ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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ドライグ『相棒!俺とドラゴンのどっちがカッコいいと思う!!』「
イッセー「どっちでも良いよ」
ドライグ『いーや、それだと納得いかん!こうなりゃどっちが人気あるか勝負だ!!俺が勝ったらお前は一か月間俺の召使だ!!』
ドラゴン『………貴様が負けたら?』
ドライグ『今度の前書きでメイドコスやってやろうじゃねーか!!』
ドラゴン『…気は進まんが、やってやるか』

*これはアンケートとかは取りません
別に投票したからってグレイフィアさんの下着とかはもらえませんので悪しからず

イッセー「誰がやるかぁ!!」
作者「ぶふぉっ!?」





MAGIC84『赤き幻魔の龍』

 

 

 

『新たな世界創造の――――最初の贄としてやろう、赤龍帝共!!!』

 

 

巨大ファントムの胴体から生えているドレイクがそう言うと、独立している二つの咢が一気に襲い掛かってきた!

 

「うわあぁ!!」

「ぬぉっ!」

 

俺たちは必死でアンダーワールドの中を逃げ惑うが、二つの首は尚もその手を緩める事はない!

 

「何なんだよアレ!」

「あのファントムが信彦の魔力の塊だ!」

 

ファントム………って事は!

 

「信彦君が絶望したら、あれが生まれるのか!?」

「そうだ!まだ意思はねーが、生まれたら知性がつく!それに……こんなに規模がデカいんじゃ、相当なファントムになっちまう!何としても食い止めねーと!!」

「でもどうやって!!」

 

あんなデカ物に対抗なんて出来るのか!?

そう聞くと、晴人は不敵に笑った。

 

「何か忘れてないか?俺は魔法使いだ……希望さえ捨てなけりゃ、アッと驚くショーを見せれるんだよ……来い、ドラゴン!!」

 

ドレイクの攻撃を掻い潜って晴人がそう吠えると、晴人の体から炎が湧き出る!

 

 

 

 

 

そして――――晴人に応えるように姿を現したのは、銀色のドラゴン!!

そのドラゴンの出現と同時に、晴人の姿が元の魔法使いの姿に戻る。

 

 

「な、何だこのドラゴン!?」

「ウィザードラゴン。俺のもう一人の相棒だ」

 

ウィザードラゴンは大きく吠えると、そのままドレイクに向けて突貫していった!

二体の巨大ファントムが起こす激突は凄まじく、アンダーワールドに起こる亀裂がどんどん広がっていく!

 

「なんかヤバいぞ晴人!このままじゃっ!」

「分かってるよ、だから………手綱をつける」

《コネクト・プリーズ》

 

そう言うと、晴人は魔法陣からバイクを取り寄せた。

 

「手綱って…………うぉっ!?」

 

意味が分からず首を傾げる俺に構わず、晴人は突如としてバイクを走らせる!

 

「さぁーて、行くぜ!!」

 

晴人は川辺を這うように移動していたドラゴンに向かってバイクをジャンプ!

すると――――バイクが二つに割れた!

 

「はっ!」

 

驚きのあまり俺がボーっとしていると、晴人はそのバイクをドラゴンの背中にくっつけた!

巨大な翼のようにも見えるバイクが合体したドラゴンは、先程までと違って大人しくなっていた!

 

「よしっ、マジで行くぜ!まj………ドラゴン!!」

『……貴様今マジドラゴンと言いかけたな?』

 

え、あのドラゴン喋るのか!?

 

『ドラゴンが喋らないという常識はないぞ、平行世界の兵藤一誠』

「そういうこった。さ、乗れイッセー!」

「……お、おう」

 

何だかもう突っ込む気力も失せた俺は一先ずドラゴンの背中に乗る。

 

「頼むぞドラゴン!」

『……フン、振り落とされるなよ』

「はぁぁ!!」

 

晴人がバイクのハンドを操ると、それに合わせてドラゴンが動き出す!

 

『小賢しい悪あがきを…………死ねぇ!!!!』

 

ドレイクはそう忌々しげに吐き捨てると、此方に向けて夥しい攻撃を仕掛けてきた!

