ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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ジオウ結構面白いですね

来週は宝生永夢ゥ!が出てくるので、テレビの前でバグヴァイザー持って正座待機しましょう


MAGIC130『無限との邂逅』

 

次の日の朝、インターホンが鳴らされ、対応すると――――黒いゴスロリ衣装を着た女の子が玄関に立っていた。

 

どこか儚さを感じさせるその女の子に対し、俺は既視感を感じた………って、

 

「…オーフィス?」

「イッセー、久しぶり」

 

そう言うが否や、玄関に集結していた眷属全員が臨戦態勢になった!

だけど俺は何故だか冷静だった。

 

何だろうか、異常すぎて一周回って冷静になるとか、そういう感じかな。

 

『あー、やっぱお前だったか』

「何だ。ドライグの予想当たってたのか」

『まぁ、殆ど消去法だがな』

 

ドライグがそう言うと、全員の視線が俺の左手に集まった。

 

「ドライグ、どういう事?」

『昨日の反応からして各勢力に対して碌でもない事してる奴だってのは分かった。じゃあ誰なんだって考えたんだが……白龍皇の小僧は殆ど敵対してるとは言えん状態だから多分違うだろうし、聖槍の小僧は論外。となれば後は此奴しかいないだろ』

「だけどこれは明らかに協定違反よ!ここにオーフィスを招いたと言う事は、ここを警備してる者達も騙して入れたって事でしょう!?どうしてそこまでして――――」

「リアス」

「!……イッセー」

 

俺はリアスの肩を掴んで、それ以上の言及を止めさせる。

 

「先生だってそれは十二分に理解してるだろうし、何よりあんだけ和平だ協力だと言ってた先生が招いたんだ。多分この訪問がそのカギになってるって判断したんじゃないかって、俺は思うし、リアスだってそう思ってるんじゃないのか?」

「それは……」

「それに大丈夫だよ。オーフィスは妄りに攻撃したりしないし、この状況の危うさも、オーフィス自身も分かってる筈だ。だろ、オーフィス?」

 

俺はオーフィスの方を振り返り、そう聞くが――――

 

 

「…?」

 

オーフィスは静かに首を傾げるだけだった。

 

「リアス、駄目っぽいかも」

「駄目じゃない!!」

 

リアスの悲鳴のような突込みが響いた。

だけどリアスは漸く落ち着いたらしく、アザゼル先生が改めて説明してくれた。

 

「お前の言う通りだ、リアス。俺は此奴をここに招き入れるために色んなものを現在進行形で騙している。だが此奴の願いは、もしかしたら禍の団の存在自体を揺るがすほどのものになるかもしれないんだ。……無駄な血を流さない為に、それが必要だと俺は判断した。改めてお前達に謝り、願う。――――すまん、頼む。此奴の話だけでも聞いてやってくれないだろうか?」

『ならそれ相応の対応があるだろぉ?』

『土下座ktkr』

 

お前ら先生が珍しく真面目シリアスしてるんだから少しは自重しろよ。

 

「その言い草だといつもボケ倒してるって事かあぁ!?」

『見ろ相棒。本性を現したぞ』

『本当に済まないと思っているなら五体投地土下座なり焼き土下座でも見せてもらおうか』

「何だその土下座攻め!?お前サイボーグの生まれ変わりじゃねぇのか!?」

「先生、例によって例の如く話脱線しまくってます」

 

駄目だ、このままじゃボケ合戦でこの一話使い果たしちまう。

オーフィスもきょとん顔だ、そりゃそうだよな!

