ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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遅くなって申し訳ありません(何度目だ)

最近のジオウどうした、先週と言い先々週と言い神回の連発じゃないか

それとRider Time龍騎……見ごたえ沢山でした。龍騎ファンとしては何とも言えない思いになりましたね。
アドベントカードも沢山使っていたので、そちらに関しても満足です







MAGIC155『合格発表』

 

 

「…ふぁ~あ」

 

アサヒが眩しいあくる日の朝、皆様ご機嫌如何でしょうか?

皆さんのヒーロー、イッセーです

 

『何だその挨拶は』

 

偶にはいいだろ……って、ドラゴンか。ドライグはどうしたんだ?

 

『まだ寝ている』

 

そっか……ドラゴン、ちゃんといるんだな。

 

『…お前、寝惚けてるのか?』

 

……いや、夢じゃないんだな、って思ってさ。

 

『残念な事にな』

「残念なんて言うなよ。やっぱお前がいないと調子狂うし」

『…殊勝な事だ』

 

よし、起きますか……っと。

 

「……って、俺床で寝てたのか!?」

 

今気づいたけどよ、何で俺床にいるんだよ!?

ベッドの方を振り向くと、足を突き出したゼノヴィアの姿が……。

 

お前かゼノヴィア!部屋の主を蹴り落とすなよ!

 

「イッセー様、皆様。お食事の準備が整いました……何故床におられるのですか?」

「蹴っ飛ばされた」

 

俺は起こしにに来てくれたグレイフィアにそう簡潔に説明した。

 

 

 

「おっすお前ら、全員揃っているか?」

 

朝飯も食べて鍛錬も終えた午後、俺達はリビングでアザゼル先生に集められた。

 

「先生、年下にお金借りるってプライドないんすか?」

「年下に借りるほど困ってねーよ!!……先日の昇格試験の結果が先程発表されたからな。忙しいサーゼクスの代わりに俺が代理で告げる」

 

マジか!?事前連絡もないって、スゲェ緊張するな!

 

「まずは、木場。――――合格だ、おめでとう。今日から中級悪魔になる。正式な授与式は後日だけどな」

 

おぉ、合格か!

 

「やったな、木場!」

「ありがとう」

 

そう礼を言いながら木場は書類を受け取った。

先生は次に朱乃さんの名を呼んだ。

 

「次に朱乃。合格!おまえも中級悪魔だ。一足早くバラキエルに話したが、伝えた瞬間男泣きしてたぞ」

「…もう、父様ったら」

 

照れながら書類を受け取る朱乃さん……バラキエルさんの男泣きがすっげぇイメージしやすいな。

 

「んで…イッセー」

「はい!!」

「誠に残念だが……」

 

え、いきなりそれ!?

俺、もしかして不合格ですか!?

 

『やっぱ落ちたか』

『根性童貞だしな、落ちても文句言えんだろう』

 

黙ってくれるかお前ら!?

後根性が童貞なのと試験結果は関係ないだろ!!

 

「………なんてな!お前も無事に合格だ!」

「!――――やったぜぇ!!!」

 

思わず飛び上がってガッツポーズする!

 

「おめでとうございます、イッセー様」

 

グレイフィアは微笑みながら俺の合格を祝福してくれる。

他の皆も変わりばんこで俺に祝ってくれる。

 

『やったじゃないか、相棒。まさか上級悪魔の赤龍帝が誕生するとはな』

『ま、当然の結果だな……おめでとう』

 

お前らもありがとな!

 

「数日後には上級悪魔昇格の儀式を行う。それに関してはグレモリー家がバックアップをしてくれるだろうから、心配すんな」

「ぎ、儀式っすか?それって悪魔と融合する……」

「デビルマン方式じゃねーよ。まぁそんな難しいもんでもないから大丈夫だ……っと、サーゼクスからか?」

 

アザゼル先生の通信端末に、どうやらサーゼクス様から連絡が入ったらしい。

 

「わりぃ、急用らしいから俺は戻る。あ、イッセー!茂殿にも伝えとくんだぞ!」

 

そう言ってアザゼル先生はリビングを後にした。

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

「ハーデスが……!?」

 

俺、アザゼルはサーゼクスからの通信により知らされたとある一報を知らされ、驚きのあまり開いた口が塞がらなかった。

 

『本当だ――――冥府が襲撃を受け、しかも冥府神・ハーデスが重傷を負った』

 

画面の向こうにいるサーゼクスは真剣な面持ちで、首を横に振る。

…どうやらマジらしい。

 