 

「イッセー!ドレイク本体の攻撃は任せたぞ!俺はこのファントムの攻撃をどうにかする!」

「分かった!」

《Blade!》

 

俺はアスカロンから光波を飛ばしてドレイクの放つ攻撃を相殺していく!

その間に晴人はドラゴン本体の炎、周りの水や吹雪、風と嵐の波状攻撃に、その余波で巻き込んだ岩石で攻め立てる!!

 

『クックック………貴様ら蛆虫如きに、このウロボロスを手中に収めた私をどうにかする事など出来ん!!』

「ウロボロス?!」

『そうだ!あの龍神と同じ名を冠すこのファントムの無尽蔵の魔力と、ワイズマンより奪った賢者の石を使い、私は私の望む!ファントムの世界を作り上げる!!』

「そんなの、俺達が許すとでも思ってるのか!?」

『貴様等の許しなぞいらん。いい加減に果てろぉぉぉぉぉ!!!!』

 

そう言うと、巨大ファントムの首が此方に直接襲い掛かってきた!

 

「くそっ!!」

 

俺達は反転して首に食われるのを防ぐ!

アンダーワールドの空を縦横無尽に駆け回りながら、首を落とすべく反撃する俺と晴人!

 

「流石に、硬いなっ………!」

『消えろっ!虚無の闇に飲まれてな!!』

 

突如、巨大ファントムの口が大きく開き、その中から大きな闇の塊が生まれた!

そしてそれは――――俺達を強引に引き寄せる!!

 

「っ!!」

『……闇の、引力かっ!!』

「え、どういう事だよ!?」

『貴様等はこの闇から逃れられん!貴様等の抱く幻想諸共、押し潰されて無くなれっ!!!』

「…だ、だったら!!」

 

ドラゴンは闇に向かってブレスを吹き付ける!

 

「イッセー!お前も手伝え!」

《キャモナシューティングシェイクハンズ!フレイム・シューティングストライク!》

《Transfer!!》

「プロモーション・龍牙の僧侶っ!!!」

《Change Fang Blast!!!》

「ドライグ!!最大倍加だっ!!」

『応っ!!』

《BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!》

「ドラゴンブラスタァァァァァァァ!!!!!」

 

俺と晴人の同時攻撃も加わり、辺りに轟音が轟く!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが――――

 

 

『言った筈だ………幻想だとな』

 

 

 

闇は未だに、健在だった。

更に、

 

 

 

 

 

『ッ!?ぐぅおぉぉぉぉぉぉお………………!!!!』

 

その闇から無数に分裂した龍の首が、ドラゴンに肉体に絡みついていく!

 

「ドラゴ――――ッ!!」

「こ、これは………!?」

 

見れば、俺達の体を闇が侵食していた………っ!

 

『フハハハハハハハハッ!!!これでジ・エンドだな!!!!』

 

まともに動けない俺達は、成すがまま闇へと飲まれていく。

 

 

「ちく、しょう…………!!!」

 

 

 

 

そうして俺達の意識も―――――闇に落ちていった。

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

 

「……い、………せー…!…………っせー!…………イッセー!」

「……んっ」

 

薄れていた意識の中、俺は誰かの呼び声によって目を覚ました。

目を開いて頭を上げると、そこには晴人がいた。

 

「…晴人。俺達、どうなったんだ?」

「さぁな。ま、まだ死んだ訳じゃないっぽいけど」

 

辺りを見渡してみると、真っ暗な闇以外何もなかった。

 

「さて、問題は……どうやってここを抜け出すか、だな」

「殴って突破は出来ないのか?」

「無理だった。と言うより、ここは無限に闇が広がってる空間っぽいんだ。殴っても感触がなかった」

 

一応拳を振るってみたが、晴人の言う通り、何かを殴ったという感触が一切なかった。

シャドーボクシングをしているような感覚だった。

 

 

 

「………ん?」

「どうした、晴人?」

 

と、ここで晴人が何かに気付いた。

俺も晴人が見ていた方向に視線を飛ばすと、徐々にこの空間が白く染まっていくのが見えた。

 

『相棒、一ついいか』

 

そんな時、晴人の側のドライグが声を上げた。

 

「どした?」

『この空間、崩壊してる』

「「……………ええぇぇぇぇぇえぇぇぇぇ!?」」

 

何サラッととんでもない事暴露してんの!?

