ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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ギャグを入れすぎても駄目だと感じてギャグ控えめにしたら何だかコメント減る…………後半ギャグ要素ほぼゼロ(の予定)なのに大丈夫なのかな……




MAGIC51『転生天使と種目決め』

 

そして、放課後ーーーー

 

 

「紫藤イリナさん、貴女の来校を歓迎するわ」

「はい!皆さん!初めましてーーーーと言うより再びお会いした方の方が多いですね。改めて……紫藤イリナです!教会、いえ、天使様の使者として駒王学園に馳せ参じました!」

 

ワーパチパチパチ!

 

 

……何でも話だと天界側の支援メンバーとして派遣されてきたらしい。

そう考えたら、この辺は悪魔とか堕天使とかしかいないな。

 

お、さっそくイリナが「主への感謝」やら「ミカエル様は偉大」云々言い始めたぞ。

相変わらず信仰心つえーな、オイ。

 

『……この様子だと、神が死んだこと知らないんじゃないか?』

『どうだろ?でも、もしかしたら知らされてるかも』

 

確か、ゼノヴィアと別れた時には知らなかった筈だし。

 

「イリナ。お前、神様が死んだの知ってるのか?」

 

俺がそう聞くと、イリナは大量の涙を流した!

 

「……知ってるよ。知って、すんごくショックだったのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!心の支え!世界の中心!あらゆる者の父が死んでたなんてぇぇぇぇ!!イッセー君は分かるでしょ!?この私の悲しみがぁぁぁ!!ショックで七日七晩寝込んだのよぉぉぉ!!!」

「や、わかんねーよ。俺、無神論者だったし」

「そんなの初耳だわぁぁぁぁぁ!!」

 

あー、涙拭け!

机びしゃびしゃじゃんかよ!

 

「イッセーさん……?」

「それは聞き捨てならないね……」

 

やべっ、怒ってる!

 

「で、でもよ、それは個人の価値観だろ?まぁ、君らの信仰心を否定はしないけどさ」

「「それは、まぁ……」」

「うわぁぁぁぁん!!アーシアさん、ゼノヴィアぁぁぁ!!」

 

イリナは今度はアーシアとゼノヴィアに泣きついた!

二人は戸惑うことなくイリナを抱き締める!

 

「アーシア!この間は魔女だなんて言ってご免なさい!ゼノヴィアもご免なさい!別れ際、酷いこと言ったわ!」

 

イリナの涙ながらの謝罪に二人は微笑んだ。

…………何か、こんな感じの議員さんいた気がする。

 

「気にしてませんよ。これからは同じ主を敬愛する同志ですから、仲良く出来たら幸いです!」

「私もだ。それに、あれは破れかぶれで転生した私が悪かった。いきなり悪魔に転生だものな。でも、こうして再会できて嬉しいよ」

「「「ああ、主よ!!」」」

 

三人でお祈り…………こっちは頭チクチクして仕方ないけどな!

まぁ、楽しそうだし……良いか?

 

「イッセー君、無神論者だったんだ」

「まぁな。昔変身ベルトくれ!って願っても枕元には武器だけが置かれた頃からだな」

 

そこからだな、神様なんか信じない!って決意したのは。

 

「武器でも良いじゃないか……」

「武器だけであの満足感が味わえるか!」

「そういや最近大人向けのベルト出てるよな。あれ、買おうかな……」

「マジすか先生!?俺にも着けさせてください!!」

「おう!楽しみにしとけ!」

 

何てことをアザゼル先生と議論してると、不意にイリナが祈りのポーズを取った。

するとーーーー彼女の体が輝き、背中から白い翼が生えた!?

 

…………て、天使!?

