ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝 作:ふくちか
自分の正義の為に戦ったり、夢を守る為、友情の為、戦えない人達を守る為……皆様々な思いを持って戦うわけですが、そのどれもが行き着く先は、自己満足なのかなと思うのです。
悪い意味ではないというのは、それを得られたからって満足したり優越感に浸ったりせずにあくまで己の理想の為に戦い続けるから。
仮面ライダーの原点は、「敵組織からもたらされた力で戦う」と言うものですから、持ってしまった以上、資格者は大なり小なりの責任に葛藤する。
そして、その力で危険から守ってくれた人達からの感謝の念で、「あぁ、自分は怪物と同じ力で命を守れたんだな」と言う安心感も何処かでは求めてるのではと思います。
やっぱり(一部怪人もいますが)心は人なままですから………。
今回はそんな形として「救えず」、また自分にはその力があった筈なのに「見殺しにしてしまった」イッセーのお話です。
(※この独白は、私が独自に、そして勝手に考えたヒーローに対する考察です。スルー推奨です。これが気に入らないからと言っての誹謗中傷はおやめ下さい)
では、どうぞ
木場side
現在僕達がいるのはイッセー君の家。
そこには、イッセー君を除いたグレモリー眷属と会長率いるシトリー眷属と、白龍皇ヴァーリ率いる「ヴァーリチーム」が一同に集結していた。
「さてヴァーリ、今回の出来事に介入した訳を話してもらおうか。場合によっては、お前をひっ捕らえなきゃならねぇ……っても、お前はテロ組織に加担しているから、捕縛対象なんだがな」
アザゼル先生の発言に、ヴァーリはニヒルに笑って口を開いた。
「ただ強い奴と戦うため……と言う理由では不服かな?」
「あぁ……と言っても、こっちは戦力が不足している。他の勢力も、『禍の団』の連中といざこざを起こしてる以上、この町の戦力だけで今回の会談は防衛しなきゃならねぇ」
「ならば、俺達の戦力は欲しいところだろう?」
………そう、ヴァーリは今回の戦いにおいて、「タッグを組んでも構わない」と告げてきたのだ。
こればかりは僕達をはじめ、先生達も驚きを隠せなかった。
「まぁそりゃそうだがな。ファントムになった悪神ロキにその娘ヘル、更にはフェンリル……不安材料のオンパレードだ」
「…アザゼル、気持ちはわかるけど、今はイザコザを起こしている場合ではないと思うの。お兄様だって了承しているのでしょう?」
「……はぁ、そうだな。取りあえず、ヴァーリの事は置いておく。それよりも――――」
と、ここで扉が開いた。
「はぁ、疲れた……」
「もうヘロヘロにゃん……」
立神君と、小猫ちゃんのお姉さん、黒歌だ。
二人には、イッセー君関連で動いてもらってたんだ。
「黒歌。イッセーの容態は?」
「ちょっとは労わってほしいにゃん、総督さん♪」
「茶化すな」
「はいは~い。傷に関してはアーシアちんが直してくれていたから大した事はないにゃん。自然治癒力も活性化させておいたし、赤龍帝ちんなら明日ぐらいには全快よん」
「そうか「だけど――――」…?どうした黒歌」
「問題は精神のほうよ」
――――ッ。
僕たちは黒歌にそう言われて、安心しかけていた体を硬直させた。
「深層心理の奥深くをロキの魔術で食い破られていた……あんな状態で生きていたのが不思議なぐらいよ」
「その為に立神にも動いてもらったんだろ。で、どうだった?」
立神君はイッセー君と同じく他者の精神世界――――アンダーワールドへと入れる魔法を使える。
今回はイッセー君の内側に入って起こしてもらおうと思ったんだ。
「それが…その……」
「…何だ?」
「アイツのアンダーワールドに、変なノイズが掛かってて、何も映ってなかったんすよ。しかも、変なドラゴンに追い出されるし」
「変なドラゴン?ドライグじゃないのか?」
「全く違ったわ。全身銀色で所々に金の装飾があって、眼が赤色だったわ。あ、後――――ドラゴンっぽかったけど、魔力の本質はファントムその物にゃん」
『ッ!?』
黒歌の言ったことに僕達は驚きを隠せなかった。
イッセー君の中にいるドラゴンは、ドライグだけじゃないのか!?