 

「お前何時から気づいてた!?」

『「……い、………せー…!…………っせー!…………イッセー!」の辺りから』

「冒頭からじゃねーか!何でもっと早く言わなかったんだよ!?」

『や、何かお取込み中だったし邪魔しちゃ悪いかなと』

「余計な気ぃ使わなくていいよこのマダオ!!」

「それよりどーすんだよ!?考えてる余裕なんてないぞ!!」

 

見れば崩壊のスピードがどんどん加速してるし!

 

『え?じゃあ漫才やってる余裕もないのか!?』

「あるか!!第一漫才なら何時もやってるじゃねーか!!」

「『何時も!?』」

『だって俺今回の章で出番が何時もより少ないんだぜ!?やっぱこの合間に挟む俺の小粋なジョークがだな………』

「知るかよ!?それよりどうやってここから脱出するんだよ!」

『そんな事より漫才させろ!!』

「「『勝手にやってろ!!!』」」 

 

ってヤバい!このままじゃ漫才やったままで死ぬ!!

そんな死に方笑えねぇ!!

 

「……一つ、大博打がある」

 

そう言って晴人は懐から指輪を一つ取り出した。

 

「それは?」

「俺の指輪はさ、伯父さんが作ってくれてて。この指輪もこの世界に来る前に渡されてたんだけど、今の今まで忘れててな」

「?」

「…つまり、俺にもどんな効果が発揮されるか分からない」

 

 

 

って事は……

 

 

「この状況を打破できる飛び切りの魔法か、或いは外れか――――この賭け、乗るか?」

 

指輪には、龍と龍が被さってる?様な絵が描かれていた。

それがどんな魔法なのかは、分からない。

 

 

これを使った先が、希望なのか………絶望なのか――――

 

 

「ま、安心しろよ。おっちゃんに限って、そんな事はないだろうからさ」

 

晴人はそんな俺を見て安心させるように、けど確信の籠った声で言った。

 

「…何で分かるんだ?」

「俺のおっちゃんだからな」

 

 

―――――その一言を聞いた瞬間、俺は間髪入れずに頷いた。

 

 

「………俺も賭けるよ。そして………このクソッタレの絶望を変えてやろうぜ!!」

 

 

理由なんて、理屈なんていらない。

 

 

 

 

晴人が希望への道筋に繋がってるって信じるなら、俺も信じるだけだ!

 

 

「――――勿論だ!」

 

 

晴人は指輪を付け替え、魔法を発動した――――

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

『さて……さっさとこの餓鬼の体を突き破り、我が悲願を達するとしようか』

 

アンダーワールドに残ったドレイク極龍態は信彦のアンダーワールドを破壊すべく、龍の咢に光を集中させる。

 

 

 

だが、その瞬間は突然訪れた。

 

 

 

 

ピシィッ!!!

 

 

『!?』

 

何かの割れる音が聞こえ、ドレイクは咄嗟に振り替える。

 

『……こ、これは!?』

 

ドレイクの眼には、先程イッセー達を包んだ闇に亀裂が走っている光景が映っていた。

 

 

 

馬鹿な、と思っているドレイクの眼前で、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――バキィッ!!!!

 

 

 

 

 

 

《Soul Fusion Welsh Wizardragon!!!!!!!!!!!!!》

 

 

 

 

力強い音声と共に、闇は完全に崩落した。

 

 

 

そして、ドレイクは見た。

 

 

 

 

 

闇が佇んでいた場所より、天高く飛翔する存在を。

 

 

 

 

 

 

 

 

グォオオオオオオオオオオオオオオン――――――!!!!!!!

 

 

 

 

 

天に向かい吠えるそれは―――――――――

 

 

 

 

 

 

「もうお前の好きにはさせないぜ!!」

「言ったろ?もう――――お前のお楽しみはここまでだ、ってな!!!」

 

 

赤い鎧のような鱗に覆われた、金色の装飾が目立つ銀色の龍だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞳―――――赤と緑のオッドアイが、ドレイクを睥睨していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さぁて、イッセー達と共に現れたこのドラゴンの正体は、次回明らかに!



ドライグ『次回はなんと!俺のガシャコンキースラッシャーが唸りを上げるぜ!!!』
ドラゴン『その小さいバグヴァイザー仕舞えよ』
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