったように呟く。

なんだ、知り合いなのか?

 

『ああ…昔、何度か戦ったことがある。そのころの力を求めた俺は奴を何度も完膚なきまで倒しちゃったのさ。…それで奴は俺のことを嫌ってんだ。そう言えば、歴代の赤龍帝で何人かが奴と遭遇したことがある』

 

龍王って魔王クラスの実力保持者だろ?

すげぇな、ドラゴンは。

 

「赤龍帝に龍王…イッセー、命令よ!ティアマットを使い魔にしなさい!!」

「死ねってか!?」

「だって見てみたいじゃない。赤龍帝と龍王のセット」

 

そんな軽い感じで言わないでください!

ってか普通に部長にタメ言っちゃったよ!!

 

まぁ、龍王もいいなと考えてしまう。

だって、龍王ほどの力がいれば、修行の時も有意義な物になるだろーしなぁ。

 

 

「…それにしても今日の森は静かすぎる」

 

するとザトュージさんは怪訝な顔つきになった。

 

 

そして次の瞬間、辺りに凄まじい強風が吹き渡り、そして突然、轟音のような音が響いた!

―――肌で感じることが容易なほどのこの威圧感。

 

 

俺は空を見上げるて……巨大なドラゴンの姿があった。

蒼穹の体躯が目立つ美しいドラゴン。

 

 

そう―――龍王ティアマット!

―――――面白れぇ!!

 

 

『相棒!マジで奴を使い魔にする気か!?』

 

大マジだ!!

っていうか龍王を使い魔とか、正直無理ゲーだろうけども―――挑戦はやってみなくちゃ分からないだろ!

作者だってモンスターボールでミュウツーゲットした事あるしな!

 

『それはゲームだからだよ!!』

 

そう言うドライグを無視し、俺は赤龍帝の籠手を展開し、飛び立つ!

 

「よお!龍王――ティアマット!」

「何だ、貴様は?」

 

こいつ、言葉を話せるのか!しかも普通の女性の声だし!

するとティアマットは俺の左手を見た途端、その目つきを鋭くさせる!!

 

 

「……その神器、まさか赤龍帝―――何の用だ?」

「何、簡単な話さ。ティアマット!俺の使い魔になれ!」

 

俺は率直にティアマットにそう言った。

 

「使い魔だと?」

「そ、使い魔!アンタ龍王なんだろ?そう言われてるあんたを使い魔にしたいってわけだ!」

 

俺は嘘偽りのない言葉で真っ直ぐティアマットを見て、拳を目の前の巨大なドラゴンに向ける。

するとその時だった。

 

「ふはははははぁ!!私を使い魔か!そんなことを言う悪魔がこの世に存在するとはな!!赤龍帝の小僧というから、どれだけの戦闘狂と思えば!!」

 

ティアマットは、可笑しそうにそう笑いをこみ上げた。

 

……龍王の王者の余裕ってわけか。

 

 

「―――――私を使い魔にしたければ、それ相応の力を見せてみろっ!!」

 

笑い終えたティアマットは空高く飛び上がった!

行くぞ、ドライグ!

 

『しぁーねぇな。ならばお前の強さ、見せてやれ!相棒!』

 

おうよっ!!

 

『Boost!』

 

まずは1段階強化ぁ!

からのぉ――――!

 

惑星破壊の龍撃弾(プラネット・ドラゴンバースト)ぉ!!」

 

一回り以上の大きさにしたドラゴンショットの派生技を放つ!!

 

「ふんっ!当たらなければどうと言う事もない!!」

 

ティアマットは鼻で笑うと、口から燃え盛る程のブレスを吐き出した!

すげー威力だ!相殺させやがった!!

 

「だったらコイツだ!」

《バインド・プリーズ》

 

バインドの魔法でティアマットの巨躯を拘束する!

 

「この程度の鎖で、私を縛れると思ったか!?」

 

ティアマットは翼をはためかせ鎖による拘束を解いた!

 

「お次はぁ!」

《ビッグ!プリーズ》

 

ビッグの魔法で巨大化させた拳で殴りつける!!

 

『Boost!』

「むっ!」

 

ちょっとは効いてるな!

 

 

『Explosion!』

「くらえぇ!爆裂の龍波動(エクスプロージョン・ドラゴンショット)!!!」

 

さっきより一回り小さいドラゴンショットを放つ!

 

「どうした!?この程度の攻撃で私を――――ッ!!!?」

 

ティアマットはその巨躯で掻き消そうとするが、触れた瞬間―――――強烈な音と共に連続で爆発を起こした!!

しゃあっ!!引っかかったな!

 

 

が、ティアマットの鱗からは僅かに煙が立ち込めるのみ。

 

 

無傷かよっ!?

 

 

「良い一撃だな、小僧…」

 

その称賛の声の後に、俺を取り囲む色とりどりの魔方陣。

 

 

………………詰んだわ、これ。

 

『相棒。取り敢えず防御に専念しとけ』

 

分かってるよ、んなこと!!

 

 

という訳で、俺は魔力砲台の光に飲まれたーーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いってて…………」

「いい強さだったぞ、小僧」

 

そう言いながらティアマットは魔方陣に包まれーーーーそこにいたのは、青髪の綺麗なお姉さんだ。

 

「ティアマット、なのか?」

「?あぁ、そうだが……どうした?」

「いや…………スゲー美人だなって」

「な…///」

 

ん、何だ?

急に大人しくなったぞ?

 

『はぁ、お前はまた……』

 

な、なんだよドライグ。

その溜息は。

 

「…?どうだった、俺の強さ?」

「…あぁ。荒削りだが、延び代がある。気に入ったよ」

 

ティアマットは手を差し伸べた。

その意味を理解した俺はその手を握る。

 

 

「宜しくな、ティアマット!」

「ティア」

「へ?」

「ティア……そう呼べ。えっと…」

「あぁ、俺は兵藤一誠。イッセーで構わないぜ」

「そ、そうか…///」

 

ティアはそう言うと、急にモジモジしだした。

だ、大丈夫なのか?

 

 

 

 

 

 

 

とまぁこの後、部長に凄く怒られ、アーシアも知らない間に蒼雷龍を使い魔にゲットしてた

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、使い魔のティアマット!ゲットだぜ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




割と早めにシトリ―眷属を出しました
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