ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝 作:ふくちか
「全員集まってくれたわね」
部員全員が集まったことを確認すると、部長は記録メディアらしきものを取り出した。
「これは若手悪魔の試合を記録したものよ。私達とシトリーのもあるわ」
戦いの記録。
そう、今日は皆で試合のチェックをすることになったんだ。
部室には巨大なモニターが用意される。
アザゼル先生がモニターの前に立って言う。
「おまえら以外にも若手悪魔たちはゲームをした。大王バアル家と魔王アスモデウスのグラシャラボラス家、大公アガレス家と魔王ベルゼブブのアスタロト家、それぞれがおまえらの対決後に試合をした。それを記録した映像だ。ライバルの試合だから、よーく見ておくようにな」
『はい』
先生の言葉に全員が真剣にうなずいていた。
『俺はあのバアル家の男が気になるな』
へぇ、お前が誰かを気にするなんて珍しいなドライグ。
『あれほどの濃密な闘気を纏った悪魔は見た事がないからな』
……ま、かく言う俺も一番注目してるのはサイラオーグさんだったりする。
冥界での修行の時と、若手悪魔の会合の時の計二回しか会ってないけど、他の若手悪魔よりずば抜けたオーラを放っていた。
「まずはサイラオーグ―――バアル家とグラシャラボラス家の試合よ」
お、さっそくサイラオーグさんか。
相手はあのヤンキー悪魔。
あいつ、サイラオーグさんに吹っ飛ばされてたけど、まともな勝負になるのか?
『まぁあんな成りでも次期党首だろ?善戦くらいはするだろ』
記録映像が開始され、数時間が経過する。
そこで、俺とドライグの予想は大きく覆された。
そこに映っていたのは―――圧倒的なまでの『力』だ。
あのヤンキー悪魔とサイラオーグの一騎打ち。
けど、一騎打ちと呼ぶにはあまりに理不尽なほど一方的にヤンキーが追い込まれていた。
ヤンキーが繰り出すあらゆる攻撃がサイラオーグにはじき返される。
まともにヒットしても何事もなかったようにサイラオーグさんはヤンキーに反撃していた。
自分の攻撃が通じないことで、ヤンキーはしだいに焦り、冷静さを欠いていた。
そこへサイラオーグさんの拳が放り込まれる。
幾重にも張り巡らされた防御術式を紙のごとく打ち破り、サイラオーグさんの一撃がヤンキーの腹部に打ちこまれていく。
その一撃は映像越しでも辺り一帯の空気を震わせるほどだった。
「……凶児と呼ばれ、忌み嫌われたグラシャラボラスの新しい次期当主候補がまるで相手になっていない。ここまでのものか、サイラオーグ・バアル」
木場は目を細め、厳しい表情でそう言った。
サイラオーグさんのスピードは相当なものだった。
それも、木場が目を奪われるほどの。
スピードが持ち味の木場にとっては思うところがあるのだろう。
『ここまでとはな。あの男、相当あの拳……いや、肉体を鍛え上げたのだろう。でなければあれほどまでのパワーは出せまい』
だよな。
あのパワーは生半可な修行で身につくもんじゃない。
禁手を使っていない俺なんて、足元にも及ばないだろうさ。
『いや、タンニーンとティアマットとの修行を生身で乗り越えた今の相棒なら何とか爪先まで届くレベルだろう』
……それ、届いてるっていうのか?まぁ良いけどよ。
「ゼファードルとのタイマンでもサイラオーグは本気を出しやしなかった」
うへぇ、やっぱりかよ。
…まぁ、ヤンキーと戦ってる時のサイラオーグさんは映像からも分かるほどに余裕があったしな。
「やはり、サイラオーグ・バアルもすさまじい才能を有しているということか?」
ゼノヴィアが尋ねると、先生は首を横に振って否定する。
「いいや、サイラオーグはバアル家始まって以来才能が無かった純血悪魔だ。バアル家に伝わる特色のひとつ、滅びの力を得られなかった。滅びの力を強く手に入れたのは従兄弟のグレモリー兄妹だったのさ」
………才能がなかった、か。