「だがアザゼル。アンタは疑問に思ってたんじゃないのか?」
「疑問?」
「兵藤一誠の使う…あの四色の、ドラゴンスタイルだったか?その力の元が」
「…あぁ。あんな力をドライグが持っていたっていうのは全く聞かなかったからな。イッセーやドライグに聞いても、上手くはぐらかされるし」
……魔力についての疑問は、僕達も思っていた。
イッセー君が使う魔力は、今までに見たどんな魔力よりも、薄暗くて禍々しかった。
そして――――以前冥界で戦ったフェニックスといったファントムとイッセー君の魔力が、不思議と同じように感じていた。
そして今回の一連の出来事――――。
『素晴らしい殺気…いい具合にファントムの力を引き出せているようだな!だがその魔力……些か危険だな』
ファントムの力と、確かにロキはそう断言していた。
もしかするなら、イッセー君は……。
「皆さま」
「…グレイフィア」
考え込んでいた僕達のもとに、グレイフィアさんが登場した。
彼女にはイッセー君の看病をお願いしていたんだ。
「どうかしたのか?」
「…赤龍帝ドライグが、皆様をお呼びです」
~~~~~~~~~~~~
グレイフィアさんに言われて、僕たちはイッセー君の部屋へと訪れていた。
「イッセー君…」
イッセー君は、死んだように眠り続けていた。
顔色も酷く青ざめ、時折苦しそうに、微かな呻き声をあげるだけだ。
そして、イッセー君の傍に座っていた人物が顔を上げた――――って!
「まだ聖剣と龍殺しのダメージが抜けきってないらしいの……」
「お姉さま!?」
「ソーナちゃん」
そう、魔王セラフォルー様だ。
何故ここに?
「グレイフィアちゃんに呼ばれたの。ドライグ君が話があるって」
『いや、天龍を君付けかよ……』
呆れるように突っ込みを入れたのは、イッセー君の左手の宝玉から聞こえたものだ。
「ドライグ、何のつもりだ?俺達を呼び出して」
『あぁ、実は金に困って………まぁ、冗談はさておき』
…………赤龍帝は今日も平常運航のようだね。
しかも微妙に滑ってる感が満載なんだけど。
「おいおい、お前さん何だか調子悪そうだな」
『うるせぇ!……実はな、お前たちに、相棒の事を話そうかと思ったんだ』
――――それは、僕達が一番聞きたかったことだ。
僕達は、あまりにもイッセー君のことを知らなさすぎる。
「…っ。随分急だな」
『お前達だからだ。お前達には、知る権利がある』
その言葉を皮切りに、ドライグは口を閉じた。
僕達が続きを待っていると、ドライグは口を漸く開いた。
『単刀直入に言う。相棒の中には………ファントムがいる』
やっぱり……!
「…………それは、ロキが言っていたサバトって奴と関係があるのか?」
『あぁ。半年ほど前、日食があったのは知っているな?』
そういえばあったね。
だけど、それとイッセー君に、何の関係が?
『あの時、大規模な魔力の流動があったことは、確認しているか?』
「……あぁ」
「ちょっと待って!私達、そんな話は一度も……」
確かに、それは初めて聞いた話だ。
「そりゃそうだ。確認できたのは三大勢力のトップ陣くらいだからな。とは言え、特に何があった訳でもなかったから、そこまでの騒ぎにはならなかった」
『あったんだよ。その騒ぎが』
ドライグは自棄に力を込めて先生の意見を一蹴した。
「……?」
『ロキの言っていた通り、あの日――――大多数のファントムが生まれた』
――――ッ!?