 

「天界って、悪魔化みたいな現象も作り出したのか!?」

「……いや、本当はなかった筈だ。って事は」

『悪魔の駒の天使バージョンか』

 

ドライグの言葉にイリナは頷いた。

 

「はい!ミカエル様の祝福を受けて、私は転生天使となりました!何でもセラフの方々が悪魔や堕天使の技術を応用してそれを可能にしたとか」

 

へぇー、三大勢力の協力体勢の賜物って訳だ。

 

「四大セラフ、他のセラフメンバーを合わせた十名の方々はそれぞれ、Aからクイーン、トランプに倣った配置で『御 使 い(ブレイブ・セイント)』と称した配下を十二名作ることにしたのです!カードで言うキングの役目が主となる天使様になります」

「成る程。悪魔がチェスなら、天使はトランプか。中々面白いもん作るじゃねーか。ミカエルの野郎!」

 

アザゼル先生がすんげー喜んでるよ。

しかし御使い、か……。

 

『アギトの抹殺、か』

「人から可能性を奪うのかよ……」

「違う違う違うー!そんな事しないもん!!私達別にアンノウンじゃないもん!!」

「……で、イリナの札は何なんだ?」

 

改めて俺が聞くと、イリナは自信満々に胸を張った。

 

「私はAよ!ふふふ、ミカエル様のエース天使として光栄な配置を頂いたのよ!主はいないけど、私はミカエル様のエースとして生きていけるだけで十分なのよぉぉぉ!!」

「エース()にならないと良いな」

 

と言う俺の言葉は届いてない様だ。

 

「新しい希望はミカエル様、か……」

『まぁ良いんじゃないか?絶望するよかマシだ』

 

それもそうだな。

 

とまぁ、挨拶も早々に切り上げ、俺達はイリナ歓迎会を行ったのだ。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

そして数日後。

 

「はいはーい!私、借り物レースに出まーす!」

 

元気一杯に声を出すイリナはもう既にクラスに溶け込んでいた。

まぁ昔から誰彼構わず仲良くしてたしな。

 

『もしかしたらミカエルは紫藤イリナのこう言う面を見越してエースの札を与えたのかもな』

 

そうかもな。

因みに今は体育祭で誰が何の競技をするか決めてる最中なのだ。

 

「兵藤!去年みたいにサボったら許さないからね!」

「はいはい。って、好きでサボった訳じゃねーよ!」

 

あんときは風邪でダウンしたんだよ!

 

『ただの微熱だったがな』

 

うるせーよドライグ………………ハァ。

俺は溜め息を吐いて机に頭を預けた。

 

あの後イリナも俺の家に住むことになったんだ。

まぁ部屋に全然余裕あるから良いんだよ。けどな、案外肩身が狭いのさ。

 

そりゃ美少女揃いの豪邸!なんて男子高校生の夢さ。

 

 

でも俺は思った。夢は夢のままで良いんだと。

 

 

 

ーーーーそう、昔から伝わる言葉に『女三人寄れば姦しい』という言葉通り、俺が入り込む余地がないんだ。

 

例えば、アーシア、イリナ、ゼノヴィアが三人集まって女の子トークをし始めたとしようや。

おっそろしく会話に入りづらいんだよ。ここに小猫ちゃんが加わると…………もう俺は付け入れないのさ。

 

カードゲーム以外で俺はこの家の女の子と会話する余地がないんだよ。

 

部長と朱乃さんもガールズトークのお姉様バージョンをしている訳だ…………何か俺の家に住んでまでやらなくても良いんじゃね?と思うようになったな。

 

んで、最近はよくおっちゃんの家で仕事手伝いに多く入ったり、おっちゃんの家でゲームしてる訳だ。

 

…………ハーレムってのも案外遠い夢なんだよなぁ。

それでいて寝るときは一緒に!だからなぁ。

 

俺がたまには独りで寝させてくれと頼もう物なら『……駄目?』の上目遣いですよ!

俺はその目に逆らえず一緒に寝るけど……部長とアーシア、ちゃんと部屋あるんだからそこで寝なさいよ!と思うのさ。

 

『……どうにも煩わしそうだな』

『相棒は早くに自立せざるを得なかったからな。つまりこの中だと木場同様に自立心が強い。逆に甘えられるのは苦手だし、当人の為にもならない、って考えが強いんだろうな』

 

う~ん、そうなのかなぁ?

