ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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タイトル程イチャイチャはしない…………筈!

この話を見て「イッセーとグレイフィア結婚しろ!」って思った方はディステニードローで「七皇の剣」を引いてください。

そして高らかに「これで何時でも超時空龍を呼ぶことが出来……ハッ!?」となりましょう(爆)




MAGIC番外編『メイドさんと、イチャイチャデート!?』

ピンポーン

 

「ん?誰だろう…………」

 

 

白龍皇ヴァーリとの激闘から数日後の兵藤家。

この日あんまり鳴らない筈のインターホンが鳴り響いた。

 

「郵便かしら…?」

「あ、部長。俺が行きますよ」

「お願いするわ、イッセー」

 

部長が出ようと立ち上がったが、部長のお手を煩わせる訳にはいかないので俺が出ることに。

取り合えずさっきまで触っていたVitaを置いて玄関に向かう事に。

 

「宇宙を貫く雄叫びよ!遥かなる時を遡り、銀河の源より蘇れ!顕現せよ!そして我を勝利へと導け!!No.107 銀河眼の時空龍(ギャラクシーアイズ・タキオンドラゴン)ッ!!!」

「はぅ!ゼノヴィアさんノリノリです!」

「あらあら、ですがRUMがありませんわね」

「コレが俗に言うミザチャンスなのね……ッ!」

 

おいゼノヴィア、勝手に人のタッグフォースやるなよ!

それに部長、その知識は何処から仕入れたんですか!?

 

『間違ってないだろ』

『蘇生条件満たしてないアレか……』

 

使いどころがだよ!

って、早く出ないと……!

 

「す、すみませーん…………って」

 

俺は固まった。

何故かって?

 

 

その人は別に借金取りとか新聞勧誘とかでもなかった。

 

 

 

黒を基調とした所々に銀の縦縞が入ったカジュアルな服装に、服越しにも分かる(俺が出会った女性の中で)トップクラスのスタイル。

そして、どんな雪景色にも負けない程に輝く綺麗な銀髪。

 

 

 

 

「こんにちは、イッセー様」

 

グレモリー家のメイド長、グレイフィアさんが私服姿で微笑んでいた。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

「ぐ、グレイフィア?!」

 

グレイフィアさんが来たことを知るや否や、部長は慌てて佇まいを直していた。

因みにアーシアと朱乃さんはお茶汲み、ゼノヴィアはテーブルを拭いていた。

 

「大丈夫ですよ、お嬢様。今日は休日なのでプライベートですから。ですが、奥様が元気にしているのかご心配されていましたよ」

「そ、そう…………また後でお義姉様に連絡しなきゃ」

 

お義姉様って…………サーゼクス様の奥さんか。

一度会ってみたいな。

 

「どうぞ、グレイフィア様」

「ありがとうございます」

 

グレイフィアさんは朱乃さんから出されたお茶を優雅に飲む…………凄く綺麗だな。

何と言うか、お茶飲む仕草一つで見惚れちまった。

 

『おい相棒。死にたくなけりゃ絶対それ口にするな』

『でないと明日の日は拝めんぞ』

 

何その死亡予告、怖いんですけど!

まぁ、こんなキザったらしい台詞言わんけども。

 

『『すげぇブーメラン』』

 

何だと!?

 

「でも休暇で此方に来るのは珍しいわね。何処か用事でもあるの?」

「用事と言えば…………用事です、ね」

 

そう言うとグレイフィアさんは気恥ずかしそうにしながら俺と目線を合わせる…………と同時に、4方向からものすんごい視線を浴びせられた!

 

俺が何を仕出かしたと言うんですか、皆さん…………?

 

『自覚がない分更に質が悪いな』

『宜しい、ならば死刑だ』

『具体的な内容は?』

『相棒がガンプラの箱をカモフラージュにして隠してあるエロ本を燃やす』

『よし、直ぐ様執行だ』

 

よしじゃない!

俺の秘蔵コレクション燃やさないで!アレないと生きてけないよ俺!