「…ちょっと待て。ファントムってのはゲートと呼ばれる人間以外からじゃ誕生しないんだろ?まさかっ」
『そうだ。それと引き換えに、一人を残して大多数の人間が………死んだ』
『!?』
あの日食の日に、そんなことが………!?
……ん?でも待って。
「ドライグ。今一人だけ生き残ったといっていたな」
『あぁ。それが――――ここにいる、兵藤一誠だ』
「じゃあ、イッセー君は……」
『そう。その儀式で、相棒はファントムを生み、魔法使いになった。先程そこの小僧を追い出したのは、相棒のアンダーワールドから生まれたファントム――――ドラゴンだ。そうだろう?』
『………あぁ』
今度は、イッセー君の右手の甲が光り、そこからドライグとは違う声が響いた。
「……お前さんが、イッセーがその儀式で生んだファントムか」
『その通りだ。そして、この兵藤一誠が使う魔力は、俺の物でもある』
……そうか。イッセー君の魔力が禍々しかったのは、ファントムの魔力を行使していたからなのか。
「…では、イッセーはゲートだったのか?」
『その通りだ』
「だが、イッセーはあの苦痛を耐えたというのか……?」
ゼノヴィアはこの中では唯一のゲートだった。
事実、彼女も一度はファントムを生みかけた。が、それはイッセー君に未然に防がれた。
『最初はお前と同じように、相棒もファントムを生みかけた。だが……相棒は踏みとどまった。そう………希望を捨てなかったんだ』
「……希望を」
『あぁ。亡き両親との約束――――「他人の希望となれ」、その言葉一つで、相棒は生き残った。だが、この出来事は、相棒の心に深い傷を残した』
深い、傷……。
『絶望しかけていた最中でも、相棒は意識があった。だからこそ、嫌でも脳裏に焼き付いてしまった。――――人が死ぬ瞬間が。そしてそれを救えなかったという後悔……それだけが残った』
「…だが、私にはわかる!」
「ゼノヴィアさん……」
ゼノヴィアは力強く否定した。
「あの痛みは、想像を絶するものだ。イッセーも同じように苦しんでいたのなら、他人を救えなかったとしても、仕方ないじゃないか!」
『…相棒は、ドがつく程のお人よしだ』
ドライグは、そんなゼノヴィアの啖呵に言い返すことなく語り始めた。
そんなドライグの様子に、僕達は困惑した。
「な、何を……?」
『相棒は、もうその時点で禁手に目覚めていた。だから、力を持つ者こその責任感も持っていた。例え同じような状況に陥っても、何故救えなかったんだ………とな。ゼノヴィア、お前の言うように――――相棒は割り切れなかったんだ』
…………イッセー君は、責任感が意外にも強い。
普段はへらへらしているけど、自分が犯した過ちはちゃんと謝罪するし、ギャスパー君の事についても責任を感じていた。
力を持っていたからこそ、「そんな場面で自分はどんなに苦しんでも動かなきゃならない」……そう思っていたんだろう。
『…誰か一人でもその場にいれば、相棒はここまで拗らせることはなかったろうさ。だが――――現実は違った。相棒の前には、誰一人としていなかった。その時の相棒に残されていたものは、その代償に得た魔力だけだった』
「―――――――――そうだよ。俺は……誰一人として救えなかった」
――――ッ!
この声は……
「イッセー君!!」
イッセー君からだった!