まぁ女の子と寝れるのは嬉しいけど……部長は事ある毎に裸で寝ようとするから、男として見られてないと捉えちまうんだよ。

 

でも甘えすぎるのも甘やかすのも駄目だろ?

そうなったら大人になれないし。

 

『まぁそうだがな』

「…………う!……どう!兵藤!!」

「うぉっ!?」

 

名前を呼ばれてるのに気付いた俺は漸くその方角を見やると、黒板の競技を書き込んでる桐生と目が合った!

 

「どうしたのよ?ボーッとして」

「や……ちょっと考え事を」

「ふーん。って言うか、あんたの競技勝手に決めたわよ」

「ハァ!?」

 

何勝手に決めてんだよこの野郎は!!

見ると、二人三脚の競技だ。

 

「あんたの相方はーーーー」

 

桐生がズビシッ!っとチョークで指した先にはーーーーアーシア!?

 

「アーシアと二人三脚よ!」

 

 

マジかよ…………!?

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

そして次の日から、駒王学園の生徒達は体育祭の練習に明け暮れるんだ。

 

「なーイッセー」

「何だー吼介?」

 

イリナとゼノヴィアが短距離走の練習で爆走する中、俺は吼介と黄昏てた。

因みに吼介はパン食い競争だ。食欲旺盛な吼介らしい。

 

松田と元浜は揺れるおっぱい監察…………相変わらず自重する気ゼロの変態コンビだ。

 

「お前さー、何時から悪魔になったんだ?」

「うーんとなー…………ハ!?」

 

コイツ……今とんでもない爆弾を投下しやがった!!

 

「皆まで言うな。俺分かってるからさ」

 

そう語る吼介の横顔は珍しく真面目だったので、俺も隠すのは止めて本当の事を言った。

 

「……今年の春ぐらい、かな」

「そっかー。お前もか」

「お前“も”……?」

 

どういう意味だ…!?

 

「んあ?俺も悪魔なの」

「…………マジで?!」

「おう。ま、ハーフだけどな」

 

ハーフか……ヴァーリと同じなのか。

 

「全然気付かなかったよ」

「そりゃ言わなかったもんな。それに俺、人間の血の方が強いらしいし」

「へぇ。それってどっちの方が悪魔なんだ?」

「親父の方だよ。お袋は人間」

 

じゃああれか。転校したのは悪魔関係の仕事か。

 

「悪魔と人間のラブロマンスか」

「あぁ。親父の奴、酒飲んだら毎回のろけるからな。何度も聞かされたぜ」

「そうなのか……また今度聞かせてくれよ」

「……多分暫く糖類要らなくなると思うぜ」

 

マジか。

プレーンシュガー食えないのは死活問題だな。

 

「……冥界行ってる間、ファントムの事、サンキューな」

「気にすんなよ。キマイラも満足してるし」

「そうか」

「それは兎も角よ。そろそろ練習した方が良いんじゃね?」

 

それもそうだな。

見ればアーシアは桐生にセクハラ受けてるし!

 

「よーし!アーシア!練習しようぜ!!」

「は、はい!!」

 

桐生に一言詫びを入れて此方に戻ってきたアーシアとくっつくと、足に紐を結んで……いざ!練習だ!!

 

 

………………とまぁ、意気込んで練習始めたのは良いけど崩れ落ちてアーシアの胸を触っちまったのは、完全な余談だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、D×Dウィザード

 

 

アーシア「あぅ、中々上手く行きません……」

 

 

イッセー「悪いね。俺は音楽がてんで分からないんでな!」

 

 

ベルゼバブ『魔法使い。君の実力はそんなものかい?』

 

 

MAGIC52『序章~空間歪曲~』

 

 

ビースト「お前は……!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




久しぶりだからベルゼバブのキャラ忘れちまったよ……
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