 

「リアスお嬢様。今日一日…イッセー様をお借りしても宜しいでしょうか?」

「イッセーを……?」

 

んん?俺の事か?

 

『女が男に用があると言えば二つしかないだろ』

『死ぬか搾り取られるか、だな』

 

選択肢ねぇ!!

アッチの意味でも死ぬのかよ!?

 

 

 

「はい。その…………イッセー様と、で、デートをしてみたいと思いまして」

「「「「「…………へ?」」」」」

 

 

 

全員が驚いた声を上げたと思ったら、

 

 

 

 

「うぇぇぇぇぇぇっ!?」

 

 

今度は俺の悲鳴が家に轟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃ、じゃあ、行きましょうか」

「はい……宜しくお願いいたします。…イッセー」

 

くぅ~、グレイフィアさんの呼び捨てとは、男冥利に尽きるぜ!

それに言い淀んだ所もナイスです!!

 

とまぁ、今日俺は一日だけグレイフィアさんの彼氏になった。

んで、当然部長達は抵抗したけど、何処からか現れた俺の使い魔にして龍王のティアマットことティアにたしなめられ、承諾した……と言う訳だ。

 

ホントティアにはお世話になってるな~、今度お礼しないと。

 

「イッセーの手……大きくなりましたね」

「そ、そうっすか?」

 

因みに今はデートなので手を繋いでる。

でもグレイフィアさんの手凄く綺麗なんだよなぁ。それに良い匂いもするし……釣り合いそうもないよ、俺じゃ。

 

「はい。初めて会った時よりも、大きくて、逞しくなってます」

「な、何か照れますね……」

 

こんなに女性に褒められた事ないから、なんかむず痒いな……嬉しいけど。

 

「私も含めて、この手が、人々の希望を守ってるのよね…………素敵な手」

「っ……///」

 

や、やべぇ……真顔を保てない!

褒めちぎりで顔真っ赤だ、俺!

 

『凄い惚れ様だな』

『相棒が幼少期に建てたフラグだからな。これはリアス・グレモリー達にはない利点だ』

『……時に聞くが、貴様は兵藤一誠が誰と添い遂げようとも構わんのか?』

『相棒を見捨てずに、過去も受け止めてくれる奴なら…………まぁ、相棒が選ぶ女なら俺は否定せんがな』

『……フッ、ただの親バカか』

『うるせぇ』

 

なんて会話をしてるのも気付かず、俺はグレイフィアさんの嬉しそうな横顔に、見惚れてた。

 

 

 

何はともあれ、俺達は町のショッピングモールへとやって来ていた。

グレイフィアさんは色んな店があるのに興味津々なご様子。

 

まぁこないだ来たときはサーゼクス様の付き添いだったからな。

 

「イッセー、あのクレープと言うのは……?」

「え?」

 

あー、もしかして冥界にクレープってないのか?

 

「ホットケーキの仲間ですよ。食べてみます?」

「……はいっ」

 

あ、ダメだ。可愛すぎる。

一瞬で俺の脳は吹っ飛んだ。

 

「…………そ、そうだ!味は何が良いですか?」

「……では、このイチゴと生クリームのクレープで」

「分かりました!すいませーん!イチゴと生キャラメルのクレープ一つずつで!」

「ハイ毎度!」

 

一分後には、クレープが出来上がり、その辺りの椅子に座りながらグレイフィアさんはワクワクを隠しきれずに、でも上品にかじりついた。

 

「…………美味しい」

「でしょ?んじゃ俺も…………うん、美味い!」

 

久々だけど、やっぱり美味いな!

プレーンシュガーも良いけど、たまにはね?

 

「あ、グレイフィアさん。クリーム付いてますよ」

「へ?」

「あ、取ってあげますね」

 

俺はグレイフィアさんの口の端に付いていた生クリームを指で掬い、舐め取る。

 

「~~っ///」

 

グレイフィアさんは恥ずかしそうに少しばかり唸るけど、顔を上げると楽しそうに微笑んでいた。

 

「ふふっ、行きましょうか」

「あ、はい!」

 

 

ここから先はダイジェストだけど、どれもこれもグレイフィアさんが可愛すぎた。

それだけは言える。

 

服屋で様々な服を着て、俺だけでなく店員さんも見惚れた。

恥ずかしそうに「……似合ってますか?」なんて聞かれて、似合ってないとかほざく奴はいないと確信した。

 

いる奴は俺がウェルシュフルボッコしてやる!