驚く僕達を気にすることなく、イッセー君は上半身だけ起こした。
『相棒……』
「…ドライグ。全部、話したのか」
『……あぁ。すまん』
「謝るなよ。何時かは…話さなきゃならなかったしな」
イッセー君は力なく笑うと、僕達を見据えた。
「…ごめん。俺、皆を信用していない訳じゃなかった。でも――――怖かったんだ」
何か声をかけようとした時、イッセー君はポツリと語りだした。
「大勢の人達を足蹴にしてまで、魔力を得たなんて…………最低な奴だって、拒絶されるのが怖かった。人殺しって、貶されるのが、怖かった」
「そ、そんな事は――――ッ!」
「でも本当なんだよッ!!!!」
ないと言おうとした部長の声を、イッセー君は強く拒絶した。
その様子は、何時も飄々としていたイッセー君とは、まるで別人だった
「この事実は、ずっと変わらない……ッ。俺は、皆が思うほどの英雄なんかじゃないんだッ」
その様子は、まるで懺悔のようにも見えた。
「俺は……助けてやれなかったッ!俺の頭には、今でもその人達が苦しんでるんだ!!だけどどうやったって、俺はその人達を救えない…………希望だって、守れないんだッ!!」
一つずつ、イッセー君の仮面が、剥がれ落ちているようだった。
「今まで戦ってきたのだって…………結局はただの自己満足だったんだって…!救えたって、気になって誤魔化してるだけなんだってッ!!」
「イッセー……」
部長が声をかけようとするが、何を言ってやればいいか分からない様子だった。
「俺は……あの時死ぬべきだったんだ…ッ!!」
イッセー君はそう言い切ると、皆を無視して部屋から出て行った。
「…………何が、親友だッ」
僕達は、拳を握り締めた。
僕は……いや、僕達はイッセー君の事を半分も理解してやれなかった……何が、何が仲間だッ!!
「イッセー君…君は、ちゃんと救ってるんだ」…………こう伝えてしかるべきだったのではないのか!?
それは嘘なんかじゃない………そう、嘘や、同情なんかじゃないんだ
―――――行かなきゃ。
「イッセー君の、元へ………」
だけど、僕達は気づかなかった。
グレイフィアさんが、いなくなっている事に。
~~~~~~~~~~~~
イッセーは現在、自宅の屋上にいた。
頬を撫でる風が心地よく、イッセーはこの屋上を気に入っていた。
「…………」
膝を抱えるイッセーに、声をかける者がいた。
『ふん……何時もの馬鹿らしさはどうした?』
ウィザードラゴンだ。
『……』
『…おい。何とか言ったらどうなんだ』
何も答えないイッセーに、ドラゴンは苛立つように声を荒げる。
『……結局、希望なんて、俺なんかが守れるわけなかったんだ。俺に、そんな資格なんてっ』
『……見損なったぞ、兵藤一誠』
漸く口を開いたかと思うと、出てきたのは自己嫌悪の言葉。
そんなイッセーに、ドラゴンは吐き捨てるように言い放った。
『俺の知っている貴様は、そんな弱音を簡単に吐くような奴ではなかったぞ』
『…何が言いたいんだよ』
『……俺が言うのも変だがな、貴様は希望を守らねばならん』
ドラゴンから放たれた言葉は、彼からは想像もつかないワードだった。
『……無理だよ』
『無理かどうかは聞いてない。やらねばならん、と言っているんだ』
『何でだよっ!?絶望していった人たちの希望になれなかった俺が、今更希望になんて――――』
『何時までも過去に囚われるなと言っているッ!!!』
『ッ!!』
ドラゴンにしては、珍しく怒声が放たれた。
イッセーは呆気にとられ、茫然となる。
『……貴様は死の間際の両親に何と言われた?貴様は、皆の希望なのだろう?』
『……』
『たとえ今まで貴様が自己満足という安心感に充足する為に戦っていたとしても………貴様の根底にあるものは……変わっていない筈だろう?』
『ッ』
その諭すような言葉は――――小さく、だが確実にイッセーに響いた。
『…そうだろう?ウェルシュドラゴン』
『……チッ。言いたい事全部持っていきやがって』
『……ドライグ』
今度は、ドライグがイッセーに言葉をかけてきた。
『お前はまだ17のガキだ。そこまで深く考えるな……って言っても無駄だな』
『……』
