ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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今回イッセー君を風邪で不参加にさせたのは、理由があります。

それは、原作通りの展開で進めると、グレイフィアさんの出番が減ってしまうからです。
そこで今回、正妻である彼女の出番を設けるべく、イッセー君には犠牲になってもらった所存であります。



今回はそんな彼とのクッソ甘い話です



MAGIC89『赤龍帝の介護』

「へーっくしょん!!」

 

平日の昼、俺は自室にて盛大なクシャミをする。

 

「ちっくしょう………!」

 

垂れてくる鼻水を啜りながら、俺は修学旅行に行けない悔しさを存分に味わっていた……!

 

「何で俺って、こう言う行事予定の時に風邪引くんだよ…!」

『呪われてるんじゃないか?』

『運の無い奴だな……』

 

俺だって好きでこんな不運発揮してる訳じゃねーよ………ゲホッ!!

 

 

 

あーあ……今の時間だと、アーシア達はもう京都に着いたのかなぁ……。

俺も色々な仏閣を見学したかったなぁ……。

 

『絶対アニメショップかカードショップ覗いてたろうな』

『あり得るな』

「バーロー!俺だって歴史のロマンを感じれる男……ゴホッゴホッ!!」

 

叫んだら余計に喉が痛くなってきた………何か飲み物でも取ってくるか。

 

そう思って起きようとした時、部屋のドアが開かれた。

 

 

 

 

 

「――――お待たせ、イッセー」

 

 

 

そこには、天使がいた。

 

 

 

「グレイ、フィア………!?」

 

俺の部屋に入ってきたのは、恋人のグレイフィア。

手にはお盆が乗っており、上には恐らくスポーツ飲料が入っているコップと、湯気の立つお椀が乗せられていた。

 

そう言えばさっきお粥を作るとか言ってたっけ………と、何で俺が驚いていたのかって?

 

 

それは――――グレイフィアの格好だ。

 

 

彼女が何時も来ているメイド服ではなく、何と――――ナース服だったのだ!

 

髪型はいつも通りなのに、何処と無く何時もと雰囲気が違うように感じる………風邪の幻覚でも見てるのか?

 

「……グレイフィア、滅茶苦茶似合ってる」

 

思わずそう漏らしてしまうと、彼女の頬が僅かに赤くなる。

あぁ、もう……どうして俺と二人きりの時は、そんな可愛らしいリアクション見せるんだよぉぉぉ!?

 

「――――ありがとう、イッセー。少し恥ずかしかったのだけど……喜んでもらえて何よりね」

 

グレイフィアは椅子を寄せてくると、そこに腰かけて、お粥をレンゲで救った。

そして口を窄めて冷ますと、俺の口に差し出してくる。

 

「……はい、あーん」

「あ、あーん」

 

相変わらずこういった恋人同士のスキンシップは慣れないけど、俺は意を決してお粥を口に加えた。

塩分が控えめになっており、喉が痛い俺でも美味しく食べれる――――まさしく、グレイフィアの味だな。

 

「ん……美味いよ!」

 

ニッと笑うと、彼女も花が咲くように笑ってくれた。

そうしている間に、お粥はあっという間に空になった。

 

「じゃあイッセー、体を拭いてあげるから、服を脱いで」

「ぇえ!?」

 

傍に置いてあったタオルの水気を切りながら、グレイフィアはそう急かしてくる。

き、急に脱げっつったって……!

 

 

結局、最後はグレイフィアの「………ダメ?」の上目遣いに負け、俺は上を脱いだ。

 

「じゃぁ、失礼して……」

「う、うん…」

 

グレイフィアは丁寧に俺の体を拭いてくれる。

タオルだけでなく、時折グレイフィアの綺麗な指が当たり、俺は意味もなく胸を高鳴らせていた。

 

「イッセーの体、逞しいわね……お陰で、こっちも熱くなって来ちゃいそう………」

「ッ!?」

 

普段とはかけ離れた、艶めかしさを感じる声音に、俺の心臓は跳ね上がった!

 

「…ふふっ、冗談よ」

 

ぐぅ、揶揄われてる………!

俺、多分この先もずっとこうなんだろうなぁ………。

 

 

 

 

 

「何から何まで、有難う。グレイフィア」

 

俺は水を替えに来たグレイフィアに、改めてお礼を言った。

 

「ううん、良いのよ。それに……」

「…それに?」

「将来はずっとこうして一緒に歩むんだから、今の内の花嫁修業よ♪」

「!?」

 

その爆弾発言に顔を真っ赤にする俺。

そんな俺を愛しげに見つめていたグレイフィアは、俺の頬にキスをして、部屋から出ようとした。

 

 

 

 

 

 

 

と、そんな時だった。

 

 

『グレイフィア、ちょっと良いか?』

 

 

部屋に、アザゼル先生の声が響いてきたのは。

 

 

 

 

 

 

 




ここからR-18みたいな展開になると思った人、先生怒らないから手を上げなさい
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