 

 

本屋に行ったら、難しそうな哲学書やら意外なチョイスの料理本や恋愛本を買っていた。

どうも以前までの休暇は本を読んで過ごす事が多かった様らしい。

 

 

お昼ではファーストフードではなく、レストラン街で優雅にランチタイム。

グレイフィアさんはどんな仕草でも凄く丁寧な感じが現れてて凄く好感が持てる。

 

そして何故だか「カップルパフェ」なる物が提供された。

 

 

 

 

 

 

だけど、何時どんな時でも、楽しい時間は終わりを告げる物だ。

辺りはもう既に夕焼けに染まっていた。

 

「今日はありがとうございます。イッセー」

「いやぁ、全然!俺で良ければ何時でもお相手しますよ!」

 

これは本音だ。

凄く楽しかったし、また行きたいとも思える程に充実した一日だったと思う。

 

「では、少しばかりのお礼を…………」

「イヤー、そんなの全然……っ!」

 

悪いので断ろうとした俺の言葉を遮るように、グレイフィアさんは俺に迫り、俺とグレイフィアさんの距離がゼロになる。

 

 

こ、これって…………………………キス?

 

 

 

 

 

うぇぇぇぇぇぇっ!?

お、俺!また女の子にキスされてるぅぅぅぅっ

『やっぱりねー』

『どうせこんな締め方だと思ったよ……ったく』

 

や、柔らかい!柔らかいよ、グレイフィアさんの唇!

 

「……んはぁ」

 

グレイフィアさんは艶かしい声を上げて、唇を離した。

状況がのめり込めず、未だ金魚みたいに口をパクパクさせる俺に苦笑いするグレイフィアさん。

 

「私のこの想いは……誰にも負けるつもりはありませんよ、イッセー」

「………………俺は」

 

本当なら、今ここでグレイフィアさんの、いや、皆の想いにも答えてやりたい。

 

でも、今の俺には無理だ。

 

 

 

「大丈夫」

 

何を言うべきか迷っている俺に歩み寄り、唇に人差し指を当ててきた。

 

「貴方がどんな闇を背負ってるのかは分からない…………でも、私もリアスお嬢様達も、イッセーの闇を聴いて逃げたりは、しないです。何時か、貴方の口から聞きますから。その時まで、返事はしなくても大丈夫ですから」

 

…………ホンット、不甲斐ないよな。俺。

女の子にここまで言わせて、何も答えないなんてさ。

 

「スミマセン……っ」

「良いの。それに、今日はずっと貴方といれたから……それだけで幸せ」

 

グレイフィアさんは笑顔で言うと、足元に魔方陣を展開する。

 

「では……またお会いしましょう。イッセー様」

「……はい!」

 

最後に飛びっきりの笑顔を見せると、グレイフィアさんはグレモリー家に帰っていった。

 

「…………」

 

俺は暫く、グレイフィアさんの言葉を繰り返し思い出していた。

 

 

『貴方がどんな闇を背負ってるのかは分からない。…………でも、私や、リアスお嬢様達も、イッセーの闇を聴いて逃げたりは、しないです。何時か、貴方の口から聞きますから。その時まで、返事はしなくても大丈夫ですから』

 

 

……………………俺は、幸せになって、良いのか?

 

 

 

 

 

 

『相棒……』

『……』

 

 

少し胸がモヤモヤしながら、俺は帰路についた。

 

 

 

 

そして、部長達にキスをされたことが何故かバレ、『イチャイチャし過ぎ!』と全員に怒られました。

 

 

 

女心は、難しい…………。

 

 

 

 

 




何か最後シリアス寄りになりましたが、如何でしょうか?



では!
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