ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝 作:ふくちか
黒歌「えーっと……何だかんだで鳳ツルギ、じゃないライザー・フェニックスを奮起させる為に赤龍帝ちんがアルゴキュータマ集めて頑張るにゃんにゃんこー…………って何よこの台本!?」
ルフェイ「まぁまぁ、お金も貰ってる事ですし……」
カイト「ハルト……天国で見ているか……?ハルトォォォォオ!!!」
黒歌「うっさいわよこのブラコン!!」
アザゼル「俺の出番は何時だ!?」
ミカエル「今度の予定との事です」
アザゼル「それまでにトランスチームガン造れるかねぇ」
イッセー「何造ろうとしてんだよ」
数分後、荷物を纏めた俺達はフェニックス家の庭に集まっていた。
『相棒、ティッシュは大丈夫か』
ナニに使うってんだ!?
それはそうと、荷物も全部揃ってるな。
「で、イッセー」
「ん?」
「貴方の作戦って、どういうものなの?」
リアスの疑問に、俺は空を指差した。
それを見て、全員首を傾げていた……まぁ、当然か。
「もうじき来るよ」
連絡したのがついさっきだし、直ぐに来るって言ってたからな。
『お、相棒来たぞ』
――――お、ホントだ。
俺達が見ていた空に影が差した。
ズゥゥゥゥゥウンッ!!
大きな地響きを立てて、影の持ち主が降り立った。
「久方ぶりだな、お前達」
「いよっす、おっちゃん!」
ドラゴン――――元龍王のタンニーンのおっちゃんだ。
「急に言ったのに、来てくれてありがとう。おっちゃん!」
「兵藤一誠。以前より見違えた面構えだな」
俺達が話し合ってるのを横目に、ライザーは絶叫を上げた。
「た、たたた、タンニーンンンンンンンッ!?最上級悪魔……で、伝説の、ドラゴン……!!!」
ドラゴン恐怖症の坊っちゃんにはキツイわな……ま、THE・ドラゴンだもんな。おっちゃんの見た目。
ジロリ、とおっちゃんの目がライザーを捉えた。
「ライザー・フェニックスか。レーティングゲームの試合を幾つか見たことがある。将来有望な『王』として注目していたが……その様子だと些か問題があるようだ」
「実はさ――――」
俺はおっちゃんに事の顛末を説明すると、おっちゃんも「情けない」と一蹴する。
「そう言う訳で、俺との特訓と同じノリで何とかなんないかな?フェニックス家の人達も根性を付けたいって言ってるからさ」
俺の言葉におっちゃんは口元をにやけさせた。
「成る程、根性か。それは良い。では、山に行くと言うのだな?」
「それで良いと思う。荷造りは出来てるよ」
「ほぉ、準備が良いな」
「俺にはこれがベストかなって思ってさ。っつー訳でリアス、俺はコイツを山に連れてくんで」
まぁこの際細かい事は放棄して、強引に環境を変えて心身を鍛えた方が良いとの判断だ。
「うん、山は良いぞ」
「うんうん、山でドラゴンとフェニックスが修行だなんて幻想的よね!」
それは言葉の上だけだぜ、イリナ。
まぁリアスとレイヴェル、ライザーの為だ。
「い、嫌だぁぁぁぁあ!!」
あ、逃げた。
そしておっちゃんのデカい手がライザーを掴んだ。
「逃げるな。男なら覚悟を決めろ」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!」
おーおー、端から見たらドラゴンに食われそうな鳥だな!
融合、I GO、
『待つのだ剛ーーー!!』
被るな!
俺はおっちゃんの背中に乗ると、皆を振り替える。
「じゃあグレイフィアさん、皆!暫く行ってくるぜ!!」
「イッセー、困ったら必ず連絡して」
「あぁ!」
「イッセー様、御武運を」
「はい!それじゃ――――」
「私も付いていきますわ!」
いざ行かんとしたところ、レイヴェルが一歩前に出て宣言した!
「……レイヴェル、気持ちは分かるけど、危険も伴うぞ。生半可な覚悟で着いてくるなら止めとけ」
「中途半端な気持ちではありませんわ!兄を……共に立ち直らせたいのです!」
「…………」
……決意の眼差しだ。
こりゃ、何を言っても無駄みたいだな。
「良い目をしているではないか。兵藤一誠、お前が守ってやれば良い」
おっちゃん、他人事みたいに……。
「ま、そうするのが妥当か。一緒に来い、レイヴェル」
「――――はい!」
レイヴェルは嬉しそうに応じると、魔力で自分の衣装を変えた。
探検家風の服装――――サファリジャケット姿だ。
「イッセー、レイヴェルも宜しくね」
「おう!」
一方の兄貴はと言うと…………
「い、嫌だぞ!何で俺が山になんて行かないといけないんだ!」
逃れようと暴れもがいていた。
…………妹があんなに健気な姿を見せたと言うのに、コイツは。
「これも貴方の為ですぞ、お坊ちゃん。新鮮な山の空気を吸えば心身も洗い流される事でしょう」
そう言えば、俺を親の仇の如く睨み付けてきた。
「そんだけ反骨精神剥き出しなら大丈夫だな。おっちゃん、頼むぜ!」
「よし!」
「俺の眷属達!主を助けろォ!!」
眷属の女の子達に助けを求めるが――――
「ライザー様、今回ばかりは命令をお聞きできません。兵藤一誠、ライザー様を頼む」
「りょーかい!」
『ファイト、オー!』
「は、薄情者ォォォォオ!!!」
現実は無情なり。
喚くライザーに構わずおっちゃんが飛び立つ!
「兵藤一誠、どうせならうってつけの場所がある。そこへ行くのはどうだ?」
「え、そんなとこあんの?じゃあそこにしようぜ!」
「うむ」
「で、そこって何処なのさ?」
俺の質問に、おっちゃんは楽しそうに答えた。
「――――俺の領地だ」
フィギュアーツのゾンビゲンム、スパローが似合いますね