『嘗てのお前と同じなんだろうな。地獄と呼んでも差し支えないほどの修業を己に課した結果、なんだろうよ』
と、気づけば試合の映像が終わる。
結果はサイラオーグさん――――バアル家の勝利だ。
最終的にグラシャラボラスのヤンキーは物陰に隠れ、怯えた様子で『投了』宣言をする。
サイラオーグは縮こまり怯え泣き崩れるヤンキーに何かを感じる様子もなくその場をあとにしていく。
映像が終わり、静まりかえる室内で先生は言う。
「先に言っておくがおまえら、ディオドラと戦ったら、その次はサイラオーグだぞ」
「は、速くないっすか?」
「……その前に、グラシャラボラス家との試合が先だと思っていたのだけれど」
俺の言葉に部長も続いた。
が、先生は首を横に振った。
「奴はもうダメだ。ゼファードルはサイラオーグとの試合で潰れた。サイラオーグとの戦いで心身に恐怖を刻み込まれたんだよ。もう、奴は戦えん。サイラオーグはゼファードルの心―――精神まで断ってしまったのさ。だから、残りのメンバーで戦うことになる。若手同士のゲーム、グラシャラボラス家はここまでだ」
………心まで絶ってしまうほどなのか。
けど、あれほどの力を眼前で見せられたら、仕方ないのかもしれないな。
部長は深呼吸をひとつした後、改めて言う。
「まずは目先の試合ね。今度戦うアスタロトの映像も研究のためにこのあと見るわよ。―――対戦相手の大公家の次期当主シーグヴァイラ・アガレスを倒したって話しだもの」「大公が負けたんですか?」
俺は思わず、部長に尋ねてしまう。
ちょっとしか見てないけど、あのお姉さんの方が強いと思ってたんだけどな。
半ば信じ難いその言葉だったが、部長が俺の問いに首を縦に振ったことで真実なのだと悟った。
「私もアガレスが勝つものだと思っていたもの。……とりあえず、映像を見てみましょうか」
そう言いながら、部長が次の映像を再生させようとしたときに、部屋の片隅で一人分の転移魔法陣が展開した。
あ、この紋様は見覚えがあるぞ。
グレモリー家の勉強会で習ったことがある。
確か……
「――アスタロト」
朱乃さんがぼそりと呟いた。
そうそう、アスタロトの紋様だ。
『ここでガンダム・フレームの一つに出会えるとはな……』
『鉄血の世界に帰れ』
なに勝手に悪魔をモビルスーツにしてんだよ……。
そんな漫才を繰り広げていると、部室の片隅に現れたのは爽やかな笑顔を浮かべる優男がいた。
そいつは開口一番に言う。
「ごきげんよう、ディオドラ・アスタロトです。アーシアに会いに来ました」
~~~~~~~~~~~~
部室のテーブルには部長とディオドラ、顧問として先生も座っている。
朱乃さんがディオドラにお茶を淹れ、部長の傍らに待機する。
お茶に一口付けた後、ディオドラは口を開いた。
「リアスさん。単刀直入に言います。『僧侶』のトレードをお願いしたいのです」
……直接貰いに来たのか。
「ぼ、僕の事ですかぁぁ!?」
「なわけねーだろ」
俺は勘違いしたギャスパーの頭を軽く叩いた。
つーか奴の狙いはどうせ――――
「僕が望むのリアスさんの眷属は―――『僧侶』アーシア・アルジェント」
はらな。
ディオドラはそう言い放ち、アーシアの方に視線を向ける。
その笑みは爽やかなものだ。
が、俺にはどうもその顔が気に食わない。
そして名前を言われた瞬間、アーシアは俺の手を握ってきた。
――――「嫌だ」、という感情の表れだろう。
「こちらが用意するのは―――」
自分の眷属が乗っているであろうカタログらしきものを出そうとしたディオドラへ部長は間髪入れずに言う。
「だと思ったわ。けれど、ゴメンなさい。その下僕カタログみたいなものを見る前に言っておいた方がいいと思ったから先に言うわ。私はトレードをする気はないの。それはあなたの『僧侶』と釣り合わないとかそういうことではなくて、単純にアーシアを手放したくないから。―――私の大事な眷属悪魔だもの」
部長はそう言い切った。
元々比べる気もトレードする気も無いのだろう。
さっすが部長!