イッセーの魔力が復活した直ぐ後に、冥界にいるサーゼクスに冥府の死神からの通信が入ったらしい。――――冥府が襲撃された、と。

 

サーゼクスも初めは半信半疑だったらしいが、冥府の監視映像と、実際に床に伏せるハーデスの元に赴いたとの事で、それが真実なのだと悟った。

 

『冥府は現在ハーデスの代わりに残った死神とハーデスの側近であるタナトス殿が中心になって運営しているが……この影響は、大きい』

「だろうな」

 

だが……裏を返してみるなら、これからはハーデスによる横槍はないと言う事でもある。

まぁ不謹慎ではあるから口には出さんが――――ぶっちゃけあの骸骨ジジイは嫌いなので、これを機に大人しくしてもらえるとありがたいもんだ。

 

「……で、肝心の襲撃者については分かっているのか?」

『あぁ。――――この男だ』

 

サーゼクスはそう言うと、目の前に冥府の監視映像を俺に見せた。

その映像の中には、金色の槍を刺され蹲るハーデスと…………それを見下ろす、白いローブの魔法使いみたいな奴がいた。

 

「って、白い魔法使いが襲撃したってのか!?」

『…この映像を念のため、アジュカに解析してもらったが……改竄されたものではない』

 

……つまり、本当に白い魔法使いが襲撃したってのか。

 

だが何故だ?此奴にとってハーデスの野郎が不利益を働いた以外に考えられんが……!

 

俺は一つの可能性に至った。

 

「……イッセーか?」

『…アザゼルも、そう考えるか』

 

やはりサーゼクスも同じ考えだったらしく、神妙な顔で頷いた。

 

確かにイッセーの奴は今回の魔獣騒動で生死が分からない状態になっちまったし、騒動の裏にはハーデス達が一枚噛んでいた……奴にとってそれが気に食わなかったから襲ったって事か?

 

 

『私は彼の師ではない。ただ魔法使いになるのかと導いただけだ。そして彼は私の手を取った……それだけの関係だ。力を与えているのも、私の個人的な事情に過ぎない』

 

 

 

「個人的な事情……か」

 

俺は腕を組んで、あの時の白い魔法使いの言葉を思い出していた。

ヤツの言う個人的な事情、というのがあるのは間違いない……だがそれだけではこいつの正体を掴む事は出来ない。

 

何かこの映像の中にその断片でも良いから何かないものかねぇ……そう思いつつ映像を睨み付ける俺の視界の端に、何かが映り込んだ。

 

「ん?」

『どうした、アザゼル』

「…サーゼクス。悪いがこの映像の――――白い魔法使いの足元の部分をズームしてくれるか?」

『分かった』

 

サーゼクスがズームしてくれた白い魔法使いの足元を注視していると……そこにある物が映った。

 

 

――――それは、灰色の羽根だった。

 

 

「ッ!!」

 

俺は愕然と、しかしもう一度その部分を見るが、羽根は綺麗さっぱり消えていた。

だがあれは、確かに……。

 

『…アザゼル、何か見つけたのか?』

「……」

『アザゼル?』

 

サーゼクスの問いかけに、俺は暫く言葉を返せずにいた。

 

 

 

『お前達では私には勝てんよ――――アザゼル、ミカエル』

 

 

 

 

あの羽根は…見間違う筈がない。

アイツが……アイツが白い魔法使いだってのか?!

 

あの男が生きていたって事になる…………だったら、白い魔法使いの目的ってのは、まさか…!?

 

 

「…すまん、サーゼクス。今日はこれで通信を終えたい」

『どうしたんだ?』

「……今は答えられん。まだ確証が持てないからな。……確証が持てたら、連絡する」

 

俺はサーゼクスとの通信を終えると、別の通信回線を入れる――――相手は、ミカエルだ。

 

『どうしましたアザゼル。あなたから連絡とは珍しいですね』

「ミカエル……もしかしたら、奴が生きているかもしれない」

『ッ!?』

 

ミカエルは奴、という言葉だけで顔を強張らせる。

 

『本当、なのですか……?』

「まだ確証は持てないが……」

『…分かりました。私の方でも、調べてみます』

「…頼む」

 

ミカエルは頬の傷を指でなぞりながら、真剣な面持ちで続ける。

 

『……彼は――――天界が生み出した大罪ですからね。生きているのであれば、絶対に見つけ出さねばなりません』

「…あぁ」

 

 

 




平成最後の投稿になりましたー、令和になっても地道に投稿していきますので、のんびりとお待ちください
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