『ま、これ以上は俺達が言うべきことじゃない。それに、お客さんも来たようだしな』
「え………!?」
思わず表立って声を出して振り返った時、イッセーは眼を見開いた。
「イッセー様」
「…グレイフィア、さん」
先程イッセーを探しに、木場達より速く飛び出した、グレイフィアだ。
グレイフィアは「失礼します」と告げ、イッセーの隣へと腰掛ける。
「……グレイフィアさん。俺はっ」
「貴方は……ちゃんと救えています」
「っ」
ピクリと反応したイッセーに構わず、グレイフィアは微笑みながら続ける。
「大人の柵に囚われていたリアスお嬢様、自分の血を拒絶していた朱乃様、教会から追放され独りぼっちだったアーシア様、姉との過去の出来事に苦しんでいた小猫様、心折られ絶望したゼノヴィア様、他人を恐れていたギャスパー様……そして、私だって幼い貴方の言葉に救われました」
何故だろうか。彼女の言葉は、一言一言すべてが、心にすとんと落ちていく。
まるで、待ちわびていたように。
「……俺はただ、背中を押しただけですよ」
「いえ、貴方は確かに皆の心に希望の光を灯していってます……イッセー様」
「…?」
「自己満足に浸って、安心しない人なんていませんよ」
「!」
イッセーは眼を見開いた。
「大事なのは、そこから次の行動に移ろうか否かだと、私は思います。イッセー様は、そこで満足して終わらず、際限なく人を救っています。そんな貴方を、誰が咎められるのですか?」
「……」
「過去に貴方が救えなかった人達を思って溜め息を吐くよりも、今を生きてる人達の絶望を払ってほしいと、イッセー様が救えなかった方々も、思っている筈ですから」
優しげな声音のグレイフィアに、イッセーは…………。
「何で……」
「?」
「何でグレイフィアさんは……皆は………俺を信じられるんですか?俺は、俺は………っ」
声を震わせながら紡がれたのは、ずっと抱えていた闇…否、本音だった。
それは、叔父の茂にも、相棒のドライグにすら打ち明けた事もなかった。
―――――こんなにも自分の事が信じられないのに。
静かに呟かれた本音は、確かにグレイフィアに届いた。
グレイフィアは一瞬呆気にとられるが、次にはクスリと笑った。
まるでそんな事か、とでも言う様に。
「イッセー様」
「…!?」
ここでグレイフィアは、優しくイッセーを背後から抱きしめた。
急に感じた温もりに、鼓動が僅かに早くなる。
「私や…他の皆様も、そうでしたから。他の誰でもない、兵藤一誠の言葉に、行動に救われたんです」
「!」
「ご両親との約束を守ろうとして、空回る事だってあったとは思います。ですが、貴方によって救われた存在だって、ちゃんといるんです。だから――――」
それを忘れないで…………。
「そうよ、イッセー」
「!」
そう告げられたと同時に感じたのは、複数の気配。
顔を上げると、そこにはリアス達がいた。
「私も、貴方にちゃんと救われた。だからこうして、自由でいられるのよ?」
「イッセーさんは独りぼっちだった私に、色々な物を見せてくれました。そして――――お友達だって沢山増えました。私も、イッセーさんに救われました」
「…血に悩んでいた私を、貴方は拒絶しなかった。私、それだけで、どれだけ救われたか……」
「だから、そんなに自分を下卑しないでください……」
「それに、私達はお前を拒絶したりはしないさ。だろう、ギャスパー?」
「勿論ですぅ!イッセー先輩も、もっと馬鹿になったっていいと思います!」
「今度からは、ちゃんと私達も頼ってね!私達がイッセー君の事、一杯癒しちゃうから!」
「イッセー君、君はこんなにも皆の希望になってるんだよ。君は、ちゃんと希望を繋いでいるんだ」
皆からのその言葉により、イッセーは…………
「……うっ……っくぅ…………!!」
静かに、泣いた。
唇を噛み締め、静かに、確りと、泣いていた。
その涙は、両親を喪った時以来だった。
次回、D×Dウィザード
ヴァーリ「マシになった様だね」
黒歌「それでこそ赤龍帝ちんにゃん♪」
イッセー「俺、ほっとけない程バカなんで」
MAGIC66『親子の絆』
うーん、今回は難産でしたね………果たして皆様を満足できるかどうか(;´Д`A ```