「それは能力?それとも彼女自身が魅力だから?」
が、ディオドラはそれでも淡々と部長に訊いてくる。
『その諦めの悪さをもう少しほかの事に注げねーもんかね』
ドライグ、その意見には超同意だ。
「両方よ。私は、彼女を妹のように思っているわ」
「―――部長さんっ!」
アーシアは手を口元にやり、瞳を潤ませていた。
部長が『妹』と言ってくれたのが心底嬉しかったのだろう。
「一緒に生活している仲だもの。情が深くなって、手放したくないって理由はダメなのかしら?私は十分だと思うのだけれど。それに求婚したい女性をトレードで手に入れようというのもどうなのかしらね。そういう風に私を介してアーシアを手に入れようとするのは解せないわ、ディオドラ。あなた、求婚の意味を理解しているのかしら?」
部長は迫力のある笑顔で言いかえす。
キレてるな。物腰穏やかだけど、その言葉の節々には怒りが滲んでる。
けど、ディオドラは笑みを浮かべたままだ。
……何なのかね、あの余裕は。
「―――わかりました。今日はこれで帰ります。けれど、僕は諦めません」
ディオドラは立ち上がり当惑しているアーシアに近づく。
そして、アーシアの前へ立つと、その場で跪き、手を取ろうとした。
「アーシア。僕はキミを愛しているよ。だいじょうぶ、運命は僕たちを裏切らない。この世のすべてが僕たちの間を否定しても僕はそれを乗り越えてみせるよ」
そう言って、アーシアの手の甲にキスをしようとする。
――――が、その寸前で俺は奴の腕を掴んだ。
「お引き取り願おうか。アーシアが嫌がってるのが分からないか?」
すると、ディオドラは爽やかな笑みを浮かべながら言った。
「離してくれないか?薄汚いドラゴンに触れられるのはちょっとね」
…………ほぉ、そいつがお前の本性ね。
「お前のその胡散臭い笑顔よりかは綺麗だとは思うぜ?」
「……フハ八ッ!魔法使い君はジョークも行けるんだね。でも――――」
――――パンッ!
ディオドラが口を開こうとした瞬間、乾いた音が部室に響いた。
見てみると、そこにはディオドラの頬を平手打ちしたアーシアの姿があり、ディオドラは殴られた頬を抑えていた。
そして、アーシアは俺に抱きつき叫ぶように言った。
「そんなことを言わないでください!イッセーさんは……薄汚くなんてありません!!」
これには全員が驚いていた。無論、俺もだ。
あのアーシアが誰かを叩くだなんて、思ってもみなかったからだ。
…………けど、薄汚いって所は、否定が出来ないな。
アーシアには悪いけど。
『相棒………』
分かってるさ、ドライグ。
勿論、アーシアの気持ちは嬉しいさ。
「なるほど。・・・・・では、こうしようかな。次のゲーム、僕は――――――」
「いい加減気づけっての。それとも難視なのか?アーシアはお前の所にはいかない。何があってもな」
ディオドラの言葉を遮って俺は言った。
「大方、ゲームに勝てたら、自分の愛に応えて欲しいとかいうつもりだったんだろ? そういう一方的にに気持ちを押し付ける行為はな、世間一般じゃストーカーって言うんだぜ?」
「……僕をバカにしてるのか?」
「おいおい、難視の次は難聴か?救いようがないな。――――馬鹿にしてんだよ。それに、俺はお前のその目が気に食わないんでね、どうも。胡散臭くて、何か腐ったもん隠してますよってアピールしてるようにしか見えねぇからな」
俺の言葉に怒りを覚えたのか、ディオドラから殺気が放たれる。
が、そんなもんを無視して俺は続ける。
「お前なんかにアーシアは譲れない。例え何があろうともな…………!」
睨み合う俺とディオドラ。
その時、先生のケータイが鳴った。
いくつかの応答の後、先生は俺たちに告げる。
「リアス、ディオドラ、丁度良い。ゲームの日取りが決まったぞ。―――五日後だ」
その日はそれで終わり、ディオドラは帰っていった。
~~~~~~~~~~~~
その日の夜、俺はバイクで夜の道を走っていた。
ま、気分転換てやつだな。
――――と。
「そこに隠れてる奴、出て来いよ」
俺はバイクを止めて目の前の曲がり角にそう呼びかけた。
「あんらら、バレちまってるみたいだぜぃ?」
「ヤッホ~、赤龍帝ちん♪」
そこから現れたのは、カカロットと黒歌。それに――――
「やぁ、兵藤一誠」
白いシャツ姿のヴァーリだ。
「新しい力に目覚めたそうじゃないか。実に興味深いよ。禁手の更に上の領域だなんて……是非とも戦ってみたいよ」
「はいはい、また何時かな。お前らテロリストの癖してよくブラブラしてんな。で、何の用だ?つーかこんなところで何してんだ?」
「仕事帰りさね」
仕事って……まぁ、十中八九テロ関係だろうな。
「まぁ、今日は忠告に来たんだ。だから安心してほしい」
忠告……?
