ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝 作:ふくちか
ドラゴン『………兵藤一誠、とうとう壊れたぞ。コイツ』
イッセー「今更じゃね?」
――――翌日。
金色の魔法使いが指定した場所に、俺達はやって来ていた。
その場にいるのは信彦君と俺、晴人だけだった。
他の皆は物陰にて待機している。
あまり大人数で来て変に勘繰られたら困るという晴人の案だ。
「………………来たな」
晴人が虚空を睨むと、その場所に金色の魔法陣が出現する。
そしてそこから現れたのは、昨日見たばかりの金色の魔法使いだった。
そして、手元には信彦君のお母さんを縛り上げた鎖が。
『お前達だけか?』
「俺達が何人来ようがお前には関係ないだろ?さぁ、さっさと信彦のお母さんを解放しろ」
『いや、先にその餓鬼を渡せ』
「…………信彦、行けるな?」
晴人が確認すると、信彦君はこくんと頷いた。
そしてそのまま、金色の魔法使いの元まで歩みだす。
『フン、随分物分かりがいいな』
「……………」
『まぁいい。約束通り、この女は解放する………と、思ったか?』
《チェイン・ナウ》
金色の魔法使いは信彦君が近くまで来ると、鎖で拘束した!
『貴様等は本当にお人好しだな!私がそんな口約束を守ると思っていたのか?』
「だろうとは思っていたさ。だから、ただでは渡さねーよ」
バキンッ!
『何……………!?』
突然、金色の魔法使いの体が揺らいだ。
「……………一杯、食わせれました」
その原因は、アイツにパンチを決めた――――信彦君だった。
見れば、辺りには砕けた鎖が転がっていた。
『どう、いう…………!!』
最後まで言えず、金色の魔法使いは胸を押さえて膝をついた。
その一瞬、奴の手が鎖から離れた。
―――――今だ!
「信彦!出番だ!!」
晴人の号令で、物陰に待機していた信彦君が駆け出した!
何とか止めようとする金色の魔法使いよりも早く、晴人は魔法を発動した!
《バインド・プリーズ》
『!?』
「イッセー!」
「おう!」
《Transfer!!》
俺は前もって強化していた力を譲渡する!
すると、信彦君の走るスピードが格段に速くなった!
『貴様等ぁ!』
鎖を強引に引きちぎった金色の魔法使いは信彦君に襲い掛かる!
「小猫ちゃん!!」
「………ハッ!」
『ちぃ、仙術使いか!』
金色の魔法使いはその拳を躱すが、その間に信彦君は部長に保護される!
『………クックック。どうやら、貴様等を侮り過ぎたらしいな』
「誰も信彦君本人を連れてきた、なんて一言も言ってないぜ?ま、ちょっとした魔法だな」
晴人は不敵に投げキッスを飛ばす。
《コネクト・ナウ》
それに対し、金色の魔法使いは大振りの斧を魔法陣から取り寄せた。
『まさかそこの仙術使いを餓鬼に変化させるとはな』
そう――――これこそ、晴人の考えていた作戦だった。
晴人は前もって金色の魔法使いが約束を破るだろうと推測した上で作戦を立てていたんだ。
俺達はファントムの事は詳しくはないけど、晴人曰く、
「ファントムの中に約束を律義に守る奴はいないよ………一人除いてな」
最後の方は聞き取れなかったけど、晴人のこの力強い発言を、俺達は信じることにした。
まずは信彦君を誰が変装するかに関しては、背丈の近い小猫ちゃんが担当する事になった。
そしてそのまま懐に飛び込んで、仙術を使って相手の気を乱し、その隙に信彦君自身にお母さんを救出させる。
相手を騙し、尚且つ信彦君自身の望みを叶える――――大胆な作戦に最初は度肝を抜かれたよ。
けど、今こうして信彦君のお母さんは救出できた。
……………………本当に凄いな、晴人は。
『………ならば、今度こそ貴様等を排除して我が目的を達成するとしよう』
「達成なんてさせると思うか?」
《ドライバーオン・プリーズ》
晴人がベルトを顕現させたと同時に、俺も籠手を出現させる!
「準備は良いか?イッセー」
《シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!》
「あぁ!行くぞドライグ!」
『応っ!!』
――――変身ッ!!!!!
《フレイム・プリーズ!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!》
晴人は赤い仮面が特徴の魔法使いに、
《Welsh Dragon Balance Breaker!!!!!》
俺はドライグを模した赤い
………ノリで俺も変身て言っちゃったけど、なんか気分がいいな!
って、そんな感動に浸っている場合じゃないな!
「さぁ――――ここからは、俺達赤龍帝の……………」
――――ショータイムだ!!!!
そう言い放ち、晴人は銀色の剣を、俺はアスカロンを構え、金色の魔法使いに向かって飛び出した!
半裸で変身したってことは………社長が新アマゾン候補という可能性が微レ存?