ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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前回の出来事:急に白い何かが現れた


白い魔法使い「私の事か」
イッセー「間違ってないけども!」

今回はイッセー視点です


MAGIC25 『白との邂逅』

 

イッセーside

 

俺は朦朧とした意識の中、突如空中に現れた何者かを見ていた。

ソイツは全身が白い鎧で覆われ、背中には青く光る翼………………そしてその鎧は何処と無くドラゴンを思わせる。

 

 

 

…………何か、既視感があるな。と言うより、何時も見てる、そう…………赤龍帝の鎧に、似ていた。

 

 

 

 

 

「っ、ヴァーリ…………何故お前が!?」

「何、アザゼルにお前を連れ戻す様に言われてね。お前の目論みは全て筒抜けだ」

「ぐ……おのれぇ!」

「黙れ」

 

白い鎧野郎の容赦ない攻撃により、コカビエルは血を噴き出した!

 

「がぁっ!?」

「堕天使としての誇りを捨て、別の異形に乗り換えたお前に、最早自由はない。ーーーーコキュートス行きは確定している」

「あ、アザゼルーーっ!!」

 

その言葉を最後に、コカビエルは俺達の前から姿を消したーーーー。

鎧野郎はそれを見届けると、今度はグラウンドを見渡した。

 

「……はぐれ神父は逃げたか。まぁ良い」

 

…何かを呟いたソイツは、俺達ーーーー正確には俺を一瞥した。

 

「……それにしても、俺のライバルは随分奇妙な魔法を使うんだね。だが、魔法を使わずとも…………君は強い。そう俺の本能が告げるんだ」

「へっ、そうかい…………」

 

此方はもうヘロヘロなんだけどな…………。

 

「だが、万全でない状態で勝っても嬉しくないからね。またの機会に取っておこう…………君との闘いは」

「………………」

 

 

コイツ……多分俺より強い。

 

まだ拳を交わして無いけど、そう感じる。

 

 

 

『オイオイ、久々のライバルに挨拶も無しか?ーーーー白いの』

 

すると、左手に赤龍帝の籠手が展開され、周りにドライグの声が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『起きていたかーーーー赤いの』

 

今度は、凛とした高いーーーー女性の様な声が響き渡る。

 

 

 

 

ん?白いの?赤いの?…………まさかアイツが、

 

 

 

「これは、一体…………?」

「……二天龍同士の、対話」

 

部長の疑問に答えたのは、俺ではなくゼノヴィアだった。

 

『随分変わった宿主だな、ドライグ』

『お前の方も戦闘凶っぽいけどな、アルビオン』

『しかしーーーー一番変わったのは我等かもしれん。だが』

『へっ、運命の激突は近いーーーーってか?』

『あぁ、その通りだ』

 

……珍しいな、ドライグがこんなに喋るなんて。

 

 

 

「また何れ会おうーーーー俺のライバル君」

 

 

そう言うと、ソイツーーーー白龍皇はその場から飛び去った。

 

 

 

 

 

 

……もう限界だっ。

 

 

俺は眠る様にして、意識を手放した。

部長や遠くからの匙達の呼び掛ける声と、何かが壊れる音が、最後に聞こえたけど、今の俺にはどうでも良かった。

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

イッセーが意識を手放した瞬間を、白い魔法使いは魔方陣から見ていた。

そして、スペシャルラッシュリングが砕け散るのも。

 

「…………やはり所詮は試作品か」

 

白い魔法使いは然程残念な様子も見せず、一人呟いた。

 

「だが、私の眼に狂いはなかった………………兵藤一誠」

 

白い魔法使いはそう言うと、懐から何かを取り出した。

 

 

 

 

それは、手甲の部分に龍の模型が着いた、タイマーの様な物だった。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

 

そして、コカビエルとの死闘の翌日の駒王学園。

 

「という訳で、私も悪魔になった」

 

バッ!、と悪魔の翼を展開させドヤ顔を晒す、ゼノヴィアが俺の目の前にいた。

 

「……なして?」

「支えるべき主がいないからね、破れかぶれで転生したんだ!」

「お、おう……」

 

そんなもんで転生すんのか?

 

『お前も大分似たような物だろ』

 

……返す言葉も御座いません。

 

「……と、言うわけでゼノヴィアは、私の眷属になったから」

「『騎士』のゼノヴィアだ。改めて宜しく頼む」

 

ゼノヴィアはそう言うとアーシアの前に行くと、突然頭を下げた。

 

「えっ、ゼノヴィア、さん……?」

「すまなかった。君の事を魔女と呼んで…………許してくれなくても良い。だがーーーー謝らせてくれ!」

 

心からの謝罪に、アーシアは一瞬驚いた顔をするも、直ぐに微笑んでゼノヴィアの手を取った。

 

「私はもう気にしていませんよ。だから、顔を上げてください」

「っ…………アーシア・アルジェント、いや、アーシアと呼ばせてくれ!」

「?…はい!」

 

うんうん、仲良きことは美しきかな!

 

「イッセー君」

 

なんて微笑ましげに見詰めてると、木場が側に寄って来た。

 

「ん?」

「今回の件、本当にありがとう」

「……気にすんなよ。俺のお節介だからさ」

「いや、それでも言うさ」

「何だそりゃ…ハハ」

 

……ま、コイツも過去を乗り切ったし、めでたしめでたしかな?

 

 

 

 

俺も…………何時かは乗り越えなきゃな。

 

 

 

『そういや相棒』

「うん?」

『あの指輪……壊れたぞ』

「えっ!?……何で!?」

『さぁな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さてと、これにて第3章は御仕舞いです。


次回はお馴染み番外編ですね。


皆様の番外編へのご要望があればそれらを書いていきますので、遠慮なくメッセージや感想欄のリクエストに書き込んで下さい!

さて次回の番外編は……!


ドライグ『ま、気長に鍛えようや』

???『お前の力……そんな程度ではあるまい?』

イッセー「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!」


《Welsh Dragon Balance Breaker!!》


『何故彼は禁手に目覚めたのか』


イッセー「タイトルがドライブ風だな」
ドライグ『流行に乗った結果だな』




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