「レーティングゲームをするそうだな?相手はアスタロト家の次期当主だと聞いた」
「あぁ。それが?」
「記録映像は見たか?アスタロト家と大公の姫君の一戦だ」
「おう」
ディオドラが帰ったあと、俺は部長達と共にディオドラ対アガレスの記録映像を確かに見た。
試合はディオドラの勝ちだった。
ディオドラの実力は圧倒的で、奴だけがゲームの途中から異常なほどの力を見せ、アガレスとその眷属を撃破したんだ。
これを見て訝しげに思ったのはほぼ全員。
けど、ゲーム自体ではなく、ディオドラのみに注目していた。
あいつは急にパワーアップしたんだ。
それまではアガレスがかなり追いつめていたのに途中から急に力強くなったディオドラに敗北した。
力を隠していたといえばまぁ頷けるけど、ディオドラの実力はデータ上ではそれほど強いものではなかったはずだ。
先生もディオドラの力に疑問を抱いていた。
先生は生でこの試合を観戦していたらしいけど、事前に得ていたディオドラの実力から察してもあまりに急激なパワーアップに疑問を感じたようだ。
そして、部長と先生の意見は、
「「ディオドラはそこまで強い悪魔ではなかった」」
と、一致していた。
「まあ、俺の言い分だけでは、上級悪魔の者たちには通じないだろう。だが、君自身が知っておけばどうとでもなると思ってね」
「そっか。サンキューな」
俺が礼を言うとヴァーリは驚いたかのように目を丸くした。
それは、カカロットと黒歌も同様だった。
ん?なんか可笑しなこと言ったか俺?
「なんだよその反応…?」
「……まさか、君に礼を言われるなんてな」
「そんなに驚くことか?」
「だって俺達テロリストだぜぃ?」
いや、それでも忠告自体はありがたいもんだしな。
と、ここで黒歌が俺に近づいてきた。
「ねぇヴァーリ、美猴。先に行っててくれる?」
「んぁ?どうしてまた」
「ちょっとこの子と話がしたいにゃん」
話がしたいって言って殺してきたりはしないだろうな?
「……分かった。行くぞ、美猴」
「おぅ。んじゃ~な~、赤龍帝」
そういって二人は曲がり角の向こうに消えていった。
「……んで、話って?」
「…白音は元気?」
白音……あぁ、小猫ちゃんか。
「元気だぜ…って、それがどうしたんだ?」
「赤龍帝ちん……ううん、イッセーちん」
「な、なんだよ急に……」
思わず身構えてしまう。
だって急に名前呼びされたんだぞ?
誰だって警戒するさ!