 

リアスは頭を押さえて息を吐きながら、先生に訊ねた。

 

「…それで、上にあげてお茶でも出せばいいのかしら?」

「我、オレンジジュースが良い」

「我が物顔で注文されても……そう言えば、オーフィスだけなの?ヴァーリチームは?」

「あぁ、それなら――――」

 

先生が言うよりも早く、玄関前に小さい魔方陣が出現した。

 

そこから現れたのは、嘗ての金色の魔法使いみたいな尖がり帽子にマントと言う出で立ちのヴァーリチームの魔女っ娘ルフェイちゃんと、灰色の毛並みが特徴の巨大な狼だった。

 

「…フェンリル」

 

そう、この狼は――――以前悪神ロキとの戦いでヴァーリが連れ去ったフェンリルだ。

神(notゲンム)をも殺す牙とドラゴンの鱗すら切り裂く爪を持った危険度MAXの魔獣……ヴァーリチームの一員になったんだっけか。

 

「こんにちは、以前京都ではお世話になりました、ルフェイ・ペンドラゴンです!そしてこちらはフェンリルちゃんです!」

「ちゃん付けかい……」

 

フェンリルの品位が下がって行ってるような……そう思っていたら、俺の両脇から小さな影が飛び出してきた!

 

『『ワン!』』

 

俺の使い魔、ハティとスコル――――何を隠そう、目の前のフェンリルの子供だ。

久しぶりに父親に会えて嬉しいのか、ピョンピョン跳ね回る二匹と、それを何処か微笑ましげに見守るフェンリル。

 

…感動の親子対面、って訳だな。

うんうん、良きかなと内心頷いていると、フェンリルが突然光り輝きながら俺の元に歩み寄ってきた!

 

呆気に取られて見ていると、フェンリルは俺より高身長な青年になっていた。

そして手元には、何やら紙袋が。

 

「……え?」

「…お前には、我の子等が世話になっている」

 

……つまり、お礼って事?

取り合えず受け取ると、フェンリルはまた獣に戻ってルフェイの傍に向かっていった。

 

「あ、ありがとな」

 

お礼を伝えると、フェンリルはフンと鼻を鳴らした。

 

『良かったな相棒。フェンリルから例の粗品を貰うなんてお前ぐらいだぜ』

 

俺もびっくりしてるよ。そう思っていたら、魔方陣がもう一つ現れ、そこから何者かが俺に飛び付いてきた!

 

まず顔面に感じたのは柔らかい感触、そして視界は健康的な肌色が支配していた。

 

「おっひさ~、赤龍帝ちん!」

「く、黒歌!」

 

そう、俺に抱き着いてきたのはグラマーな猫魈お姉さん、黒歌!

何を隠そうって言うかもう隠す必要もないけど、小猫ちゃんの姉さんだ!

 

黒歌は楽しそうに俺の抱き着いていたが、やがて鼻をスンスンと鳴らして俺の匂いを嗅ぎ始めた。

 

「あれ?赤龍帝ちん、童貞卒業しちゃった?」

「分かんの?!」

「そう言うのには敏感なの♪……そっかぁ」

 

な、何だ?急にしおらしくなって……そしてオーフィスはそんな俺をじっと見つめている。

 

「イッセー、鼻の下、伸ばしてる」

「…イッセー様?」

 

ちょ、オーフィスの一言でグレイフィアが静かに怒ってる!

 

「黒歌、離れてくれ!頼む!!」

「え~?……まぁ、しょうがないにゃん」

 

不満そうに唇を尖らせる黒歌だったが、何とか離れてくれた。

状況が落ち着いたのを見てか、先生が進言してきた。

 

「兎に角、お茶でも出してやってくれ。さっきも言ったが俺はこの為に他の勢力を騙してる。これがバレて悪い方向に進んだら、ホントに俺の首が飛んじまうから」

『それも面白そうだけどな』

「確かに」

『アザゼル危機一髪、か……フッ』

「今鼻で笑ったな!?言っとくが全然上手くねーからな!!」

 

 

とまぁ終始グダグダではあったが、かくしてテロリスト集団のトップをもてなす事になった。

 

 

父さん、母さん。

 

 

 

我が家に、またオーフィスが来ました。

 

 

 

 

 




次のオリキャスは誰なのか、ドキドキですね
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