「あの子の事…ちゃんと守ってあげてね?あの子、すっごく寂しがり屋だから」
「………!」
「じゃあね♪」
そう伝えると、黒歌は去って行こうとする。
が、俺はそれを呼び止めた。
「黒歌!」
「?」
「……何かあったら、必ず守ってやるよ。小猫ちゃんも――――お前も」
「っ」
それを聞いた黒歌は僅かに頬を赤くするも、次の瞬間にはその場から消えた。
やっぱ、どこまで行っても肉親ってのは、可愛いもんだよな。黒歌。
~~~~~~~~~~~~
「そう、ヴァーリが……」
俺は家に帰った後、自室にいた部長にこの事を報告した。
「取りあえず、この事はまたお兄様達に進言するわ」
「了解です」
連絡を終え、俺は自分の部屋の扉を開けた。
するとそこには――――
「あらあら、お帰りなさいイッセー君♪」
あられもないエッチな衣装に身を包んだ朱乃さんがいたっ!!
「あ、あ、朱乃さんんんんんんん!!!?」
「この間の約束ですわ」
あ、そういや約束したな!
でも覚えていてくれたのか!光栄です!
うわぁ、やっぱり似合うなぁ!!
いかん、鼻血が……!
「うふふ、似合ってますか?」
「はい!勿論!!」
俺は迷わず即答する!
「良かった。うふふ、どうします?鑑賞会にすればいいかしら?それとも――――」
朱乃さんは胸元をなぞりながら、エッチな視線を俺へ向けてくる!
「あっちのベッドの上でお触りアリの体験会にした方がいいのかしら?」
な、なんと言う蠱惑的な響き!!!!!
その一言は俺の余計な思考を吹きバスのには十分だった!
はい!と即答しようと思ったとき――――
「何をしているのかしら?朱乃」
おうふ…………!!
俺の興奮は一気に急降下した!
そう――――我らがリアスお姉様の登場によって!
「あらリアス、いたのね」
うわっ、すげぇ挑発的な物言いだ!
部長の
と、そんな時、部屋の物陰から複数の影が飛び出た!
その正体は、それぞれ露出の激しいコスプレに身を包んだオカ研女子部員とイリナだった!
何してんの君たち!?
「うん。動きやすい。下着を着けられないが、機能的に身軽でいいな」
「で、でも、かなりスースーしない?あそこが見えそうで恥ずかしい……」
「そ、それに…透けてますよ、ね?」
ま、まぁ衣装の関係上下着は着けられないからあれだけど………まさかノーパンのノーブラか!?
って、アーシアの衣装からピンク色の物体がチラリと……ってイカンイカン!アーシアをそんな目で見ちゃイカン!!
興奮する俺のもとに歩いてきたのは小猫ちゃん。
小猫ちゃんは巫女服の他に自前の猫耳と尻尾を出していた。
「似合いますか?にゃん♪」
ブッ!!
俺はさらに激しく鼻血を吹き出す!!
「きゃわいいよ小猫ちゃん!!お兄さん感激しちゃう!!」
やべぇ、ここがアヴァロンなのか!?
俺もう死んでもいい!!
っつーか写真撮っちゃいけないのかな!?
スゲェ自家発電に使いたい!!ダメっすか!?
「……私だって負けないわ!!」
おおっと、ここで部長が涙目になって部屋に飛び込んだ!
「…で、何で皆して着替えてるんですか?」
「以前の約束の事を話しましたら、皆で着替えようということになりましたの」
な、成程……にしても刺激が強すぎるぜ。
やべぇ、血、足りるかな……?
と、ここで部長が舞い戻ってきた!
「どう、イッセー?私の方が似合ってるでしょ?」
が、その姿はエッチな悪魔的な衣装だった!
自前の翼をパタパタさせて、自慢げにポージング!
おおぅ、おっぱいがぶるるんと揺れたぞ!
最高です!!
「はい!!滅茶苦茶似合ってます!!!…………って、あれ?」
フラリ……と立ちくらみを感じたかと思うと、俺は力なく倒れた。
どうやら、鼻血を、出し過ぎた様だ…………。
でも、俺は確かに今日、アヴァロンを見た――――
『アヴァロン見たって言うけどよ、結局は童貞だよな』
『それな』
次回、D×Dウィザード
イッセー「テレビ出演か…」
アザゼル「ヒーロー番組だよ」
ドライグ『なん……だと……?』
MAGIC55『新ヒーロー・爆誕?』
次回をお楽しみに!